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天皇制の是非について


王政国家と共和制国家がありますよね。
日本は天皇制(王政の中の一つ)を採用していますが、天皇制維持に賛成ですか?反対ですか?
理由を添えて皆様の御意見を拝聴したいです。

質問者からの補足コメント

  • 皆様の御意見を求める質問であって正解はないと存じますのでベストアンサーを選ぶことがないことを予め連絡申し上げます。

      補足日時:2023/03/09 07:35

A 回答 (12件中1~10件)

最終的に予算という形で数値化されてるのだからすでに定量化されている。

例えば「予算2倍を要求します」と言ったら反対する?100倍ならどう?もし反対するなら天皇制の金額か優先順位には上限(と下限)が認識されていて定量化されていると思う。
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この回答へのお礼

コメントをありがとうございます。
皇室予算はコストを積み上げたモノであって、期待に対する成果に応じたモノではないですよね。
ですので、有効性を評価してはいないと思います。
この理屈が判りますか?

お礼日時:2023/03/16 09:19

#9です。

お礼ありがとうございます。

>そうした意味では誰でもが為政者となれるので国民全員にとって天皇は利用価値があると言える貴殿の意見に賛成します。

狭義の意味ではそうでしょうが、私はもっと広い意味で「民族がそこに存在する理由が、厳然と目に見える形である」ということが天皇の(または君主制国家の)もっともよい所だと思っています。

それがないと、たとえばウクライナのようなところで「なぜこの地域を含めてウクライナ国家でないといけないのか?」という事に統一した見解が見出しにくくなります。

 ユーゴスラビアは「なぜ3民族が1つの国・社会なのか?」を理解しきれずに内戦から分離独立に至りました。

日本人はあまりにも「この島国に住み、日本語を話し、日本的な価値観(神社とお寺が同居するような価値観)」を当たり前だと思っているので、気が付かないですが、世界の大多数の国では「これを当たり前とする理由そのもの」に敏感です。

オーストラリアはイギリス国王を自国王:オーストラリア国王とする国ですが「なぜオーストラリアという国家がこのように存在するのか?(アジア地域の大陸に白人が多く住んでいるのか?)」という点について、アイデンティティが欲しかったのでしょう。1999年に国民投票で君主制が維持する、という選択をしています。
 女王が崩御して、また国民投票する機運がでてきているようですが、常に「国家とはなにか?私たちの社会はどういうものなのか?」を問い続けるのは良いことだと思います。

>ところでデメリットについて考えます。
国民の負担という点では単純に税金が思い浮かびますが、国内外に儀礼的外交を熱心にしているし、それを有り難がる人も少なくないみたいです。
なので特別なデメリットを思い浮かびません。

単純に「数年に一度、大統領を選ぶ選挙費用」を考えれば十分おつりが来ます。
 皇室予算のうち内廷費は3億ちょっと、皇族費は7億弱、両方合わせて10億程度です。

 これ以外に皇室外交や皇居警備・整備に必要な費用が67億ほどかかっていますが、大統領でも外交や接待設備(迎賓館のようなもの)の維持費は莫大なので「皇室があることにより、支出される経費」は年間20億程度だと私は考えます。

もし数年に一度大統領選をやったら、衆議院選の予算が600億円ですから、必要経費だけでも100億円単位でかかるでしょう(大統領選挙は立候補者が少ないので、候補者にかかる経費は少なくなりますが、全国で行う選挙の事務費は衆院選とそれほど変わらないです)

皇室があることで、莫大な選挙費用が掛からない、それでいて「大統領と同じかそれ以上の国家運営の正当性がある」のですから、金銭的なメリットも大きいし、それ以上に、上記に書いたような「国家とはなにか?私たちの社会はどういうものなのか?」という事を見えやすくしている社会の安定化の機能は非常に大きいといえます。

この点、を踏まえると、戦後すぐの昭和天皇による全国行幸が今に続く戦後日本の社会の安定に寄与した影響の大きさが理解できると思います。


>但し、「天皇のいる日本にルーツを持つ日本国民は特別である」という選民思想はレイシズムに繋がりそうで若干気味が悪いです。

まあ、そうですが、それはレイシズムじゃないです。もしそれがレイシズムならアメリカ人は超レイシストです。なぜなら彼らは「フリーダムがもっとも世界的に価値がある」として戦争をしてまで他国に押し付ける人たちだからです。

アメリカ政府は子供のころから「星条旗に忠誠を誓い、フリーダムの理想を世界に邁進させる国民」教育を行っています。
https://www.youtube.com/shorts/OwdOShoNq_U

#5にも書きましたが、私は帰国子女です。アメリカの公学校では毎朝この「忠誠の誓い」を唱和します。「国家とはなにか?私たちの社会はどういうものなのか?」を毎朝、洗脳しているといっていいぐらいで、戦前の日本なら教育勅語とか宮城遥拝などがそれにあたったわけですが、戦後日本ではそういうことをしていません。

それでも「皇室があること」は日本の国家と社会の在り方の価値感の土台であり、分かりやすく目に見えるようになっている点は非常に恵まれた国家であると私は考えます。


>まぁ「自分は皇国臣民だ(だから貴方たち外国人とは違う)」なんて日常的に思っている人は極少だとは思いますけど。

「皇国臣民」だと思っている人は少ないですが「日本人だ(だから貴方たち外国人とは違う)」と思っている日本人は非常に多いです。多いというより「日本人も外国人も関係なく、主権者だ」と思っている日本人はほとんどいないです。

この点においては、植民地政策の結果、多様な人種を抱えた欧米諸国と民族国家であるアジアのほとんどの国とは価値観が異なるのは当然ですが、それでも大陸の国家は「自分達とはルーツが違う少数民族」を抱えていて、そういう人たちも含めて「国民や国家・社会」という認識だったり教育をするわけですが、日本ほ「じつは自分達は単一民族であり、外国人とは違う」と思っている人たちはいません。

だから「外国人だと、日本で就職していても部屋を借りられない」というような差別が起きるのです。

欧米のレイシズムとはメカニズムが異なりますが、日本人は「日本人と外国人は違う、と思っている」とそういう理解を世界のほとんどの国の人たちがしています。

>天皇自身が思うであろう天皇(或いは未来の天皇)であることのデメリットはどうでしょう。
まず想像するのは職業選択の自由がないことでしょう。

そうでしょうか?私たち国民は「職業選択の自由」を有しているでしょうか?
 実際には「どのような職業にも就業できる」ということはまったくなくて、頭が悪ければ選択肢が狭くなり、また住んでいる地域によっても選択肢は異なり、家系によっても選択肢が異なります。

たとえば「地方の農家だと東京のいい大学に入るのが大変で、一流企業に入るのも大変」という言い方がされますが、そういうことではなく、逆に「都会のサラリーマンの息子が、大規模農業の地主になること」とか「地方の普通の家の子供が伝統芸能の名跡を得ること」なんかもできないわけです。

皇室も「天皇になりたくない」なら皇室離脱をすること自体は可能です。
 逆に家系にしたがって、天皇になるのは、伝統芸能の家系の子供が名跡を継ぐこと・古刹の家の家系が寺を継ぐこと・政治家の子供が看板や地盤を継ぐこと・大規模地主の農家が田畑を継ぐこと、と何ら変わりがないと私は考えます。

世界的に見て「日本人は家系によって、職業選択の自由が奪われやすい」とは言えるでしょうが「天皇家だけが職業選択の自由がない」というのは、現実を見てない議論だと思います。

>そして常に行儀良くしていなければならないというプレッシャーがあるでしょう。

これも同じで、日本人は常に「その仕事にふさわしい態度」が求められます。だから「化粧をしなければならない」とか「客をもてなさなければならない」というように、日本の職場環境は不自由であるわけで、天皇や皇室だけがプレッシャーがある、という認識は明らかに間違いだと思います。

もちろん皇室が受けるプレッシャーはものすごいものがあるのは、それはそれで大変で、敬意を払うべきものです。

>人権云々とか小難しいことは別にしても生来不自由であることがデメリットと推察します。

質問者様も書かれていますが、皇室は「国民よりも生得の権利が大きく、生存権は非常に強く保証されている」といえます。たとえば戦争が起きれば亡命などを含めて、軍隊そのものが保護します。

大統領制だと「大統領が攻撃を受けて居る国内から逃げ出すことは職務放棄」とみられることとは大違いです。(とはいえ、昭和天皇は絶対に皇居から避難しなかったですが)

#9にも書いたようにエスタブリッシュメントであり、ノブリス・オブリージュには特権があります。特権とは「生存権が強く保証されていること」です。

だから市民革命以前の王族や貴族は平民以下と区別して余裕のある生活や財産が保障されていました。その代わり、彼らは頭が悪くても勉強して知的な仕事をする必要があり、体が弱くても軍事教練する必要があり、怖くても戦争に出兵して勇気と名誉がある行動をすることが求められていました。

現代の国民(市民)は個人としてはそれほど大きな義務は無い代わりに、生活保護程度の保障しか受けられません。皇室は「非常に大きな義務があるが、生活も命も大きく保証されている」わけです。

もちろんデメリットもあるわけですが、同じ程度の大きさでメリットもあるわけで、差引したときに「将来不自由である」のがデメリットである、と言い切れるのかが疑問です。

それがデメリットであると思い込むのは、「自由は大きいけれでも、本質的な保障は無いのが当然と思っている市民意識」でしかない、と私は考えます。
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この回答へのお礼

返信をありがとうございました。
phj様の天皇制観を概ね理解したつもりです。
自分とのもっとも大きなディスクレは天皇或いは皇室メンバーであることのデメリットの様です。
また、こればっかりはご自身から述べていただく以外はないですし、個人個人で異なるので皇室全体での意見となるかどうかは疑問です。
いずれにしても丁寧に御意見を記述いただきありがとうございました。
他の方の御意見も聞いてみたいですね。

お礼日時:2023/03/10 07:37

> 定量化することは事実上不可能



比較したり優先順位を付けたりできない(しない)という態度を「神聖」と揶揄してるんだけど…、通じてる?
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この回答へのお礼

コメントをありがとうございます。
「通じている」つもりですが定量化する術はイメージできません。
もし、天皇制の有効性を定量化(=数値化)する方法を具体的にイメージされているならご教示ください。

お礼日時:2023/03/09 03:39

#5です。

お礼ありがとうございます。
>為政者(現在の日本であれば内閣総理大臣)にとっては民意を統合する為に天皇は利用価値があるということですね。

いや、違います。「日本人全員にメリットがある」です。

>為政者にとってのメリットは理解できました。
「為政者」ってなんでしょ?日本人は「為政者も日本人、統治される側も日本人」と無意識に思っていて、日本人の中に「統治側・被統治側」がいると思っている人がたくさんいますが、日本の場合は違います。

諸外国を見ていると、統治側と被統治側が同じ立場ではない、ということは多々あって、アメリカですら統治側はいわゆるエスタブリッシュメントであり階級社会になっています。

イギリスは#5に書いたように連合王国ですから、アイルランドの一部(とうより大部分)はイギリス王家の統治に反対して独立していますし、イングランドを主体とした国家体制にスコットランド人は反対してたびたび独立運動を起こします。

民族がたくさんいるユーラシア大陸で「統治する側と統治される側が全くとっていいほど同質である」というのは日本だけ、です。


>ところで国民にとってのメリットとデメリット、

だから上記のように他の国の国民には「この社会が自分のホームではない」と思っている人がけっこういて、スコットランド独立運動やスペインのバスク人によるテロ(バスク自治領のためのテロ)、トルコ地震で救援が入らない地域は「トルコやシリアから独立したいクルド人の支配地域」だったりするわけです。

ウクライナ戦争もウクライナ領土のロシア人が「ロシア政府の統治下にはいりたい」としてプーチンに特別軍事作戦を求めた、という建前になっています。

これに対して「日本」は#5でも説明したように「天皇を中心としてこの島国に住む人々が自前で社会を維持してきた国」です。そういう点で為政者も被為政者も「日本人」であるわけで、統治のための「民意」じゃないんですね。

上記の例でいえば、日本人は「日本政府から離れて独立したい」なんて絶対言わない、というより「独立する理由そのものがない」し、幕府だろうが総理大臣だろうが「統治側も日本人であること」を誰も疑わないわけです。


《この国に住む人たちはなんでこの国に住むのか?外国に行かないのか?地域で独立しないのか?》と考えれば、天皇がどれほど「日本人にとってこの国に住む根源的な理由」になっているか、というのが分かると思います。

逆に移民で日本からでると、日本人は中国人やインド人のように「自分達の文化を維持する街」を作らずに、その国に溶け込んで《日本人》ということを消してしまいます。

世界中にある中華街やリトルソウル・インド人街・アラブストリートなどにくらべて、リトルトウキョウってほとんどないのです。

日本人自体が「なぜこの国に住み続け、この社会を維持し、この国を守ろうとするのか?」という答え自身が「天皇」という仕組み(個人ではなく天皇制というもの)に依存している、ということに気づいていないのです。

だから#5にも書きましたが、外国に行くと「日本人がどのようなルーツを持つのか?」に気が付いて、愛国的になる人が多いのです。

本来、どこの国でもその国のルーツは「指導者とその人を信じて集まった人々」にあり、日本で言えばヤマト王権からの朝廷→現天皇、他の国も同じようなルーツがあるのですが、すでにそれらは《失われている》といえます。

ルーツが失われていないのは、最初の王朝が続いている日本と、独立の意思をそのまま維持しているアメリカぐらいです。
(フランスは革命になる前にすでにフランス王朝と社会がありました)

日本人にとって「天皇制」というのは《自分達のルーツやアイデンティティそのもの》なんです。それを簡単に廃止していい、という人たちは、世界の国々がどれほど自分達のルーツを守ることに苦労しているか全く理解できていないと思います。

>天皇やその家族にとってのメリットとデメリットちついてはどの様にお考えでしょうか?

よく「天皇や皇族は人権を持っていない」という人がいますが、ハッキリ言ってデタラメです。
 フランス革命を見てみればわかるのですが、あの革命は「国王などの特権を平民にも平等に与えること」が目的であり、その結果《人権が広く平民にも行き渡った》とされた革命です。

つまり王族(皇族)というのは「庶民がもっていない権利=人権を保持してきた特権階級」であるわけで、天皇家に人権がない、なんて本末転倒の認識であるといえます。

で、本質的な話として「権利をもつ者は国家・社会を維持する義務を負う」のです。

平民も普通に人権という権利をもつなら、平民を含めてみんなで国家・社会を維持し守る義務を負います。これが《平民を徴兵していい》という理由です。

ですから階級差があった時代、たとえばフランス革命以前の庶民は人権が無い代わりに、徴兵されることはありませんでした。人権を含めた特権階級だけが「国家・社会(そして保護すべき庶民たち)を守るために、戦争に行き、または嫌でも勉強して法律や技術などを伝える仕事をした」のです。

これをノブリス・オブリージュと言います。エリザベス女王の葬儀にロイヤルファミリーが軍服を着るのも「王家の義務が最上の名誉」であるからですし、戦前の天皇家も数多くの軍人皇族を輩出し、戦死者なども出しているのです。

今の日本は「平民を含めた国民全員が国家主権者であり、国家を維持する義務を負う人たち」ですから、それぞれの立場で国家・社会を維持する義務を負っています。

憲法で国民に「勤労の義務」が課されるのはそういう理由があるからです。
皇室は特に「古来からの慣例に従って、国家を維持する義務を負う」わけです。

明治天皇から今上天皇に至るまで、日本の君主たちとその家族はそれを熟知していると私は考えています。

すごく大変なお立場で、上皇が「引退したい」というのも当然であるほどの激務ですが、それを引き受けてくれる特別な家系が日本に存在することも、日本人が敬意を表すべきことだと思います。
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この回答へのお礼

コメントありがとうごさいます。

自分の記述上の為政者とは所謂「お上」です。つまり政権与党と公務員を指しています。
彼等は税を徴収し税で公共サービスを提供する役割を担っています。
但し、封建社会を脱した現在では「お上」は固定された特権階級ではなく都度都度交代しています。
なんとなれば公務員試験に合格することで公務員となりますし、選挙区に立候補して当選すれば政治家となり所属によっては与党議員です。
そうした意味では誰でもが為政者となれるので国民全員にとって天皇は利用価値があると言える貴殿の意見に賛成します。

ところでデメリットについて考えます。
国民の負担という点では単純に税金が思い浮かびますが、国内外に儀礼的外交を熱心にしているし、それを有り難がる人も少なくないみたいです。
なので特別なデメリットを思い浮かびません。
但し、「天皇のいる日本にルーツを持つ日本国民は特別である」という選民思想はレイシズムに繋がりそうで若干気味が悪いです。
まぁ「自分は皇国臣民だ(だから貴方たち外国人とは違う)」なんて日常的に思っている人は極少だとは思いますけど。

次に天皇自身のメリットですが、これは言わずもがな生活が保証されることでしょう。
生活に困窮する心配はないので、生活せる為の技量を磨く必要はありません。
(この点で海の王子は苦労しましたね)

天皇自身が思うであろう天皇(或いは未来の天皇)であることのデメリットはどうでしょう。
まず想像するのは職業選択の自由がないことでしょう。
そして常に行儀良くしていなければならないというプレッシャーがあるでしょう。
若い頃にヤンチャに羽目を外すことも憚られますしら成人後もギャンブルや風俗で遊ぶ事も許されないと思います。
人権云々とか小難しいことは別にしても生来不自由であることがデメリットと推察します。

お礼日時:2023/03/09 07:34

国家統治の道具としての有効性を客観的に評価・数値化して費用や制度を考え直していくべき、神聖不可侵ではなくて

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この回答へのお礼

御意見ありがとうございます。
功利主義に基づけば大多数で合意形成できると思うのですが、天皇制のメリットとデメリットを定量化することは事実上不可能な気がしています。
従って、定性的に判断するしかなく、最終的には御本人を含む皇室側からの提案に依るだろうと想像しています。

お礼日時:2023/03/08 12:41

賛成です。


国家統治に有効だからです。


アラブの春を見てください。
シリア、リビア、チュニジア、エジプト、みな共和制国家ですが、
大混乱です。
これに対し、モロッコ、カタール、バーレーン、
オマーンなどの王政国家はみな安定しています。


1,独自性
先人は、中国に対する独自性、独立性の徴表として、
天皇という呼称にしたのです。

現代では、欧米に対する独自性の徴表という意味を持っています。
独自性を持たない国は衰退します。

天皇が存在することにより、日本文化を
後世に伝えることが出来たのです。


2,歴史を観て下さい
幕末、幕府の受け皿としての天皇がいなかったら日本は列強の植民地にされていたかもしれません。


3,公、という概念の醸成
オリンピックや国体とかの催しものはみな、国家を国民に
意識させる為に行われているのです。
国旗や、国歌などもその類いです。
その中でも、天皇というのは強力なツールです。
天皇は生きている歴史であり、歩く国家なのです。
人々は天皇に接し、想うとき否応なしに日本国家や
日本の歴史を想起します。
米国もこれを羨ましがり、天皇の存在は17個師団の軍隊に相当する力があると分析していました。


4,汚職だらけのアジア諸国の中で、日本は比較的清潔でした。
それは、汚職は天皇に対する犯罪で、
絶対に許せない、という考え方が強かったからです。


5,かつて官僚達は、政治家などは選挙区の代表に過ぎないが
我々は天皇の官吏として、日本全体の事を考える立場にある、
と誇り高く仕事をしていたのです。


6,戦後、社会主義革命の嵐が吹き荒れました。
その前に立ちはだかったのが天皇制です。
社会主義は平等を理念としますので、天皇制と相容れないのです。


7,権威と権力を分離し、もって独裁を防止する。
 権力は徳川将軍が手にしていたが、権威は天皇にあった。
 宗教の創設者が政権をとり、独裁を敷こうとしても、
 天皇制は大きな障害物になるでしょう。


9、象徴性
選挙で選ぶとなると政治家みたいな人が選ばれることになります。


10,国民の90%が支持している
天皇を野に放ったら、まずくないですか。

悪い勢力に利用され、一大勢力に
成りかねません。

憲法という檻に囲った方が安全です。
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この回答へのお礼

御意見をありがとうございます。
為政者(現在の日本であれは内閣総理大臣)にとっては民意を統合する為に天皇は利用価値があるといことですね。
為政者にとってのメリットは理解できました。
(江戸時代以降変わってませんね)
ところで国民にとってのメリットとデメリット、
天皇とその家族にとってのメリットとデメリットについてはどの様にお考えでしょうか?

お礼日時:2023/03/08 07:55

消極的反対です。


現状は、どんなボンクラでも天皇の長男であれば天皇になってしまう制度です。この制度では、いつかは必ず頭がオカシイのが天皇になってしまうからです。
天皇が「異国船を撃ち払え!」と言い出したらどうするのか。
天皇は政治的権力を持てないことになっていますが、持とうと動き出したら、逮捕、投獄できるのかということです。
国家にとって極めて重要な職務を特定の血筋に委ねるのが間違ってるのです。

しかしながら、実際の所そこまで心配はしていません。現行の男系オンリーで妾も養子もナシの制度では、近い将来に天皇家は滅びるからです。なので消極的反対です。
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この回答へのお礼

御意見をありがとうございます。
自分も概ね同じ意見です。
極端な政治的行動や犯罪を犯す可能性もないと思っています。
儀礼的な外交を国内外に礼儀正しくしてくれてる印象です。
一方で、「やりたいことをやる」という人生の選択肢が与えられない唯一の日本人なので可哀想にも思っています。

お礼日時:2023/03/08 07:44

天皇は日本に必要です。



私はアメリカの帰国子女です。
アメリカは「大統領という尊敬できる人物が国家の首長をしている」と誇りに思っている人たちが多いですが、トランプ大統領のゴタゴタとか、優柔不断で南北戦争を止められなかったブキャナン大統領(アメリカで一番不人気な大統領です)などもいます。

また、アメリカは連邦国家で州が一つの国、州知事が首長、大統領は連邦の代表ですが、フランスやドイツなどの普通の国家は、大統領と内閣総理大臣といえる首相を分離しているのが普通です。
 日本人はアメリカと日本を比べたがりますが、アメリカの統治システムは相当に特殊で比較しにくいのです。

 つまり強い権限を持つアメリカ大統領を除いた一般的な国家では「大統領=国家の象徴的な元首・行政府として国家運営に責任を持つ首相」をわけているということ、これがむしろ普通なのです。

日本やイギリスのように君主を持つ立憲君主国は、この「国家の象徴的な元首」が世襲制である、という違いしかない、ともいえます。

では次に「国家の象徴たる元首」とはなにか?どういう役割を担うのか?です。これが日本に天皇が必要なもっとも大きな理由になります。

国家の象徴とは「この国がこの地域を領土にもち、国民をもち、社会を構成している根本的な理由」という意味です。

イギリス国王は「イングランド島とアイルランド島を征服統一したフランス貴族の末裔」で、つまり《今のイギリスという国は、英国王室の始祖が征服したからこの形になっている》という理由がそこに見える「象徴」なのです。

日本も同じ、天皇家とはヤマト王権から大和朝廷が現在の日本の領土や社会の形を作ってきたわけで、天皇とは「日本そのもの」であるわけです。
天皇の祖先が日本を統一しなければ、統一前のイギリスのように九州・四国・本州に別々の国家があっても不思議は無かったからです。

私たち日本人はこのような「国家のルーツ、国民と社会が存在する理由そのものを目で見ることができる国」に住んでいることに案外気が付きません。

外国に行った日本人が、愛国者になり、天皇を敬うようになりやすい、といわれるのは、外国から日本を見ると「天皇という理由で分かりやすく社会がまとまっていて、そのまとまりの原点からそのまま続いている唯一の国」ということをはっきりと認識するからです。

もちろん「天皇は不要」という人たちもいます。それを議論し、本当に日本人の多数が君主制を止める選択をするなら、それはそれでしょうがないと思います。

でも、天皇が居たほうがいい理由はほかにもあります。それはたとえばカンボジアの例です。

カンボジアは、共産革命が起き、国王だったシアヌーク氏が亡命し、ポルポト派が独裁政治を行った時代があります。指導者であるポルポトは原始共産制を目指し、知的階級を徹底的に粛清したのです。

その結果、カンボジアは国家として機能しなくなり、ポルポトに対抗する各地の軍部との内戦もひどくなり、何十年も国家としての機能が止まってしまいました。

そして独裁者ポルポトが死んだことで、独裁政治が終わり国連が介入して軍部を説得したのですが、あまりにも長い間相互不信だった各地の軍部は「同時に武装解除しないなら、武器を置かない」とお互いにけん制しあったのです。

独裁から共和制に移行させようとした国連は困ってしまったのですが、解決策は元国王のシアヌーク氏でした。シアヌーク氏が亡命先からカンボジアに戻ることが決定すると、各地の軍部は「シアヌーク氏の命令なら、信頼して武器を置く」とこぞって申し出たのです。

元々各地の軍部の中心は国王に忠誠を誓っていた国軍の幹部でしたから、指導者であるシアヌーク氏を信頼していたのです。
 その結果、無事に武装解除し、選挙も行われ、立憲君主制として再出発することができたのです。

つまり多くの人たちが「国家がなぜ存在するのか?」というルーツをシアヌーク氏に見出したから、カンボジアの再生はスムーズに行われた、ということです。

共和制の場合、一旦国家が壊れると、二度と元には戻れません。《国家》というものを体現している人物がいる日本はそう簡単には壊れません。

 そういう人間社会の根本的な部分を踏まえても、天皇という制度を大切にするほうがよいと私は考えています。
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この回答へのお礼

御意見をありがとうございます。
為政者(現在の日本であれば内閣総理大臣)にとっては民意を統合する為に天皇は利用価値があるということですね。
為政者にとってのメリットは理解できました。
ところで国民にとってのメリットとデメリット、
天皇やその家族にとってのメリットとデメリットちついてはどの様にお考えでしょうか?

お礼日時:2023/03/08 07:39

賛成でも反対でもありません


陛下がいて、それで日本
賛成とか反対とかの対象ではない
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この回答へのお礼

御意見をありがとうございます。
自分は不可侵領域とかタブーを作ることに不賛成です。
何となく原理主義的な感じがして不自由に思います。
けこい様にとっての日本という国家(或いは概念?)を御説明いただければ幸いです。

お礼日時:2023/03/08 07:35

天皇制反対世論も自由で、実際に、廃止になった国もあります。

日本の場合は憲法改正が必要でしょうけど。
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