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化学・ファラデー定数について

流れた電子の物質量は
電気量 / ファラデー定数
とありますが

なぜファラデー定数で割るのでしょうか?

A 回答 (1件)

「物質量」とは「mol」のことで、要するに「アボガドロ定数(6.02 × 10^23)個」集めたときの値ということです。



「質量」なら「原子量、分子量」に「グラム」を付けたものということです。

電気量は「ある個数の電子の電荷」ですので、それを「ファラデー定数 = 1 mol つまりアボガドロ定数個の電子の電荷」で割れば「その電子の mol 数」(「アボガドロ定数」単位で数えていくつか)が求まります。

まずは「mol」という考え方を理解することが先決ですね。

***「mol とは」************

原子であれ分子であれ、それを「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると、それが「1 mol」の物質量になります。

そして、原子や分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると、その質量が「原子量」「分子量」「式量」に「グラム」を付けた数値になるのです。(というか、そうななるように決めた数値が「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)ということ。原子や分子1個は極めて軽いが、このぐらいの個数を集めると「グラム」のオーダーになる)
それが「mol」の意味です。

化学反応は分子・原子どうしで起こりますから、「同じ mol 数どうし」あるいは「反応式の係数に相当する mol 数どうしが反応する」ことになるので、物質の量を「mol」で表すと便利なのです。
「同じ mol なら原子・分子の個数が同じ」ということです。

つまり、例を挙げれば
・炭素(原子量12) を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 12グラム。ということは、炭素12 のモル質量は 12 g/mol。

・酸素(原子量16)を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 16グラム。ということは、酸素16 のモル質量は 16 g/mol。
 気体の酸素は酸素原子が2個結合した「分子:O2」の形なので、分子量は 32。従って酸素分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 32グラム。ということは、酸素ガスO2 のモル質量は 32 g/mol。

・CO2 (分子量44) を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 44グラム。ということは、CO2 (分子量44)のモル質量は 44 g/mol。

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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました!
スッキリ解決いたしました!

お礼日時:2023/06/01 21:18

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