人生最悪の忘れ物

なぜロシアはウクライナに侵攻するのですか?
簡潔に教えてください。

A 回答 (3件)

以前に回答した内容を一部修正して回答します。


現在のウクライナ情勢は歴史的なことを考えることが必要なんですよ。

東西冷戦の時代は米を盟主とするNATOとソ連を盟主とするワルシャワ条約機構が対峙していました。冷戦の終結と共にNATOを拡大しないという条件でソ連軍は東欧から撤退しました。

ここで予想外のことがおこります。東西ドイツの統一はほぼ予想されていたのですが、東欧諸国に次々親西欧政権が誕生し次々とNATOに加盟をしたのです。そして混乱の中、ソ連もいくつかの国に分裂してしまいます。

それでかってソ連を構成していた国で有力な国はロシア共和国、ベラルーシ共和国、ウクライナ共和国です。ウクライナはかってソ連の穀倉地帯といわれるほど重要な国でした。またロシアそのものは中世のウクライナに存在したキエフ公国に端を発しています。日本で言えば奈良、京都のようなものです。

ウクライナ共和国の東部はもともとロシア人が多いところです。ウクライナ共和国発足後は親ロシア政権になったり親西欧政権になったりし、親西欧の政権に反発してロシア系住民が武装蜂起し内乱になります。

この停戦の話し合いが行われ東部の地域に大きな自治権を認めるミンクス合意ができるのですが、親西欧の政権はこれを無視し続けます。これに反発する親ロシア派は東部の一部地域を占領し独立を宣言します。(当初ロシアはこの国を承認していませんでした)

そうこうしている間にウクライナの親西欧政権はNATO加盟を申請します。NATOというのは仲良しクラブではありません。昔はソ連、今はロシアを仮想敵国とした軍事同盟です。とうぜんそこにNATOの基地がおかれるでしょう。

ですからプーチンとしてはウクライナが親西欧政権になるのはしかたがないとしても、NATOの加盟は断じて許されないのですよ。いわば日本が分裂して、西日本政権、東日本政権、九州政権、北海道政権にわかれて、西日本政権に親中政権ができて、中国と軍事同盟を結び、東京をねらえるミサイルをおくようなものです。

今回、ロシアがはじめて親ロシア派の「独立国」を承認しました。ということは今後、その独立国の支援という名目で堂々とロシア軍をウクライナ国内に侵入させるということです。

「ミンクス合意を破った」とロシアを批判している国々もあります。しかし「ミンクス合意」を反故にしてきたウクライナ政権も問題なんですよ。でも今回ロシアはウクライナの内政に公然と軍隊で介入するという明確な「ミンクス合意」違反を行いました。ですから、現時点ではロシアに非があるでしょう。

すでに各方面で戦火がはじまったようですね。
多角的な外交交渉を通じて平和的解決ができれば良いのですが。
なによりも犠牲者がでないことを祈ります
    • good
    • 5
この回答へのお礼

長文ありがとうございました!

お礼日時:2022/02/25 18:19

すごく簡潔に言うと、ウクライナが西側の軍隊に参加することを恐れたんです。


今まではウクライナとロシアの国境が、ある意味「緩衝地帯」として存在していたものが、いきなりロシアvs西側と国境を接することになったことの不快感&恐怖感を、プーチンが抱いたことがきっかけです。
    • good
    • 2

ウクライナがNATOに加盟したいと言ったからです。

ウクライナは元々欧米諸国とロシアを隔てる、所謂壁のような役割を果たしていました。NATOは欧米側なのでウクライナは欧米の味方になるとそう言ったのと同義なのです。ウクライナがNATOに加盟すればそれに便乗して他の国々もNATOに入りたがるので、ロシアとしてやっていけなくなるからです。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!