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自閉症スペクトラムの受身型(受動、孤立)
と場面緘黙症の人たちは、一見似ていますが心理的には違うのでしょうか?
私は元場面緘黙症なのですが、恥ずかしさと緊張が激しすぎて、周りと関わると疲れます。そして孤立します。ドキドキしすぎてうまく自己表現や反応ができません。これは自閉症スペクトラムの受身型の症状でもありますか?

A 回答 (1件)

心理的に同じとか違うとかは、一律には言えないと思います。


ASDは心理状態を判定基準にしてないでしょう。 場面緘黙・選択性緘黙も同様です。 朗らかなASDも鬱々したASDもいるでしょう。選択性緘黙症でも同様でしょう。
選択性緘黙でも、恥ずかしがりとは異なる人もいます。

> 周りと関わると疲れます。そして孤立します。

文章の理解、用語の解釈が難しいと思ってしまいます。
「選択性緘黙」の「選択性」は、「本人が状況を選んで」という理解をするのは間違いで、「ある種の状況だと」と理解するのが普通です。 「周りと関わると疲れるので、疲れないように、周りと関わるのを敬遠し、孤立に向かって舵を切る」と理解していいのでしょうか。 選択性緘黙で「話すことが期待されている特定の社会的状況であるにも関わらず、いつも黙りこくっているため、仲間から態度悪い・おかしいと嫌われ、排斥されて、結果孤立してしまう」ということではないのですね。
運動でも、勉強や仕事でも、ゲームでも、お風呂・入浴などでも、状況によっては寝ていても、「疲れる」ことはあります。 疲れるというのは、悪いとは限らないです。 疲労することが大事というか、「あぁ、つかれたー」というくらいがちょうど良いことも多いです。 
自転車に乗れるようになるのに、すぐに乗れるようになる子もいれば、相当に練習しないと乗れるようにならない子もいます。 でも、乗れるようになると通学でも遊びでも楽になるし、仲間はずれの孤立にならずに済むし、快適に自転車を漕ぐのは気持ちよく楽しいのですから、大変苦労しても自転車に乗れるようにした方がいいです。
日本に産まれ育ったのであれば、日本語を聞き取り、話せ、書き、読めた方が良いです。 日本語の学習は日本で暮らすのには大事です。 親しい人だけがいる普段の生活の場で話しが出来るだけでなく、教室、塾、部活、面談、会議、打ち合わせなどで、いつもとは違うメンバーを相手にしているときも、普通の人がやれる程度には話せることが大事です。 日本語しか知らないので、外人さんとの場面では緘黙になるのであれば、片言、身振り混じりでも話せるように、日本語以外の言葉だって覚えるようにした方が良いです。


> これは自閉症スペクトラムの受身型の症状でもありますか?

ASDの診断で、《以下のA、B、C、Dを満たしていること》
A:社会的コミュニケーションおよび相互関係における次の3点の持続的障害
  A-1 社会的・情緒的な相互関係の障害。
A-2 他者との交流に用いられる非言語的コミュニケーションの障害。
A-3 年齢相応の対人関係性の発達や維持の障害。
B:次の4点中で2点以上に特徴的に該当する反復する活動スタイル
  B-1 常同的で反復的な運動動作や物体の使用、あるいは話し方。
B-2 同一性への執着、日常動作への融通の効かない執着、言語・非言語上の儀式的な行動パターン。
B-3 集中度・焦点づけが異常に強くて限定的であり、固定された興味。
B-4 感覚入力に対する敏感or鈍感、感覚に関する環境への並外れた関心。
C:症状は発達早期の段階で必ず出現する (後になって、子供のときからと気がつくことも)
D:症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な障害を引き起こしている。

この【A-1 社会的・情緒的な相互関係の障害】にいろいろなタイプにがあって、①誰とも関わらない、②周りに流され易い、③やけに馴れ馴れしくする、④相手に威圧的高圧的、 その他にも、流されているのではなくうそ・虚言・その場しのぎ・大げさ・追従がひどく・話しがころころ変わる・茶化しばかりというタイプもあるでしょう。
どのようなタイプであるかは重要ではないです。【A-1 社会的・情緒的な相互関係の障害】を起こしているかいないかだけです。 『自閉症スペクトラムの受身型の症状』というとらえ方をするようなことでは、ないでしょう。

ASD Autism Spectrum Disorder 自閉スペクトラム症の、自閉・Autismって、閉じこもり引き籠もって一人孤独孤立というのではなくて、《状況に応じて人間関係を上手くやっていくことが出来なくて社会生活を送る上での障害になっている》ということでしょう。

《心理的には》との修飾限定がどのようなことを期待されているのか読み取れないのですが、《①だれとも関わらない孤立孤独のような生き方》をしていても、そりゃいろいろでしょう。 「だれとも関わらない孤立孤独のような生き方をしている人の心理は~~~で」と単純に推定出来るようなことは難しいでしょう。

場面緘黙も、不安を感じやすい人がなりやすいという傾向はあるようですが、不安症の人は場面緘黙になるってものでもないです。 
   場面緘黙と同じもの   ※選択性緘黙 ”Selective Mutism”
DSM-5における選択性緘黙(Selective Mutism)の診断基準
A. 他の状況で話しているにもかかわらず,話すことが期待されている特定の社会的状況(例:学校)において,話すことが一貫してできない.
B.その障害が,学業上,職業上の成績,または対人的コミュニケーションを妨げている.
C.その障害の持続期間は,少なくとも1ヶ月(学校の最初の1ヶ月だけに限定されない)である.
D.話すことができないことは,その社会的状況で要求されている話し言葉の知識,または話すことに関する楽しさが不足していることによるものではない.
E.その障害は,コミュニケーション症(例:小児期発症流暢症)ではうまく説明されず,また自閉スペクトラム症,統合失調症,または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではない.

Eにもあるように、ASDでなくても、他の精神病性障害がなくても、場面緘黙・選択性緘黙が起きることはあるのです。

《心理的には》などと気にしてないで、場面緘黙を改善し、普通に近い社会的コミュニケーションをとれるようにした方が良いでしょう。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tokkyou/58/ …
この上のPDFには、10~30代の男女10名に参加してしてもらった方法で、10名全員に改善が見られたとのことが書かれています。
治療や改善のために、現実やいろいろの理屈を知ることは大事でしょうが、ただ、あれこれの障害や疾病をトピック的に情報を集めていると不安や恐怖をさらに大きくし、社会からの退行、小さな自分の中に引き籠もる方向に進むばかりという危険もあると思います。
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