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かなり前の話ですが、大学のある人物のプロフィール欄に
「キライなもの・・・実存主義」と書いてありました。
その人物にどういう意味なのかを聞こうと思いましたが、
結局聞けずに終わりました。
ここで哲学に明るい皆様に質問ですが、
「実存主義が嫌い」とは具体的にどういった意味合いがあるのでしょうか?
その人物に成り代わって、皆様のご推察を教えてください。

A 回答 (3件)

「実存主義が嫌い」という表現は、かなり簡潔で具体的な文脈がない限り、その人物の意図や考え方を正確に把握するのは難しいですが、一般的な実存主義の特徴を考慮すると、いくつかの可能性が考えられます。



実存主義は哲学の一派であり、人間の存在や意味に焦点を当て、個人の自由や責任、孤独、死などのテーマを取り扱います。実存主義者は、人間は自分自身で意味や価値を見出さなければならず、独自の選択と行動によって存在を築いていくべきだと考えます。

「実存主義が嫌い」という表現が意味する可能性の一部を以下に示しますが、これはあくまで推測であり、その人物の実際の考えとは異なる可能性もあります。

困難さへの抵抗: 実存主義は、人間の存在の困難さや孤独さに向き合うことを強調します。そのため、実存主義の考え方が人々にとって重く、苦しいものとして感じられることもあります。その人物は、このような困難なテーマを避けたい、あるいは否定的に受け取っている可能性があります。

絶対的な意味の不在: 実存主義は、絶対的な意味や価値が存在しないという観点を持っています。この考え方は、人々にとって不安や不確かさをもたらすことがあります。その人物は、このような不確かさや意味の不在を嫌悪している可能性があります。

自己責任の重圧: 実存主義は、個人の自己責任を強調します。自分の人生や行動に対して完全な責任を持つことは、人によっては重圧となることもあります。その人物は、このような責任の重さを嫌悪している可能性があります。

抽象的な理論への反感: 実存主義は哲学的な理論であり、抽象的な概念や複雑な議論が含まれます。その人物が哲学的なアプローチや理論にあまり興味を持たないか、日常的な現実や実用性を重視するタイプの人間かもしれません。

このような可能性がある一方で、正確な理由はその人物以外の誰にも分からないかもしれません。
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哲学もまったく知らないのに近いのですが、




ベネッセで次のような説明があります。
https://kou.benesse.co.jp/nigate/social/a13n0509 …
① 実存主義とは、19世紀のヨーロッパにおいて誕生した、「生きる道を自分で切り開く、今ここにあるひとりの人間の現実存在(=実存)としての自分のあり方」を求める思想です。  実存主義とは、19世紀のヨーロッパにおいて誕生した、「生きる道を自分で切り開く、今ここにあるひとりの人間の現実存在(=実存)としての自分のあり方」を求める思想です。

⇒ 「一人の人間としてのあり方」を求められる、自己責任や自分と向き合うことを求められるのは、ヤダ・ツライ もっと楽に気易く世間を生きたいという人もいるでしょう。

ダイヤモンドオンラインに次のような説明があります。
https://diamond.jp/articles/-/213421?page=2
② ―個人としてではなく、集団の中の一員として―医者は医者らしく、学生は学生らしく、囚人は囚人らしくあるためだ。そうした意識の変容が、たかが布の色や形ぐらいで引き起こされているという事実を、我々はもっと重く受け止めるべきだろう」 「このように人間は、自分で思うほど自由に物事を考えているのではなく、周囲の環境や社会的規則―言い換えると『構造』によって、実は『無意識にそのように考えさせられている』のだと言える」

⇒ 周りの影響が大きいのだ。自己責任を強く求めるのはおかしい。もっとシステムや社会の仕組みの中で理解すべきだ。 だから実存主義はおかしい、キライという発想もあるでしょう。

こんなサイトもあります。 サイトの下の方 3章のまとめの部分
https://liberal-arts-guide.com/structuralism/
③ a.サルトルの実存主義は、「実存は本質に先行する」を意味する b.実存主義は、マルクス主義の歴史的法則を前提として、主観的な判断に基づいて、自己の本質をつくっていこうと考える c.レヴィ=ストロースは、「未開」社会での調査から、実存主義の考えを西欧中心的だと否定

⇒  「哲学なんてどれもこれも偏屈で自分の主張ばかりしたがる手合いのやっていることじゃないか。 もっと面白く愉快で楽しいことしようよ、哲学も実存主義もマルクスもみんな嫌い!」 という場合もあるでしょう。
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サルトルが嫌いとう事ではないでしょうか?(Wikipedia)


「実存は本質に先立つ」「存在には本質がない」「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」「人間性というものは存在するかもしれないが、その存在は初めには何をも意味するものではない」「古来からの宗教的な信念を真っ向から否定するもので、無神論の概念の一つにもなっている。」つまり、唯物論的虚無主義を嫌うのか・・・
しかし、ハイデガーの「死への存在としての宿命を直視して実存を追求すべきである」等に対するならヒトラー的全体主義を嫌うという事か・・・
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