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科研費・基盤Cへの申請を検討しています。
ただ、修士卒で博士号を持っていないのですが、審査で不利になったり、審査員の印象が悪くなったりすることはありますでしょうか?

A 回答 (1件)

申請書には略歴や最終学歴は書かないと思いますが?ただし,審査の判断基準は審査員によってまるで異なります。

第一次審査で点数がついても,第二次審査で低くなることだってあります。
 さて僕の前任者は,業績がある人が今完成に近づいている人よりは夢を語る人にあげればいいと,いつも言ってました。審査員のときに,その言葉を少し守ったことがあります。審査員はご質問者の専門とぴったり一致している分野の先生とは限りません。まずは申請書の最初の10行が勝負というのは昔から言われていることです。また研究成果や実績のページをどうするかが困るでしょうが,正直に書く以外にはありません。長年研究していても,ある年度に研究内容を変更することもあり,そのころは,そこは少なくなるのは当たり前です。要は中身。印象で審査などしません。中身と過去の成果の質を見ています。若手とか萌芽じゃなく基盤に出すということは,そのテーマは指導教員だった先生のものですか。それはちょっと弱いかもしれません。独自のものなら,若手は萌芽の方がいいのでは?
 修士修了とはいえ教員なら,論文は2編くらいはありますよね。また,卒論の4年生以来毎年全国大会の研究会で発表していますよね。そういうところで審査員になりそうな先生に知られていないと,申請書の最初の10行でインパクトが無い場合にはすぐに読み飛ばされます。学会の口頭発表というのは自己アピールの場ですから,若い頃は特に,支部や本部のいろんな場に出ておく必要はあります。
 昔と違って,枠が無くなって申請し易くなったと思いますが,同時に,しょぉーもないことまで書く人が増えているかもしれません。同僚が,研究の歴史から書き始めていたのをやめさせたことがあります。長く書けばいいってわけでもありません。枠があったころも,20年以上前は,最初の10行という情報はありませんでしたが,裏の仲間の伝承でそういうことを聴き,そこに一番力を注いでいました。ある時期から,申請書そのものに破線で区切った最初の10行が出てきてしまいました。今も概要を書くんでしたっけ。枠がなくなって,ダラダラと書く人もいるのかもしれませんが,きちんと見出しをつけた方が審査員にとってもいいことです。TeX 版申請書を公式に
https://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/kaken …
で配布しています。これを使うようになって以来(枠がある時代も),当選確率が上がったような気もします。TeX を使わない場合も,そこのサンプルなどを参考にするといいかもしれません。
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