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アフリカ諸国には、なぜ内戦が多いのですか?部族対立ですか?それともイデオロギーの対立ですか?飢餓の原因になっていると思うのですが。

A 回答 (6件)

イデオロギー対立は、実はほとんどありません。

昔はあったかのように言われていますが、争いの背後に居たスポンサーがアメリカなのかソ連なのかというだけで、自由主義を標榜したり社会主義を標榜していただけのことで、実際のところはどちらも独裁を目指すための方便でした。

アフリカの国々の内乱は、幾つかのパターンに分類されます。
①宗教対立
②民族対立
③権力争い
④資源争い

宗教対立はあるものの少ないです。民族と宗教は大筋一意にマッピングされるので、宗教対立にフォーカスされていても、民族対立が根にあることがほとんどです。宗教対立にフォーカスするのは、支援、応援する国が同じ宗教だからで、簡単に言えば肩入れです。

民族対立はそのまま権力争いにマッピングされることが多いです。対立する民族、部族の間で迫害されたくないから権力を掌握したいというやつです。
今のスーダンで起きているのは民族対立ではなく、軍事機能同士の権力争い。前のスーダンで起きていたのは民族対立で、南スーダン独立の契機ともなりました。

アフリカは過去の植民地獲得の結果として、変な国境線が引かれているところが多々あります。国をまたいで民族が分かれて住んでいたりします。すると、隣国の同民族を支援してけしかけたりもします。そうでなくても、民族、権力機構の裏にはアメリカやロシアや中国がスポンサーしています。

中国は節操なく武器を売ります。ロシアは先端兵器や大量の兵器を売ることに慎重ですが、傭兵をどんどん送り込みます。アメリカは中露と比べれば先端兵器がほとんどなので、兵器輸出は慎重です。それでも、中国の大量の兵器で一部勢力が力をつけすぎたり、ロシアの傭兵の力でパワーバランスが崩れると、特殊部隊を秘密裏に派遣したりします。

資源争いは銭に直結する権力争いとも言えます。金(ゴールド)、銅、ウラン、宝石などの奪い合いが多いです。国よりも政商が裏につき資金援助します。その他、湖や塩の奪い合いもあります。内陸国での魚(蛋白質)、塩は死活問題で、どこかの部族や権力者が独占しようとしたときには、高い確率で内戦化します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。目からウロコが落ちました。

お礼日時:2023/04/30 04:30

まぁイデオロギーというのはあまりないでしょうけど


部族の対立はありますよね。
それと権力争い。
この二つのうちどちらかですよね。

国境がそもそも部族に関係なく他者が引いたものですから
部族が交錯しています。
同じ部族が違う国になってしまうこともありましたし
一つの国に大昔から反目する部族が入ってしまうこともあるわけですよ。
これが内戦を誘発させるんですね。
さらに火を注ぐのが死の商人こと武器商人たちです。
最新の重火器だと言って一方に売り、反対側に
あちらより優れた武器だと言ってはまた売る。
これが繰り返され、お互い相手より強いはず、と思ってドンパチ始めちゃう。

今回のスーダンは明らかに権力争い。
最初は2派が同調して一緒に政治をやろうということで合意していたのですが
人事とそのポジションの権力にどちらかに不満があり、
反目しあいそれが大きくなってドンパチ始めちゃったわけです。

いい迷惑は国民です。
どっちだっていいから平穏に政やってくれ、と思っているのに
当事者たちは俺が俺が、で争ってます。

国民のイデオロギーが真っ二つに割れたのなら
国民もまぁしょうがないと思うかもしれませんが
今回はイデオロギーも下手暮れもなく単に
権力を維持しようとする2派のトップ同士の喧嘩ですからね。

それにしても民度が低い、ってことですよ。

やっぱり国は教育からですね。
教育がしっかりしていない国は不幸です。
なんせ、バカが権力握っちゃうわけですからそりゃ不幸ですよ。
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質問者さまが指摘されている部族対立、イデオロギー対立は、もちろん大きな要因だと思います。


しかし、これらはあくまで敵への対抗意識を高めたいときに、集団への所属意識を確認するための便法です。建前と言えるでしょう。
根幹の原因にあるものは貧困です。
慢性的に解決できない貧困。これが紛争が絶えない根本原因です。人は争わずとも食べていけて、安定した暮らしが続けられるなら、何も命を賭けて戦って奪い取ろうとは考えません。
アフリカは、もう第三世界とは呼ばせないと言う者もおり、この10年ぐらいでグローバル経済効果で大きな経済発展を遂げました。
しかし、そこで生まれたのは豊かで安定した暮らしができる国民ではなくて、むしろ、非常に豊かな一部の者と、激しい貧困の者との大きな格差。
世界経済状況を受けやすい経済になったがゆえに、コロナとかウクライナ侵攻とかの影響で、経済的に大打撃をうけて、高い物価上昇率で、生活に行き詰まる人、行き詰まっても自分たちで互助しあう関係が崩壊してしまっているがゆえに、昔よりも貧困になってしまった人たちが溢れている社会になっているのです。
そんな社会では、武器を持って戦うことを誓えば、飯は支給される軍に入ろうとする者、じっとしているよりも戦えば、何かが変わるかもしれないと思う者が増えても当然です。
スーダンの失業率は13.3%(推計、外務省 少し古い)
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元々国境が民族や部族を無視して引かれたものなので、不仲同士が同じ国になっている場合が多い。


独立時のカリスマ独裁指導者が死亡すると、そのタガが外れて長年押さえ込まれていたものが一気に噴き出す。
それに加えて、独立後も経済的支配を目論む欧州の旧宗主国と、独立運動を支援した旧ソ連の後継国家ロシア、新たに利権獲得を狙う中国などの外国勢力がかなりエグいことをやって、都合が良い政府を建てたり支援しようとしているから。
昔、イギリスのサッチャーの息子がアフリカで傭兵を集めてクーデターを起こそうなんて映画みたいな事を企てているのが発覚し、現地政府に逮捕されたが、サッチャーの恫喝で釈放させたなんて事件があった。今も同じです。
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これは、西欧の植民地政策の


後遺症です。

西欧は、アフリカやアジアを植民地に
して、現地人を奴隷化し、資源などを強奪
して、今の豊かな生活を手に入れました。

そして。
植民地にしたとき、部族や宗教の違いなどを
無視して、勝手に国境を引きました。

また、現地人が団結して宗主国に刃向かわない
ようにするため、
少数派に多数派を支配させて、対立させる
なんて政策を採りました。

そういう対立が無い地域では、他から
現地人を連れてきて、あえて対立をつくる
なんてことまでやりました。

アフリカで、内紛が多いのは、こうした
植民地政策の名残なのです。

そのため、難民がヨーロッパに押し寄せ
ヨーロッパは過去の悪行に
苦しめられているわけです。



アジアでも、ミャンマーがその犠牲に
なっていますね。
いま、盛んに揉めています。
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外国が資源を狙って自分たちに有利な取引をする側に武器を与えるからです。

例えばスーダンでは元々イスラム教徒とキリスト教徒の対立構造があり、その対立を利用している。
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