プロが教えるわが家の防犯対策術!

国際金本位制が1930年代の大恐慌(大不況)の原因になっているのですが、どのような意味で原因になっているのかを教えて頂きたいです。

A 回答 (1件)

米国に金が集中し、ために米国の株式が


暴騰し、その反動で株式が暴落し
大恐慌が発生したわけです。



1914年の第一次世界大戦が始まると、
イギリスなどヨーロッパ諸国はアメリカからの武器輸入のため金
の流出が急増したため、金本位制を一時停止し、
金の輸出を禁止した。

大戦の終結後、戦後経済の復興にともない、
各国は金の輸出を自由化して金本位制に戻した。

金本位制に復帰したことよって各国の通貨は金との
等価関係にあることとなり、相互に交換が自由に
行われることが保障された。

しかし、この時、イギリスは国家的威信にこだわり、
旧平価(大戦前のレートである1ポンド=4.86ドル)で
金本位制に復したため、
国際競争力を失っているという現実に合わず、
輸出が減少したため貿易収支が悪化し、
資金がアメリカに移動してしまった。

一方、アメリカは金融緩和を進めたことと
相俟って世界中の資本がアメリカに過度に集中し、
アメリカの株式市場が暴走する遠因となった。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!