
No.18ベストアンサー
- 回答日時:
分かる範囲で回答します。
・過労死
なぜ日本で「過労死」が極端に多いのか?というと「世界では《労働=搾取》で日本は《労働=美徳》される」という違いがあるからです。
労働が搾取というのは、元々世界のほとんどの国に奴隷制を含む階級差別があって《所有者(上流階級を含む)は、使用人や奴隷の労働から利益を得ていい》とされていました。
奴隷を例にとると、奴隷が炭鉱堀や農園労働しても、もらえるのは食事と多少の娯楽だけで、炭坑や農園の出荷物から得られる莫大な利益はほとんど手に入らなかったわけです。
その利益は奴隷の所有者に入り、彼らは莫大な富を築くことができたわけで、奴隷制度の禁止というのは「労働には対価があって、その対価に見合う分しか働かない」ということを意味したわけです。
だからほとんどの国の「労働者」は「契約した時間と仕事以外は、搾取、になるのでそんなことはしない」のです。世界各国で過労死がないとはいえませんが、それは働きに応じて莫大な報酬が得られる企業幹部とか、スタートアップしたばかりの起業家とか「労働そのものの対価だけでなく、将来に莫大な利益が見込める人たち」だけなのです。
ところが日本では「労働は美徳」とされます。「働き甲斐」という言葉もあります。上記のように「労働は基本的に搾取なので、対価に見合わないとしない」という世界標準の考え方とは真逆です。
なんで日本人だけが「労働は美徳・働き甲斐」という認識をもつかというと「日本では古来から、自分が耕した田畑が自分のものになったから」です。
日本には世界一般的な奴隷制度はなく、誰でも「働けば金持ちになれる可能性がある」社会だったので《働いたらその分利益が自分に返ってくる》という認識が強く働くのです。
現代の社会は欧米的な労働環境で本来は「労働=搾取」の概念が必要なのに、日本人のほとんどがそれを理解していないので「労働は美徳・働けばそれは自分のためになる」と教えられて、過労死してしまうのです。
・孤独死
これは特に男性に多い、とされています。なぜ日本の男性は孤独死するかというと、上記のように「労働は美徳」だとされて、労働以外のことを全部やめて働き、それ以外の社会とのつながり方を失ってしまうからです。
女性は子供を産み育てる、未婚女性でも何らかの活動などでつながっていたりしますが、日本の男性は「働き甲斐」という言葉に騙されて、それだけになってしまう傾向が強いのです。
ただ、戦後すぐや行動成長期でもほとんどの男女が結婚した時代などは「妻と子供を通じて社会とつながる」というやり方ができたのですが、今は未婚男女も増えているので、結果として「子供がいない、子供と会えない男性の孤独死」が際立って見えるのです。
もちろん世界的に見ても男性の孤独死は多いですが、他国の男性たちは日本男性よりは男性同士のコミュニティーを持っているので、孤独死になりにくい社会構造があります。
・引きこもり
これは日本以外にもたくさんいます。ただし途上国はそのような人たちを養うだけの能力を家庭が持たない場合も多いので少ないですが、欧米など先進国ではそれなりにいます。
それでも日本の引きこもりは「文化的に独特」だと言われ、その理由が「社会制度の二重性」にあると言われてます。つまり《本音と建て前》です。
過労死の項で「日本には階級制度が無かった」という事を指摘しましたが、その代わり日本は古来から「役割制度社会」であったといえます。
つまり武士なら武士らしく、町民なら町民らしく、農民なら農民らしく生活しろ、という事で、これは今でも「コンビニ店員に横柄な態度をとる人物が実はコンビニ店員だった」というようなことで現れています。
つまり「客という立場なら客らしく横柄にサービスを要求でき、コンビニ店員に戻ると、そのような横柄な客に従う」という2重性を日本人は帯びているわけです。
・レンタル家族
レンタル家族は上記の「〇〇らしく」という日本社会の暗黙の要求に従うためにできたサービスです。たとえば「うちの主人の葬式に家族がそろわないのは恥ずかしい」とか「この年齢になってネズミランドに行く相手がいないのは恥ずかしい」というような「〇〇らしさ」の呪縛です。
・二次元コンプレックス
これは逆に上記のような「〇〇らしさ」からの脱却の一つの方法であるといえます。
しかし「〇〇らしさ」を求める日本社会の一般的な価値基準からみればとても奇妙に見えるわけです。
世界的にみても、ジェンダーによる価値の押し付けが下がった分、日本のアニメにシンパシーを感じる層が増えていると言われています。いわゆるweaboo(Weeaboo、Weeb)です。
欧米のweabooの特徴は「日本かぶれ」なのですが、よく見ると彼らは日本の二次元コンプレックスの人たちと同様に「社会の主要な価値観に乗れない人たち」であることが分かります。
欧米の主要な価値観とは「男性はマッチョであり、女性はセクシーであること」で、欧米の学校でのスクールカーストでは「一軍=スポーツ万能で秀才なマッチョな男子&セクシーでインフルエンサーな女子」とされています。
日本もこれに近い価値観になっていますが、日本ではマッチョさはあまり重視されていません。
しかし、いわゆる「陰キャ」は上記の真逆であることは日本も海外も同じで、日本はある意味「陰キャの先進国」なので、何十年も前から「陰キャの若者(特に男性)が同調できるキャラクターや文化」があったのです。
分かりやすく言えば、銀河鉄道999の鉄郎、ガンダムのアムロ、エヴァンゲリオンのシンジなどで、彼らの心の中には「マッチョさ」もあるのに、見た目や性格は陰キャである、というのが日本アニメの定番だったりするわけです。
これはある意味「あるべき姿を求められる日本社会において、本音を吐露し投影することが必要だったから」だといえます。
そういう風に考えると、もしかしたら『男もすなる日記といふものを女もしてみむとするなり』と女性の姿を借りて書いた紀貫之のあたりから日本には「建前社会で一休みするための本音の吐露」が必要だったのかもしれません。
実際「男性が女性の姿を借りて本音をいう」というのは、世界的にはあまり見られないやり方で、2次元コンプレックスは「社会に存在しえない《理想》の投影を2次元に求める」という点で非常に日本的であるといます。
weabooは同じように、自分達の社会・文化の中で生きづらかったところに「日本の本音の吐露」という文化を見つけて、自分の居場所を見つけた、という形になっているのでしょう。
No.23
- 回答日時:
あなたが知らないだけです。
私の知る限りでは、孤独死、引きこもり、二次元コンプレックス(オタク)、は海外でもたくさんいて、社会問題になってる国は多いです。
ビートルズの”Eleanor Rigby”の詩の内容からもわかるように、日本より早くから「孤独な老人」はヨーロッパで社会問題になっています。
イギリスの現代のある絵本で、主人公の女の子の兄が食事の時さえも部屋から全然出てこなくて母親が「そういう年頃なのよ」と説明する描写があり、欧米でも引きこもりが現代のテーマであることが伺える描写でした。
日本人に言いたいのは、自分が知らない=存在しない、ではないということです。
海外のこと何も知らない無知な日本人ほど、現実に反した勝手な思い込みで、やれ「日本はどうして…」等と話を進める人が多いのも確かです。
No.22
- 回答日時:
日本は高度成長、バブル崩壊までを経験し、世界でも成功した国の一つに挙げられますが、成長と衰退までの急速な変化により、他の国が経験した事も無いことが日本特有な問題に繋がっているのかと私は思います。
急速な発展を遂げている中国も寝そべり族=ニート、少子化、孤独死など様々な問題が進んでます。それらも急速な変化に柔軟に対応できない人達が食い物にされたり、したりで全ての人が幸福になれない社会になってきているのが、原因かなと…No.21
- 回答日時:
レンタル家族は要りません。
偽物を雇って偽家族を造って
招待者をもてなすなど礼を失して罪深いものは
ありません。
レンタル家族の頂に居る者は
偽妻と偽子ではなく、
真の妻と真の子となるべきです。
そうでなければ、元彼女に
詫びましょう。妻にしてあげなくて
ごめんねとね。
元恋人様、あなたを幸せにして差し上げず、
妻に出来ず、人生を妻羅無苦刺背多ことを
深くお詫び申し上げますと
許しを乞うべきでしょうな。
孤独死ではなく、やがて天からやってくる
天馬が引く馬車に運ばれて
笑顔で雲の上に昇り
神に胸を張って召される時の来ることを
悟りましょう。きっと神は御馳走を
用意して暖かく迎えてくれることでしょう。
引きこもりはだめです。どうどうと嵐の海に
帆を張って旅立ってください。
過労死ではなく、純粋な心を込めた労働で
事を成し遂げてください。
質問者の御題が汚題では困ります。
No.20
- 回答日時:
それは、あなたが他国の状況を知らないからかな。
特に英語のソースの記事を読めばこれらは、先進国共通の課題であるとわかります。例えば、アメリカなんて過労死は日本以上ですが、ホワイトカラーとブルーカラーの貧富の差が激しく、ホワイトカラーの壮絶な労働環境が、給与の大きさでかき消されているだけなのです。ある大企業の調査では、精神疾患の比率が、潜在をいれると、2割にもなった例もあります。
引きこもりも、孤独死も、同じように先進国どの国でもありますしね・・・
なぜかは簡単。後進国は、飢餓や内戦で、国の運営もままならない。言論の自由も、民主的政府もない状況も多く、そもそも他の問題が大きくて、質問の問題など出ようがないし、出ても表に出ないからです。
質問の話は、成熟社会の共通課題・・・ってことですね。
ただ、日本は、ほぼ単一民族の、農耕社会の伝統からか、同調圧力、世間体、出る杭は打たれる、空気読めよの風潮が今でもある。社会が発展する段階では、そのチームワークと滅私誠心が、日本を一時世界一の競争力にしましたが、今は、社会が転がり落ちる状況ですから、人は・・・・であらねばならない意識が強すぎると、自分を追い込んで、自殺などは相対的に多いようです。
でもね、アメリカの貧富の差は尋常じゃないし、ヨーロッパの階級は、目に見えないだけで、差別含めて如何ともし難い壁になっている。移民の問題も多い。宗教対立、民族差別・・・日本にない悩みも多いですよ。
日本は、戦争に負けて、アメリカの植民地になって、国の尊厳や、自発的軍事・外交は失ったものの、言論の自由、民主主義の制度は得た。高度経済成長で、大量の中産階級が生まれ、円安による、大量生産・高品質・低価格の製品でもうけ、内需も回して国を先進国として形作る・・・80年代後半までは、なんとかうまくできた。
そこからが転がり落ちる一方。国際競争力は、1位から30位。先進国で給与が上がらないのは日本だけ。いまや、平均年収や、自給も韓国以下。政教分離で、戦争せずいいこともあるが、心が弱い人が多く、それにカルトが飛びついて社会不安を煽る。
いま、曲がり角に来ていることはたしかでしょう。
No.16
- 回答日時:
同調圧力と他人に冷たい国民性の賜物です。
同調圧力で働かされて過労死。
同調圧力が強いから、レールから外れると再起の道がなく引きこもり。
同調圧力が強いから家族を演じるためのレンタル家族。
他人に冷たいから孤独死。
他人に冷たいから疎外された落ちこぼれは二次元コンプレックスに走る。
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