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「南極上空は大気が元々薄いので、特にオゾン層が
薄くなる。その場所をオゾンホールという。」
という記述がよく見られるのですが、なんで南極上空
は大気が薄いのかの説明がわかりません。
教えてください。

また北極にはオゾンホールが見られないのでしょうか。
見られないとしたら、その理由も教えてください。

A 回答 (2件)

「南極上空の大気が薄い」という説明はどこでご覧になりましたか?そんなことはありませんよ。



 オゾン層というのは、地上約10~50kmの高さにある成層圏の中で、比較的オゾンが多い場所があり、これがオゾン層と呼ばれています。

 南極でオゾンホールが現れるのは、オゾン層が破壊される化学反応が低温の場合に進むためで、オゾンホールが現れるのは南半球の冬の季節で、最盛期は9月下旬から10月上旬です。

 では、北極でもオゾンホールが現れても良いのではないかと思われると思いますが、陸地と海の分布の差で、そうはならないのです。

 南極は極付近に大陸があり、その周りが海という環境から、極付近の上空の気温が非常に低くなりやすいのに対し、北極は極付近が海で周りが大陸のため、南極ほど上空の気温が下がらないのです。

 ですから、今まで、南極のオゾンホールと同じようなオゾンホールが北極で現れた事はありません。ただし、オゾンの量が少なくなる現象は現れており、今後もフロンなどのオゾン層破壊物質を放出し続けると、北極付近でもオゾン層が破壊される可能性は十分にあります。

参考URL:http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/hp/3-10ozon …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
子ども向けなどの比較的簡単な説明のホームページ
を調べていたので、少し誤解してしまったようです。
とても正確で詳細な回答でたすかりました。

お礼日時:2003/11/26 10:16

南極は冬の間、極渦という強偏西風のため孤立した気象条件に置かれ成層圏は摂氏マイナス90度付近まで冷え、水分が凍る極域成層圏雲が発生する。

この雲は、主に氷の微粒子からなり、その表面に塩化水素などのオゾンと直接反応しない形の塩素が吸着する。春になり、そこに太陽の光が当たると、再びオゾン破壊力のある活性な塩素原子に変換をされる。
 すなわち、南極の特殊な気象状況は反応容器に相当し、容器が出来るとその中で塩素とオゾンの化学反応が進んでオゾンが異常に破壊される、ということになる。
 少し、おおざっぱに言えば、南極は冬になると強い偏西風が吹いてここで渦を巻き、とても寒い気候のまま、エアポケットのような状態となる。このため、この偏西風で運ばれてきたフロンが、このエアポケットに住み着いて化学反応を起こし、オゾン層を破壊する、ということではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
NO1さんの回答をさらに補足された形の
内容で大変参考になりました。

お礼日時:2003/11/26 10:18

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