dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

「四書」には「孟子」は入っているようですが、いっそのこと「五書」にして「荀子 」も入れるべきだったんじゃないでしょうか?

A 回答 (2件)

「四書」という言葉は、宋代に確立された儒教の経典の一つであり、『大学』『中庸』『論語』『孟子』の四つの書物を指しています。

これらの書物は、儒家の経典として非常に重要であり、古来から中国の教育や文化に大きな影響を与えてきました。

一方で、荀子は「七子」の一人であり、彼の哲学は孔子や孟子の思想に対して独自の見解を提唱しています。荀子の哲学は、現実的な問題に焦点を当て、人間の欲望や利己主義に対する批判を行い、理性と倫理を重んじるものであり、その影響は大きいとされています。

しかし、「四書」という概念自体は、宋代以降のものであり、古代中国の儒家の経典において、荀子の著作がどのような位置付けにあったかは複雑な問題です。また、荀子の著作が「四書」に入るかどうかについても、異論があるようです。

したがって、荀子を「四書」に加えるべきかどうかは、議論の余地があると思われます。ただし、荀子の哲学が儒教の伝統にとって重要であることは間違いありませんし、彼の著作を学ぶことは、中国の伝統的な文化や思想を理解する上で非常に役立つことでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しく教えていただき、お二方とも、ありがとうございました!

お礼日時:2023/04/10 14:57

荀子は徳と儀礼を重視する孔孟思想とは一線を画しています。


合理的・現実的で法家に近い思想の持ち主であり、孟子の性善説に対して性悪説を唱えたことでも有名ですね。

ゆえに、荀子は儒家には分類されますが、孔孟思想を主流にした場合、荀子は異端の思想家で、むしろ攻撃対象になります。
ゆえに、四書の中に荀子を入れるなんて、とんでもない話になります。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!