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私は農学を専攻する大学生です。
今世界では人口爆発に伴う食料不足問題が深刻だ、とは知っています。農学では、その為により生産性のある植物の産生や品種改良を行う研究が数多くあります。しかし、食料を増やし、人々を救う研究をして、本当に地球というか、人類のためになるのか疑問なのです。
仮に研究の成果によって多くの人間が生存し続けられるとしたら、ますます食料が足りなくなるし、必要となる医薬品、土地、資源が益々増え、エネルギーが枯渇して誰もが地球で生活できなくなったりしないのですか。私は人口を抑制する為に、人々に避妊という手段を理解してもらう方が良いのではないかと思います。
今地球のどこかで食糧不足で死んでゆく人々がいても、自分は豊かだからこんなことが言えるのかも知れません。この考えは人として足りない考えでしょうか。農学を学ぶ身として答えが出せないでいます。あなたの意見を教えてください。

A 回答 (4件)

現在のところこのまま中国が成長発展していくと、世界的な食糧不足というのがあと数年で訪れるという予想すらあるようです。


幾ら効率的な食糧生産というものが実施されようが足りないものは足りないというのはどうしようもない現実としていつか訪れることではあるでしょう。
ただ人類としてはそうやって出てくる暗黒未来に対してはそこから目をそむけることなく、真っ向から立ち向かってきたという歴史があります。そして後ろ向きになった時点で種としての人類は滅亡に向かうものだとも思います。

例えば原油採掘可能期限というのは50年前には残り30年と言われていたのですが、2000末に出た報告書によっても残り30年です。
これは採掘技術や回収技術の向上によるもので決して無限大という訳ではないのですが、こうやって自転車操業的に寿命を延ばしていくうちに、実際に切れると予想された1980年頃から現代の30年までの間に、石油を消費せずにすむような技術発展も幾つも行われております。そのうち殆ど石油に頼らなくて済むような構造が構築されるのではないかという予想さえあります。
そうやって考えてみれば、どうせいつか枯渇すると言えども採掘技術や回収技術の向上が全く無意味なものだったとは言えないでしょう。

このまま人口が増加していけば、今後人類は宇宙に進出することは避けられないと思います。それまでの時間稼ぎとしてだけのことでも非常に有用なものではないかと思うのです。
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この回答へのお礼

私の考えは要するに問題からめをそむけていただけに過ぎないのかも、と思いました。人口増加はもう不可避なのか・・・確かに技術を向上させてゆけば解決できるような新たな技術の展望が開けるのかも知れません。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/28 14:10

農業を仕事としている人間として一言。



確かに人口抑制に向けた働きをしなくてはいけないとは思います。ただ、避妊や中絶などはキリスト教では禁忌ですので、広めるのはかなり困難ではないでしょうか。今度の、ローマ法王になった方もコンドームは使うべきでないと以前に発言したこともあるようです。宗教の問題は、部外者には理解しがたいこともあるので、一方的に間違っているとは言えませんし。

しかし、アフリカでは皮肉にもコンドームを使わないためにエイズが流行して、人口が減少に向かっています。また、中国などでは一人っ子政策の反動で人口が減少していくようです。ですので、今後も従来のような人口増加は起こらないかもしれません。人口予想は、さまざまな機関が行っていますが、結果はまちまちです。

ほぼ閉鎖系の地球ではエントロピーは増大の方向に行くことはさけられないので色々な問題はおきてきます。ただ、それを少しでも遅くしていくためにさまざまな研究を行っています。農業も100年前の単収ならば、いまほどの人口はまかなえないでしょう。今、自分が生きていられるのは、過去の人たちの努力があったからと思っております。私も、将来の人たちが生きていけるように少しでも良い技術を開発していこうと心がけています。
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この回答へのお礼

農業関係者の方からご意見が頂けてうれしいです。一概に人口が増え続けるとも言い切れないのですか。状況も見方によってさまざまな予測があるのだな、と勉強になりました。

>今、自分が生きていられるのは、過去の人たちの努力があったからと思っております。

自分が、今が、とかしか考えず、相当自分勝手な意見しか持た無いことに気づきました。生かされている事、感謝を忘れていました。 回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/28 14:24

とにかく、「いいと思うこと」をしていくしかないわけですね。



飢餓に苦しむ人がいるし(地球上のあらかたの人は必要カロリーに達していません)、将来的に食糧不足はもっと深刻になるし、
だから、食料を増やす研究は当然必要です。

そして同時に、人口を抑制する努力も当然必要です。
これは並行して行われることであり、どちらも怠ってはいけないことですね。
ですから、なーんにも疑問など感じる必要はないと思いますよ。


ちなみに、飢餓状態になると子孫を残そうという遺伝子のスイッチがオンになり、どんどん子供を産むようになる、という説があります。
飢餓状態から救い豊かになることにより、避妊するといった余裕も出てくるでしょう。

といったこともありますから、なによりまず、食糧問題が重視されるべきだと思います。
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この回答へのお礼

確かに当たり前だと思ってたんです。足りないなら増やせばいいし、足りてるなら減らせばいい。でも…と最近考えてしまって。
何もやらないなら皆死んでしまうだけですから、試行錯誤を重ねて問題に取り組む最中ってことでしょうか。技術でどうにかするしか無いかも?回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/28 14:39

確かに地球という天体は有用な資源に限りがありますが、知識という無限の資源も持っています。


石油も枯渇するといわれて久しいですが探鉱技術や採油技術の進歩でまだ持ちそうです。

人口も自然の調節作用で問題の激化はかなり将来と思われます。

人の寿命は一世紀を越えません。 その間は出来る事に全力を傾けるしかないと思います。
貴方の研究に救われる人が一人でも多いことを願うだけです。 それで良いではありませんか。
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この回答へのお礼

問題を見て、「あ~あ、もうだめじゃん。」と諦めていたのかもしれません。これ以上どうしようもない。将来何も変わらないだろう、と。有限で卑小な存在の私がこの研究をがんばって、無限の将来に夢をつなげるのが問題解決のひとつになるのでしょうか。なんか考え方がぐるっと変わった気がします。明るい将来を夢見たのは初めてかも知れません(笑)。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/28 14:55

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