アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

2-MIBやジェオスミンなどで知られる水カビ臭は、1980年代前後にこれらの物質の分解微生物の研究が行われ、この時期に発表された文献をよく見かけます。
当時、カリフォルニア州などの発生した地域で、この異臭およ及び異臭味に対し、どのような除去対策が行われたのかを調べたいのです。

参考サイトや文献、図書など、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら回答よろしくお願いいたします。
少々急ぎで知りたいことなので、文献や本の紹介をいただけますときに記述内容の概要を教えていただけると幸いです。

A 回答 (1件)

基本的にアオコ等を始めとする微生物から生じるカビ臭は通常の汚泥活性法等バイオ処理では除去することが困難です。


方法としては活性炭等に吸着させる、匂い分子を直接分解するの二つの方式が考えられます。
前者は処理量能力が低いので大量処理には向きません。後者はオゾン曝気+紫外線照射です。大量に処理ができます。オゾンを使用した最初の浄水場は仏で1902年(だったと思う)に建設されています。ヨーロッパではオゾンを使った水処理が古くから発達しており、1980年代のカリフォルニアのカビ臭騒ぎも同様のテクノロジーを使ったのは間違いないと思います。アメリカでは1990年以降急激にオゾンを使った処理場が増加しました。
東京では1992年に金町浄水場でオゾン処理を開始し、現在都下のほとんどの水道水は塩素を使わないミネラルウォータレベルの水が供給されています。

参考URL:http://www.tokyo-sui.jp/otona.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な回答&解説ありがとうございました!!
日本ではオゾン処理を施せる設備が整わない浄水場もあると聞きました。その点海外では対処が早いようですね…すごいです!
紫外線照射に関しては初耳でした。日本では行われていないようですが、大量処理が可能なのに導入しないのですね…
参考URLも拝見させていただきました。要点を絞った充実の回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/04/29 18:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!