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書道、書写、習字って何が違うんですか?

A 回答 (2件)

書道というのは、「書によって生きる道を学ぶこと」と前の方が書いておられますが、私はそれに加えて「書を通じて自分を表現すること、メッセージを発信すること。

つまり芸術のひとつ」だと思っています。

これはね、若い人に説明するなら「ダンス」に例えるとわかりやすいかもしれない。

アーティストが歌いながら踊る。ダンサーが音楽に合わせて踊る。ひとりひとり個性的でありながら魅力的ですよね。しっかり自分の世界観というものを表現しています。

「それと書道がどう関係あるの?」と思うかもしれませんね。

実は書も同じことなのです。筆跡、墨の濃さ、にじみ具合。全てに個性があります。

もし仮にあなたに好きな「踊りながら歌う」アーティストがいたとしましょう。
しかし、それをおじさんおばさん、あるいはおじいさんおばあさんが見たら、「どれもみな同じように見える」とか「体をクネクネさせて何がいいのかさっぱりわからん」なんて言うかもしれません。

実は書にも同じことが言えます。慣れないうちは「クネクネした読めない文字。ひとりひとり違うのはわかるけど、どこがいいのかさっぱりわからん」と思います。私もそうでした。

ところが、様々な人の書を見ていくうちに、その人の「人となり」つまり考え方や生き様、哲学、人柄などが感じられるようになってくるのです。(感じ方は人それぞれですが、自分なりに魅力がわかってきます)

これによって書は表現手段、芸術になっています。

例えば私は、空海の書を見たとき「この人は超人的な天才だな。我々凡人とは知覚している世界が違うな。透徹しているな」と感じ、感動しました。

なぜそう感じたのかは言葉にできません。直感的にそう感じたということです。ダンスだって同じですよね。

さて、次は習字についてです。これはダンスで言えば基礎練習です。
ダンスを学ぶときに最初は基本的なステップを学び、リズムに合わせて手足を正確に動かすこと、必要な柔軟性や筋力をトレーニングしたりするのと同じように、正確に筆を運び、ハネや払いを覚え、力の入れ具合によって線の勢いや強弱をつけるといった筆のコントロール力を学びます。
これを十分にやってないと自由な表現はできません。基本のできてないダンサーに上手い人がいないのと同じです。

次は書写ですが、これはある程度習字によって基礎を身に着けた人が、先人の書を模写することにより勉強することをいいます。

「この線をひくためには腕を、肘を、手首をどのように使ったのか。墨の濃さは? にじみ具合は?」といったことを書写によって実際に研究していきます。

ジャニーズJr.が先輩の振り付けを真似しながら、あるいはバックで一緒に踊ったりして、実践的な技術を磨いていくのと同じです。

こうした練習過程を経て「自分なりの」オリジナルの書を開発していくのです。
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書道 …書によって生きる道を学ぶこと


書写 …書き写すこと
習字 …字を学ぶこと

書写、習字は、書道に含まれます。
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