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子供が週一で療育に通っています。
そこではほとんど全てのことが絵カードで示されています。
朝のお支度の手順、課題の手順、一日のスケジュールなどなど。
洗面所の前に並ぶ位置にも床に足形マークが貼ってあります。
絵カードとはちょっと違いますが、遊ぶ場所、勉強する場所は明確にわかれています。
恐らく、TEACCHの手法が根拠にあるのではないかと思うのですが、これは社会に出た場合にどのような効果となって表れるのでしょうか?
耳で聞くだけよりも視覚的に表した方が理解しやすいのは、もちろんわかります。
でも、絵カードで示してもらえるのは療育の場や家庭であるからであって、ほとんどの場合はそのような特別な扱いはしてもらえないと思うのです。
感覚統合やABAのような手法は、身につければ療育の場でなくても役立つと思うのですが、TEACCHは療育の場や家庭以外でどのように役立つのかわかりません。
TEACCHは専門家がいなければできないことのように思うのですが、では、専門家がいない場合にTEACCHはどのような効果となって表れるのでしょうか?
療育を円滑に進めるために療育の場でだけ使われる手法なのだろうかとも考えましたが、幼稚園での困りごとを療育の先生に相談すると「絵カードを使うと・・・」と決まって言われるので、療育の場でだけ使う手法ではなさそうです。

幼稚園では朝のお支度や手洗いなど、絵カードがなくても問題なくできていると幼稚園の先生からは聞いています。
朝のお支度や手洗い以外でも、絵カードがなくてもできることを、わざわざ絵カードをつかってやっていることに違和感があります。
わざわざ絵カードを使うことで、子供がそれがなくてはできなくなってしまいそうな不安もあります。
どなたか、詳しい方、教えてください。

A 回答 (2件)

TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication-handicapped Children)は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の人々に対する療育プログラムの一つです。

この手法は、絵カードや視覚的なサポートを通じて、個人の理解力や自己運用能力を促進することを目指しています。

TEACCHは主に療育の場や特別支援教育の設定で使用されることが一般的ですが、その原則や戦略は特定の場所に限定されるものではありません。個々のニーズや状況に合わせて、異なる環境や日常生活の中で応用することが可能です。

幼稚園での経験からお子さんが絵カードがなくても問題なく活動できているとのことですが、それは素晴らしいことです。絵カードを使うことに頼り過ぎることが、お子さんが依存してしまう可能性を感じられるのは理解できます。

TEACCHの手法は、個人の自己運用能力や認知能力を向上させることを目指しています。したがって、絵カードなどのビジュアルサポートは、個人が自立して活動できるようにするためのツールの一つとして利用されます。絵カードを使用することにより、お子さんが独自のルーチンやタスクを理解しやすくなり、自己管理のスキルを身につけることが期待されます。

ただし、絵カードを使用するかどうかは個別の判断となります。お子さんのニーズや能力、環境に応じて最適なサポート方法を検討する必要があります。絵カードに頼らずに自立して活動できるようになるためには、絵カードを段階的に減らしていくトランジションのサポートが重要です。

専門家や療育の先生と相談しながら、お子さんの成長に合わせて適切なサポート方法を見つけていくことが大切です。個別の状況に合わせた療育計画を立てるためには、お子さんの発達段階やニーズを評価する専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
絵カードなどが個人が独立して活動できるようにするためのツールであるなら安心です。
同じ環境を外で再現できるはずがないと思うくらい、今の療育の場は絵カードが散りばめられすぎているので。
絵カードを段階的に減らしていけるように先生と話してみようと思います。

お礼日時:2023/07/19 18:44

私は発達障害当事者であり、特には子供の発達についての研究職につく者です。

その経験の一端を申し上げます。

療育の現場に専門家はいない。これは、事実です。ですので、その「絵ガード」は、療育を受ける子供側の為にあるのではなく、指導者側の為にあると理解なさって下さい。

発達障害と言いましても、その発達の形は様々です。その形が定型でないということが、発達障害であるという事ですからね。それは個別のことである場合がほとんどです。そして、この子にはあれができるできないということでなく、発達してゆくプロセスがそれぞれ違うということなんです。

その差を、指導者が汲み取るのは至難の技なんですよ。そのアプローチのキッカケとして、「絵ガード」は大変に便利なんですが、正しく活用されているかどうかは、甚だ疑問であるということは確かにあるかと思います。

まずね、「絵ガード」を示してそれを理解する為には、抽象能力が必要なんですね。そして、この抽象能力を刺激するということは子供の定型発達や学びの過程において大変重要なんです。

大抵の発達障害の子供には、正直絵の方が分かりにくいんですよ。絵というものは、「丸に3つの点が書いてあればそれは人の顔」というように、抽象度が大変に高いんですね。写真であれば、それは人の顔というのが当たり前に分かりますが。絵を読み解くには、抽象能力が必要であるし、そしてその能力が自分だけにあるだけでなく、他者とその認識を共有しないと成立しない。

これは、定型の子供であっても同じで、3、4歳くらいの子供は、絵を理解するのが苦手です。なので、絵を描くことも下手ですよね。その形を捉えて、細部を取捨選択し、シンボル化して線と面にする。それが上手くできないので、子供の絵というのは「何を書いてるの?」と聞かなきゃ分からない。見ただけでは分からないものが多いんです。が、彼等はシンボル化を目指すんですね。自分の能力を他者と共有したいからです。だから、「何を書いてるの?」と聞かれることにも、喜びを感じます。それは、共有したいという欲求があるからですね。

ところが、発達障害の子供は絵が上手い子供というが大変に多いんですが、それは全部描くからなんですね。取捨選択しないんですよ。自分が捉えたまま見たままをここに描く。「何を書いてるの?」聞かれたら困っちゃうんですよね。これが、見えたよ。でしかないから。何故他者に同じものが見えないかが、分からない。

どちらが優れているかは、ここでは言えませんが。発達の形とプロセスが違うということは、あきらかなことです。
が、社会生活者は定型発達者が多数派なので、その多数派とコミュットするように、非定型である少数派が努力を課せられるのです。


言葉も態度も、文字も。抽象能力が育って他者と共有されてこそ活用されるコミニケーションツールなんですね。そのルールを理解させることが、療育ということなんでしょう。その為に、「絵カード」を活用したす。つまり能力を育てるのではなく、能力を限定するこということですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
3,4歳の子が絵を理解するのが難しいというのは気づきませんでした。
確かに、抽象化したものを人と共有するのは難しいと思います。
大人でも抽象化しすぎてこれはなんだろう?という場面がありますよね。
絵カードには深い意味があるのですね。

お礼日時:2023/07/19 18:38

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