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慣用的表現で、I am to blame(非難されるべきは私だ)や、Who is to blame(誰がわるいんだ)はよく見かけます。辞書でblameは他動詞
で、とがめる、<罪・責任を人に>負わせる、..のせいにするなどの意味があります。なぜtoがつくと、非難するから非難されるに意味が
転換しちゃうんでしょうか。toの品詞と役割が分かりません。あるいは何かが省略されているのでしょうか。ご教示いただきたいと存じま
す。
(非難されるべきは私だといいたいときに、このイディオムを知らなければ、I am to be blamed とか、I should be blamed といいそう
ですよね。)
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

No.3さんが仰るようにthe oneを補ってみるのが分かりやすいと思います。



また、紛らわしく感じられるのは、名詞+to不定詞に二種類(+α)の構図があるからだと思います。

O + to V
books to read, the house to rent, things to buy, etc.
動詞が他動詞で、且つ目的語を欠いている。

(for) S + to V (O)
the man to deserve it, things to be done, the world to come, etc.
動詞が自動詞か、目的語をすでに抱えている他動詞。

I am (the one) to blame.
I am (the one) to blame him.

the one to blame は、他動詞が目的語を欠いていますから、O + to V で "blame the one "という意味が成り立っています。「私は責められてしかるべき(人)だ」

the one to blame him は、他動詞が目的語をすでに抱えていますから、S + to V (O) で、"the one blames him"という意味が成り立っています。「私は彼を責めるつもりだ」「私が彼を責めても当然だ」

( the one は説明の便宜上挟んでみたので、外しても、I to blame, I to blame him といった意味を考えれば同じことです )

to不定詞は、基本的には「方向」を示していると思います。to以下が「指向される」ということで、場合によって「予定」「予測」「可能性」「当然」などさまざまなニュアンスを持つのではないでしょうか。

鍵になっているのは、目的語が充たされているかどうかということだと思います。

 *

以下、本問とは関係ありませんが、「名詞+to不定詞」のその他の構図です。

N + ( for S ) to V (O)
「SがV(O)する"ための"」Nで、NとVの間にS,V,O,の関係は無い。N is good (favorable, avilable, efficient, suitable, appropriate, proper, right, proportionate, enough, etc.) to V(O).という関係が隠れています。
the opprtunity to direct plays, a theatre to play Shakespeare, the nearest way to the station, enough reason to make an objection, a good day to go on a picnic, etc.

"V to V'"の V が名詞化した形。
a tendency to get fat, advice to save the fuel, a suggstion to invite those people to the forum, etc.

他にもあるかもしれませんが、見付けたいくつかのパターンでした。No.2さんが仰るように、いろいろな関係性が「名詞+to不定詞」の形一つ取ってみてもあるんですね。

*

投稿前にRiverさんの意見を拝見しました。う~ん、どうなんでしょう。私も素人に過ぎないので自信はありませんが、Yahoo辞書では動詞の項で説明されていましたので、参考までにページを貼っておきます。

http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=blame&stype …

I have only myself to blame. という表現などは、I am to blame. が I have myself to blame. の意味であることを想像させますが … 。
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この回答へのお礼

有難うございます。ご丁寧に説明していただいて感謝しております。皆様、本当に有難うございました。でも、難しかったです。

お礼日時:2005/03/02 15:41

Daifukumochiさんの質問を読んで、かつて同じ疑問をもったことを思い出しました。

しかし、結局そのままにし、そのうち慣れてしまって、いつのまにかそういうもんだと妥協してしまいました。そんな背景があって、"I am to blame"を見て、再び好奇心に駆られました。

まず、"blame"と同じような意味を持つ単語をいくつか拾い出しました。"censure"、"criticize"、"condemn"、"fault"などですが、"I am to blame"と同じ意味になる用法はありません。
次に、イディオム辞典の類いを当たりましたが、"to blame"の意味だけで、その背景説明は見つかりませんでした。
そこで、考えたのが、eazyurider1997さんと同じで、名詞と見たらどうか、という観点でした。
To blame, in the phrase, he is to blame, signifies blamable, to be blamed.
Webster’s 1828 Dictionary
URL:  http://tinyurl.com/5zpob
この記載は名詞の定義の後にあります。こじつけの感はありますが、名詞とみても間違いではないだろうと考えました。
さらに、「to」に適当な定義はないかと探した結果、これがありました。
to (RECEIVING)
Cambridge Advanced learner’s Dictionary
URL:  http://tinyurl.com/6o2h2
つまり、"I am to blame"は"I am the one who receives the blame"とならないかというのが、提示したいアイディアです。
しかし、今ひとつ説得力に欠ける恨みがあります。
まず、to (RECEIVING)の文例が次の3つで、あまり適切な感じがしません。
I lent my bike to my brother.
I told that to Glyn and he was horrified.
Who's the letter addressed to?
しかも、"to blame"だけが存在し、"to censure"とか"to fault"では成り立ちません。
現時点ではこれが精一杯で、もう少し調査を続け、もっと説得力のある結論が出たら、また投稿します。
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この回答へのお礼

有難うございます。皆さまに熱心に考えていただいて、感謝です。でも、やはり難しいですね。

お礼日時:2005/03/02 15:33

 面白い問題ですね~。

こういう問題大好きです。と、言っても明確な答えがあるわけではないのですが…。一応私の力の限りの推論として。

 私の辞書(旺文社のcomprehensive中辞典)ではto blameの項目は他動詞の欄に載っていますが、あえてそれに逆らい、blameを名詞、toを前置詞ととらえてみると…
 toには「特定・不特定の到達点またはそこにいたる方向」という原義があるようです。これを当てはめて直訳してみると…「私は責任(罪)の方向へと向いている」……ここから「責任は私にある」と持っていくのはちょっと無理があるような気がします。名詞blameの例文にも”The blame lies with him.(罪は彼にある)"や"lay the blame on~(罪を着せる)"など、toよりふさわしい前置詞・用法が見受けられます。

 そうするとこの言い回しは不定詞と考えるしかありません。でもblameは他動詞。目的語は何?このままだとblameの主語は主節の主語と一致してしまいます。私は次のような省略では?と考えてみました。
"I am (the one=the man) to blame.
名詞を補語に持ってくれば、不定詞(形容詞用法)の修飾する名詞は意味上の目的語になれるし、the one,the manといった、ある意味言わずもがなの名詞・代名詞は比較的省略しやすいのでは?という薄~い根拠に基づいています。

 こんな程度で参考になったかわかりません。結局ただの推論にすぎませんが、頭を整理する一助になれば幸いです。
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この回答へのお礼

有難うございます。この線もありますね。でもまた分からなくなってきました。

お礼日時:2005/03/02 15:26

 最初の回答者が書いていらっしゃるように、慣用句ですから、そう覚えればいいのですが、質問なさった方は、それを承知で、疑問を書いていらっしゃるのでしょうから、「慣用句だから理屈を言わず、覚えろ」と言われても、釈然としないのではないでしょうか。

そこで、あえて理屈を言ってみます。
 昔は、どの言語でも、語彙も少ないし、表現の仕方も単純でした。不定詞も、"to ~" の形だけで、今の "to be 過去分詞" も "to have 過去分詞" も "to be ~ing" もありませんでした。そんな細かい言い分けはできなかったのです。前後関係で細かい部分は判断していたのです。そうすると、(今の英語の単語や綴りでイメージをつかんでもらうと)"I am to blame." は「私が責められるべきだ」という意味であろうことは文脈から明らかですから、それで済ませていたわけです。後に "to be 過去分詞" という厳密な言い方が発達してきますが、"be to blame" や "a house to rent" のように決まりきった語は、その後も昔のままの表現が固定して使われています。
 したがって、あなたが 「"I am to be blamed." といいたくなる」とおっしゃても、別に異常なことではなく、めちゃくちゃな英語というわけでもありません。慣用的ではありませんが、それはそれで現代の英語の厳密な言い方を尊重した正しい英語と言えます。あまり使う人はいないから、そういう意味では、理屈を言わずに覚えたほうがいいのかもしれませんが。
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この回答へのお礼

有難うございます。なあるほど。納得できる説明ですね。

お礼日時:2005/03/02 15:24

あなたも書いているように、慣用的表現は、理屈ぬきで覚えた方が良いと思います。



どの辞書にも次のような説明があると思います。

   「be to blame」
責められるべきである, 悪い,(悪いことの)原因である,〈for ..のことで〉.

・ Who is to ~ for this blunder?
この失態はだれの責任か.
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この回答へのお礼

有難うございました。仰るとおりですが、どうしてなのか知りたかったもので。

お礼日時:2005/03/02 15:16

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