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No.4
- 回答日時:
気団というのは、長期間一定場所にとどまっていて周辺地域に特定の天候をもたらす高気圧のことをいます。
従って、気団が移動してくるということはありません。日本でいえば寒気がやってきている(寒気団ではない)ときというのは、極付近上空にある寒気のかたまりが、日本方向にだらだらと広がってきている状態になっています。時期によっては、寒気のかたまりがちぎれてまわりながら(寒冷渦といいます)やってくることもあります。これらの動きは非常に遅くて、日本列島を通過するのに何日も要します。
この時地上の気圧配置で見ると、シベリア高気圧(これが気団です)が強くなり、中国大陸に張りだしてきています。やってきた寒気はその高気圧から吹きだしてくるつめたい風となって日本列島にやってきます。
移動性高気圧とか温帯低気圧というのは、その上空では痕跡が見られません。そのことから考えると、これらは地表付近での気圧のパターンと認識してもいいような気がします。
No.3
- 回答日時:
No.2 です。
ちょっと書き忘れ。#2 に書いたような「上昇気流の中心である低気圧」や「下降気流の中心であり高気圧」は、地球全体の大きな大気の流れである「偏西風」に乗って、西から東に移動します。
それが「移動性低気圧」「移動性高気圧」です。
風に吹かれて実際に移動します。
No.2
- 回答日時:
>海の波が、波の上下動が伝わっていくだけで、海水自体が横に移動しているのではないように。
この考えであってますか?いいえ、合っていません。
確かに海の波は、「水の移動」ではなくて、「水分子の上下運動」の振幅が伝えあっていくだけです。
しかし、「寒気団の移動」は明らかに「冷たい空気」そのものの移動です。
「低気圧」は「上昇気流の中心」(だから雲ができる)、「高気圧」は「下降気流の中心」(だから空気が乾燥して晴れる)の移動であり、「低気圧」には地上では空気が吹き寄せられ、「高気圧」からは空気が周囲に噴き出します。
なので「空気の移動」だけでもないし、「上下運動の移動」だけでもなく、その両方がミックスされたような三次元の現象です。
地球の大気の流れを三次元で考える必要があります。当然、水平の2次元方向には移動しています。
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