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「平等」という言葉は不公平ですか?
人に等級を付けるのは不公平な気がします。

A 回答 (11件中11~11件)

>人に等級を付けるのは不公平な気がします。



残念ながら人間は「社会」がないと生きていけません。しかし「社会」には必ずヒエラルキーがあり、ごく少数の指導者と中間層、そして下層に分かれるのは致し方ない事なのです。

その上で「平等」というのは《誰でも同じだけ幸せになるチャンスがあり、指導者層になる方が幸せだと思うなら、誰でも指導者層になれるチャンスを平等に与えること》です。

これは「平等」の歴史を見ればすぐにわかることです。

たとえば上流階級と平民階級の平等です。
 フランス革命がこれにあたるわけで、それまでは家系で等級があったものを、平民というたくさんの人たちにチャンスをあたえました。
 その結果平民も大統領などの指導者層になれるし、会社経営などでお金持ちになれるし、王族や貴族が変な法律を作って搾取することもできなくなりました。

 その代わり上流階級だけが担ってきた「社会・国家を維持する義務」を平民も負うことになり、それまで戦争に行ったり、法律や経済の勉強をするのは上流階級だけだったのに、平民にも平等に権利が与えられた結果、参政権という権利と徴兵、さらには普通学校ができて強制的に教育を受ける義務ができました。

フランスでは官僚になるための学校(グランゼコール)があり、ここを出れば誰でも指導者層に仲間入りできますが、そのためには誰であっても学業優秀じゃないといけません。
つまり結果的に等級はつくわけです。

公平のほうは、他の方がイラストを提示しておられるので、それを参照いただきたいのですが、このイラストで注目すべきなのは実は「箱」です。

公平のほうは箱が背の高さによって数が違いますが、これを用意するのは誰でしょう?

現実社会で箱が自動的に出てくるわけがないし、数に限りがある場合に「小さい子優先」などを決めるのは誰でしょうか?

これが指導者層というもので、実は「公平な分配や公平な分担には、それを決める人が必要」なのです。

なので、平等とは「指導者や金持ちに誰でもなれるチャンスがあること」で公平は「指導者がなるべく全員が納得する条件に従って、分配したり分担したりするのを決めること」です

実際、
階級社会では平民以下は指導者や金持ちになれるチャンスはなく、
奴隷ももちろんチャンスはなく、
女性は欧米では財産権・契約権・相続権が無かったのでやはりチャンスがなかったので、

今のように誰でも指導者層になれること・金持ちになれること、誰にも指示されずに自分自身の幸せを追求することができることが世界基準の「平等」なのです。
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