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強迫性障害です。
私が通っているのは大学病院で心理士による精神療法を行っていないので、転院を考えています。
いつも「〇〇しでかしたのではないか?」と不安が思い浮かぶと、一生懸命記憶をたどって、そのうちに本当にやってしまったような錯覚に陥ります。
特にやってはいけないことの不安が多いです。
いろいろな強迫がありますが、例えば不潔恐怖なら「トイレの床にスマホなど大事な物を擦り付けたのではないか?」という自分があえてやるはずの無いことを本気でやってしまったような錯覚に陥ります。
多く人のアドバイスをいただいてきましたが、「いちいち記憶をたどらない」とか「不安は受け流す」と言うような事がなかなかできません。
こういったことは不安を画面する時は不安が強くなるけども時間の経過とともに気にならなくなってくるのでしょうか?
よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

>転院を考えています。



その方がいいでしょうね。とくに、認知療法(認知行動療法)、暴露療法、森田療法に詳しい心理士や精神科医が常駐しているところを探してみてください。それらに詳しい医療機関を探せない場合は、発達障害、パニック障害、家族関係療法、PTSDの治療、等に強い医療機関を探してみてください。

また、特にあなたはトゥレットと似た強迫症状(してはいけないこと、するべきではないことを逆に強く意識して、場合により実行してしまう症候群)が強めに出やすいようですね。

あなたはいわゆる「トゥレット症候群」の人ではなさそうですが症状としては隣接しているとも言えます。つまり、トゥレットの人と大体同じ脳の部位に何らかの不具合が生じている可能性はありそうです。そして、トゥレット症候群の人は、発達障害を持っていることがよくあります。

ですから、今までの生活全体を振り返ってみて、発達障害の症状や感覚過敏(発達障害がある人の殆どが五感の何らかの過敏症です)が自覚されている場合、発達検査を受けてみるのも、あなたの強迫性障害の理解や治療の助けになるかなと思います。

数値の上では発達障害と診断されなくても、検査結果からあなたの基本の性質が細かく把握できるので、治療する側もその方がスムーズかもしれませんしね。

他に気にしてみるといいのは、あなたの親子関係です。強迫性障害の人の多くが親子問題を抱えています。親子関係、家族関係に何らかの偏りや問題があると自覚出来ている場合、親子関係から見つめ直していくのも大事です。

その他、PTSDなども関係することがあります。過去にショックな体験があって、その後から症状が出てきている場合は、最初のひきがねになったトラウマ体験をケアすることも大事になります。

>「トイレの床にスマホなど大事な物を擦り付けたのではないか?」

上のような極端な妄想は、認知の歪みとして解釈することも可能です。
認知療法もいろんな方法があるので、専門家に相談するのが一番良いのですが、例えば上の例について言えば、以下のように考えてみることができますか。

・それが事実だとして、だから何なのか?
・それが事実だとしても、自分は死なない。

トイレの床にスマホを置いたとしましょう。で、だから何ですか。
スマホはトイレの床に置いた程度で、いきなり爆発して壊れるんでしょうか。そんなことありえません。

「トイレの床にスマホを置いてもトイレもスマホも壊れない」
「トイレの床にスマホを置いても自分は別に死なない」

それが事実です。

しかし、あなたはこう思うかもしれない。こわれないけど、ばい菌で汚れてしまってさわれなくなる。触ったら病気になる。下手すると死ぬかもしれない。

でも、現実には平気で触れますし病気にもなんないですよ。疑うなら実際にスマホをトイレの床に置いて自分で拾ってみるといいでしょう。

触った時に、手が真っ黒に変色してしまいますか。急に腐り落ちたりしますか。しませんね。手が汚れた気がします?それは事実かもしれない。然しその汚れは、石鹸で1回、丁寧に手を洗えばそれで十分落ちてしまうレベルの汚れです。

一応言うと、人間の皮膚は皮脂である程度カバーされているのですが、シツコク石鹸で手を洗うと、その皮脂が全部剥がれ落ちてしまい、皮膚そのものがボロボロになります。そして皮脂がなくなった皮膚は、それこそ、ばい菌が簡単に入り込みやすくなります。

だから本格的に不潔な人になりたくなければ、石鹸を使って手を洗うのは1回、多くても2回で終わりにしてください。石鹸を使い過ぎると、手は清潔になるどころか、いよいよ不衛生に不潔になる。それが「事実」です。

スマホも同じです。消毒液付きのペーパーなどでスマホの表面を丁寧にふき取ってください。そうしたらスマホはまた綺麗になります。匂いを嗅いでください。排泄物の臭いがするでしょうか。しませんよ。それを確認しましょう。

あなたはこうも思うかもしれない。スマホが臭くなったりはしないけど、一旦トイレの床に障ったスマホを自分がもう一度触るのが「気持ち悪い」「さわりたくない」「なんか不愉快だ」と。

それは健全な感情だと思います。誰でもトイレの床に一旦ふれてしまった持ち物をまた触るなんてのはイヤなんですよ。

だけど「不愉快だ、イヤだ」という気持ちと、実際に「病気になる」とか「死んでしまう」ということとは、全然別のことです。

この違いは何度でも確かめてください。

あるものごとは不愉快で、気分が悪い。だけど、その不愉快さを経てもなお、自分は生きてる。不愉快と言うだけでは、人間は死なない。死にたくなる、絶望する、ウンザリする。拗ねたい。そういう気持ちと、実際に心臓が停止することは、全然別のことです。

この違いをすんなり理解できるようになると、強迫障害は治ります。

上に書いたのは少し雑ですが、認知行動療法の基本イメージです。

認知療法とは、無知や偏見ゆえの想像恐怖や良くない思い込みをひとつずつ特定して、正しい情報、正しい認知に順番に入れ替えていく作業のことです。

強い思い込みや恐怖は、1回の正しい情報の学習ではすぐ補正できないことがあります。だから実際の認知療法ではもっと丁寧にゆっくりと、あなたの状態を見ながら何回にも段階を分けてセッションしていきます。

行動を伴ってみることもあります。トイレの床にスマホを置くと本当にばい菌で汚れまくって使い物にならなくなるのかどうか、実際にトイレの床にスマホを置いて実験してみよう、例えばそういう行動です。

そういうことを実践しながら、ひとつひとつ確かめて、よく納得していく。その作業を認知療法と同時に行う場合は、二つをあわせて「認知行動療法」と呼ばれます。

上のことは、恐怖症の恐怖対象に向き合うという意味で、暴露療法とか、エクスポージャーと呼ばれることもあります。いずれにしろ、想像で勝手な考えを持つのを段々手放して、実際の正しい知識を学んでゆくことで、より現実的に理性的に思考したり行動したりできる自分になることを目指します。

私はあなたのカウンセラーじゃないので、ここではただ、認知療法のあらましを少しでも理解していただくために、一方的にでまくしたてるように情報を畳み込んで書いていますが、実際には、あなたのペースに合わせて、もっとのんびり、もっと穏やかな問題からゆっくり丁寧に取り組んでいくので、そこは安心されてください。いきなり、じゃあお前のスマホをトイレに置いてみろよ絶対死なねえから今すぐやれよ、なんてあなたに迫るようなカウンセラーはいませんので。

ちなみに「森田療法」は、もうちょっと特殊です。長くなるのでここでは説明しませんが、興味があったら調べてみるといいでしょう。特に日本人には、ロジカルシンキングや科学的事実に基づく認知療法よりも、心の中をじっと見つめる「内省」の態度や、生活態度の改善を段階的に身につけていく森田療法のほうが、気持ち的にフィットして取り組みやすく、実際に有効なケースも多いようです。

なにごともそうですが、自分の性質に合うやり方、合わないやり方があるので、なるべく自分に合う方法を探しましょう。

なお、認知療法のバリエーションで、例えば以下のように考える場合もあります。

・トイレの床はどのくらい汚染されているか?「10段階評価」でいえばどのレベルか?

たとえば、排泄物そのものの汚染度を「レベル10」だとします。
そうすると、ウンチの汚染度は「10」です。
一方で、排泄物が存在していない空間の汚染度は「0」だとします。

そうすると、トイレの便器の汚染度はいくつぐらいでしょう。
トイレの便器には、ウンチがちょっとついてしまうこともありますね。
そうすると便器の汚染度は「9」かもわかんないですね。

でも、トイレの床はどうでしょう。トイレの床にウンチがどっさり落ちてることって実際あんまり見たことないんで、トイレの床は、便器に比べたら、きれいですよね。だからトイレの床の汚染度は「8以下」だと考えます。

だけど、ウンチをする空間の床ではあるので、ちょっとは汚いかもわからない。そうすると汚染度が「0」ってこともなさそうです。
じゃあ「5」ぐらいかな?
だけど毎日キチンとトイレの床を掃除していたら「3」かもしれない。
洗剤や薬品を時々つかったり、トイレの床材が大理石だったりしたら汚れはつきにくいので、そうしたら「1」かもしれない。

例えばそういう風に数値でレベルを自分なりに考えて設定してゆきます。
汚れていたら掃除をする、みたいな自分の行動を加えて、汚染や恐怖のレベルを自力で実際に下げられることも、学んでゆきます。

そんな風に認知療法や認知行動療法では、思い込みや恐怖対象の恐怖レベルを自分で一つ一つ決めながら、レベルを段々下げていったり、色々な環境や条件を比較しながら、「ふつう」「中間」「ほどほど」の状態を自分で見つけてゆく、そういうやり方を取る場合もあります。

>「いちいち記憶をたどらない」とか「不安は受け流す」と言うような事がなかなかできません。

記憶をたどりたければ、気が済むまで辿ればいいですよ。

だけど記憶をたどるふりをして妄想しているだけだったら記憶の検証になっていません。客観的な事実や詳細な記録に基づいて、丁寧に記憶を辿る、偽物の記憶≒妄想は、安易に採用しない。そういう態度は大事です。

不安も同じです。不安と向き合う時間をとりましょう。思い込みや偏見をキチンと補正して、正しい知識や正しい認識に改めてゆきます。そうしたら不安は消えます。
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「不安を受け流す」って、難しいですよね。


不安は不安のママで良いのかと。
否定する必要も無い。

不安が起こったら、「あ、これは不安なだけだ」と自覚し「とりあえず、置いておこう」と頭の中に空き箱をイメージして、その中に入れて蓋をする。そして、出来ればその時にやれること、やるべき事を見つけて取り組む。例えば、洗い物など水に触れる物ならば、なお良い。ただし、気持ちが落ち着いたら、元の作業に戻る。
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精神薬は例外無く、超高価なくせに、効果は殆ど無くて、危険な副作用だけが山盛りな上に依存性が非常に強いし、殆どの精神科医は、3分診療でロクに患者の話しを聞かずに、超高価な精神薬をたくさん出して、ボロ儲けしているのは明白なので、即刻精神科及び心療内科の通院は止めて、手持ちの精神薬は全て破棄して、心配ならば、精神薬には一切頼らない治療法の、健康保険適用外(自費診療)になり、1回に付き1万円ぐらいが相場と、決して経済的な負担は小さくはありませんが、精神科病院からは完全独立系の心理カウンセリングルームに行き、心理カウンセリングを継続して、受ける事が人間関係を円滑して、社会復帰への最短ルートだと思います。

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