社会主義国では「カイジ」の安藤の裏切りが起こった？社会主義革命功労者による金と権力独占共産党幹部

Question

社会主義は本来国民全員が平等で幸せに生きれることを目指して、マルクスが提唱した理論ですよね。
それまでの国家は大半は絶対王政による王族の権力集中や、資本家による富の独占と労働者への収奪が強かったために。

社会主義は財産を個人が持つのではなく、国家全体で管理して平等に分け合おうとしていました。 しかし、その平等を目指したはずの社会主義国家で起こり続けたのは、社会主義革命を起こした中心人物たちによる、金と地位と権力の掌握であったと。

国民の財産を分け合うためには、一度国家がすべての国民の財産を把握して集めてから、公平に再分配するしかない。 しかし、その際に入る社会主義革命の中心人物たちや共産党幹部たちの欲望を計算できていなかったとも。


そういえば、福本作品であるギャンブル系コミックの「カイジ」でも、似たようなことがありました。
主役のリーダーでもあるカイジが、いったん自身のみが地獄へ落ちる選択をしてから、後で組んでいた仲間の安藤達に救ってもらおうと数千万円分の金と星を預けていましたが、安藤たちが欲望に負けて金を独占するためにカイジを見捨てようとしました。
命ともいうべき星がひとつおよそ５００万円以上で売れるために。
↓を読めばだいたいの経緯がわかると思います。
https://namakemon.net/kaiji-andou-kuzu/


「ダメだ・・この金も星も・・・オレのもの」
「手放さない・・離したくない。」
「カイジさんを救えなくなっても、構わない・・・！」
と。

これって社会主義国家に簡単言い換えられると思います、社会主義革命を実現させた中心人物たちや共産党幹部たちの心情に。

「ダメだ・・この金も地位も権力も・・・オレ達のもの」
「手放さない・・離したくない。」
「完全平等な社会を築けなくなっても、構わない・・・！」
と。

ほぼすべての社会主義国家では、皆が平等な社会を目指したはずなのに、ことごとく社会主義革命での中心功労者たちや共産党幹部による、金と地位と権力の掌握が起こってしまった。
前権力者たちから接収した、広大な邸宅に住み、綺麗な衣装装飾品に身を包み、美食に舌鼓を打ち、美少女美女を何人も愛人側室としてはべらせたり。

ただ、彼らの気持ちも自分いくらかは分かります。
社会主義革命功労者たちは、失敗したり捕まれば近い親族もろとも残酷に処刑されるリスクを背負い命懸けで前権力と戦い続けたのに、ろくに何もせずにリスクも背負わずにただ祈っていたぐらいの庶民たちと同じ扱いにされて。
同じ分のみのわずかな金ばかりしかもらえずに、相応の地位も権力も美少女ももらえないというのは、あまりにひどい話じゃないか？　という心情

そのために、集めた金や資産のおよそ３割ぐらいを共産党幹部らで独占して、残りの7割未満を有象無象の庶民たちに公平に分け与えてしまえばいいだろうという発想になってしまったそうです。
もちろんそんなことをすれば、社会主義が目指したはずの完全平等な社会ではなくなってしまうにもかかわらず、構わないとも。


・・・ここまで読んでいかがでしょう、社会主義革命を成功させた新しき社会主義国家では、ほぼ例外なく人間の欲望によって「カイジにおける安藤の裏切り」のようなものが起こってしまったのですかね？
私の見解はある程度は的を射ているのでしょうか。

それとも、あんまり的を射てはいないのですかね？ 社会主義国家で起こった金と地位と権力の掌握独占の原因は、まったく別のところにあるのでしょうか。

社会主義に興味ある人など、皆さんからのいろんな回答を待ってますね！

tanzou2 · Accepted Answer

社会主義革命を成功させた新しき社会主義国家では、ほぼ例外なく人間の欲望によって「カイジにおける安藤の裏切り」のようなものが起こってしまったのですかね？
私の見解はある程度は的を射ているのでしょうか。
　↑
的を射ていると思います。

人間、てのはしょうも無い存在
なのです。

いわば小数点以下の存在でして、
そのため、かけ算すると、どんどん
小さくなっていきます。

それを防ぐためには、宗教とか伝統とか
競争原理が必要な訳ですが、
社会主義は、その総てを否定して
しまいました。

その結果が、紅い貴族による権力と富の独占であり
貧困と自国民の虐殺でした。

人間はどうしようもない存在だ、という
点で、的を射ていると思います。

cddonr · Answer

中国行けよ

puyo3155 · Answer

まったく的を得ていないと思います。

マルクスは、資本主義が、労働を資本の奴隷にし、資本を増やすためだけに、働き続けるという問題に対して、労働こそが社会の基盤であるという信念で、労働者が中心の、階級のない理想社会をめざしたのです。

ところが結局、すべての共産主義は例外なく堕落しました。理由はいくつもあるかと思いますが、

１. もともとは、労働者が一番偉くてその基盤が、上部の政治構造を支配する・・・というはずだった。これは、民主主義の発想と似ていますが、全員が平等で、その大半が労働者。その下で、政治構造をつくって支配・・・という具体案がまったくなく、結局は、その理屈を利用して、ソ連に代表される、悲惨な独裁国家が出来た。つまり、堕落したのではなく、最初から支配の構造としてマルクスの思想を使っただけのことです。

２．生産性、イノベーション、芸術、文化、自由、幸福あらゆる点で、競争ががある資本主義の方がすぐれていた。これは理屈でなく、実際そうだった。１．の支配階級の歪みからスタートしたインチキはもちろん、大半の労働者が、競争がない中では、サボり、受け身で、権利ばかりを主張した。結局、どの国家も国際競争に負けて成り立たなくなった。

３．資本が圧倒的に有利な社会は、大規模工場の大量生産社会でのみ圧倒的に力となるが、社会が複雑化し、価値観が多様化する中では、資本以上に、能力、スキル、アイデア、イノベーションが重要になった。

４．共産主義を実行しなくも、社会主義政策（日本は典型）をとり、補助金、セーフティネットで、あふれた人を救えることがわかった。また、保険や共済、健康保険などの仕組みも、資本主義のビジネスとしての方が発展が早かった。

などですね。いまや、自由主義、民主主義、資本主義を前提としながら、国によって、若干の右派、左派はあるものの、共産主義は見る影もなくなり、その歪めらた、独裁国家体制だけが、むしろ資本主義の旨味を独占してはびこる、最悪の状況になっているのが、中国、ロシア、北朝鮮などですね。

社会主義国では「カイジ」の安藤の裏切りが起こった？ 社会主義革命功労者による金と権力独占 共産党幹部

社会主義革命を成功させた新しき社会主義国家では、ほぼ例外なく人間の欲望によって「カイジにおける安藤の裏切り」のようなものが起こってしまったのですかね？

中国行けよ

まったく的を得ていないと思います。

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