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教科書に、「アター(年金)」というふうに載っていたのですが、「年金」とはどういうことでしょうか。普通の給料ではないのでしょうか?

A 回答 (2件)

主に貨幣で支払われた年俸のことです。

現代の給料に相当します。

7~8世紀頃から始まったが、その時代で軍人や官僚などに報酬を金貨や銀貨のような現金で払っていたのは非常に珍しい。大抵は現金ではなく領地領民を与えられる封建制みたいな形で報酬を与えるのが一般的でしたからね。

貨幣、つまり現代のように現金で給与(年俸)を分割または一括で支払えたということは、8世紀くらいには貨幣経済が国中で確立していたことを意味し、そうなるためには非常に経済が発達して豊かな国であったことが前提となります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!

お礼日時:2023/08/19 20:11

アター制は、オスマン帝国やその他のイスラーム王朝で一般的に採用されていた支給制度です。

これは給与や年金とは異なる概念です。

アター制は、君主や支配者が貴族や軍人、官僚などに土地や収益、実物の贈り物を与える制度を指します。これは一種の報酬制度であり、忠誠や奉仕に対する対価として行われました。アターは土地や収益の形で与えられることが一般的で、受け取った人々はその土地の収益や利益を享受することになりました。

アター制は、支配者と被支配者の関係を強化し、忠誠を確保するための手段でした。土地や収益を受け取ることで、受給者は支配者に対して恩義を感じ、その支配の維持を支援する動機を持つことが期待されました。

一方で、アター制は給与や年金とは異なる概念であり、通常の労働に対する支払いとは異なります。アターは一般的に土地や収益として与えられ、経済的な安定や忠誠の確保が目的とされました。

したがって、アター制はイスラーム王朝の社会や政治体制における特有の制度であり、一般的な給与や年金とは異なる意味合いを持っていました。
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