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よろしくお願いいたします。
すでに亡くなってしまっている知人の元教授に聞いた話では、講師や助教授(当時)、教授などになるためには、大学院課程修了(修士ではなく博士)を得ていないといけない。
スポーツ芸術等の実績から客員教授などからのものは除くが、大卒の学士や修士ではこういった職に就けないと言っていました。
ただ、その方からの依頼でプロフィールをまとめた際には、昔の学校組織に基づくのでわかりにくかったのですが、おそらく修士までだったようです。
そして、この方は、一つの大学で異なる学部を兼任する形で講師・助教授・教授となり、最終的には名誉教授までなったということです。今の時代と異なり、文部省(現在の文部科学省)で認められた名誉教授という栄誉職だから、大学のみで認定された名誉教授とも異なるということでした。
その方は、そういった経緯から地方大学の名誉教授も有名難関大学の名誉教授も、同一基準での評価だから難易度は同じといっていました。

大学で教鞭をふるったり研究を行う講師~教授等について、博士必須というものは存在したのでしょうか?現在はどうなのでしょうか?
客員教授その他特殊な教授職も聞きますが、上記との違いなどがあればお教えください。

学部を超えた、兼務教授というものは、どの程度あるものなのでしょうか?

名誉教授といった名誉職についても、時代などでも異なる条件、種類などがあったのでしょうか?

私は大学出身者ではない(専門卒)ので、大学内のことがよくわかりません。
もっとこの方とお話が出来たらよかったのですが、名誉教授になり、大学内活動を引退されてからの出会いで高齢となったのちだったので、詳細を聞くことが難しかったのもあります。
お詳しい方がいましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

法令の条文を調べたところネットでは2007年以前のものがいまだに載っていて、

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chuk …
現在の基準がわかりませんが、
大学設置基準
教授 第十四条 1.博士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有し、研究上の業績を有する者

助教授(現在は准教授なので変わっているかもしれません)
 第十五条 三 修士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有する者

講師 第十六条 一 第十四条又は前条に規定する教授又は助教授となることのできる者

助手(現在の助教なので変わっているかもしれません)
第十七条 一 学士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有する者

となっていますが、実態は公募で博士がわんさか応募してきますので、結果的に博士が必須と思います。

ちなみに、私が修士を取って民間研究所に3年勤務後、公設研に移って1年たった時(1988年、博士未取得)、出身大学の出身講座で助手の公募があったのですが、その時の基準でも博士必須で、博士課程修了した1年後輩が採用されました。当時でも博士必須の条件が付いていました。

一方、私が学部4年になるとき(1981年)、助手の先生が転出したときは、博士課程2年の方が中退されて採用されました。これは公募ではなく、先生間のいわばコネで採用されたものです。

公募だといっぱい応募者が出ますので、博士がなければ採用されないのが実情だと思います。
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昔は(50年以上前)、教授になるには必ずしも博士号は条件になっていませんでした。

ある時期以降に政府の政策で、世界に遅れているからと、博士号を大量に出すことになりました。一方では、大学の世界ランキングでは、日本の大学が下がる一方です。中には一度出した博士号をとりあげるなどの例が出てきました。
現在、大学の入学定員割れが50%を超えてきたりする状況で、教員の定員枠も増やせません。結果として、自然減もあって、正規教員も減り(外部講師、特任、その他で埋める)、新規採用も減って来ました。その結果、博士号を取得しても教授になれる機会が激減し、いわゆるポスドクの過剰状態になっています。
結局、教員採用の倍率が高くなり、足切りとして、応募条件が博士号をすでに持っていることが一般化しました。ごくまれには博士号を求めない例もあります。博士号といっても、専門に特化しているので、採用後に活かせるとは限りませんが。
「一つの大学で異なる学部を兼任する形」の例としては、入学後の教養課程で学部の課程と無関係に法律とか、教職科目などを教える場合とかはあります。
名誉教授は各大学が裁量で決めると思います。教授を何年以上務めたとか、さらに教授仲間の推薦とか。自動的にではないでしょう。大学によっては名誉教授室があったりもします。大学図書館に、XX名誉教授寄贈本の棚があったり。退職時の処分に困った本ですね。
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国立大を既に退職した者です。

昔の話については正確なことは書けません。
 今は,助教(昔の助手)・准教授(昔の助教授)・教授は原則として公募で採用を決めます。公募サイト
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop
をご覧ください。そこに個々の応募資格が書いてあります。昔は助手になるのに博士号を必須としたりはしていませんでしたが,少なくとも50年前くらいの工学系なら博士号程度は必要でした。単位取得退学でもいいですが,数年以内に博士号を取得することを条件に助手に採用していたと思います。今も助教は縁故採用でもいいとする大学・学部がありますが,公募をするところもあります。特に大学院重点化した学部(重点化したら研究科)では博士課程の学生を定員通りに積極的に指導して修了させないといけませんから,そこの教員の公募への応募資格には博士号取得が条件になっているのが一般的です。最初のご回答と,現状はかなり違います。なお日本の博士号でなくても米国のPhD やヨーロッパの博士号でも同格に扱うのが一般的です。
 助教から准教授,准教授から教授になるときも,公募が原則で,かつてのような縁故採用は原則禁止です。どうしてもある人を採用したければ,その人しか応募できないような条件にすれば,周りも「あぁ,あの人を採用する積もりなんだ」とわかりますから問題になりません。ただ,それは限られた場合です。公募は昨今は不調に終わる,つまり応募者全員が相応しくないと判断されることもあります。判断基準は,上の公募サイトを見ればわかりますが,大学は教育機関ですが教員は研究をしないといけませんから,研究成果つまり論文の質と数で比較されます。どちらも定量的な比較が,少なくとも英文論文であれば可能になっています。大学はその教員の研究を踏まえた教育をする教育機関ですから,高校までとは全く違うので,そういう風な採用条件になっているわけです。
 助教を公募したけど一番いい候補が博士号を持っていない場合は,助手という職名で採用して,できるだけ早く博士号を取得するように指導したりします。准教授の場合も,博士号を持ってなければ講師とか助手・助教としてしばらく研究をしてもらうことになるかもしれません。
 50年以上前は,教員を採用するのは縁故採用もよくあることで(僕がそうですが),博士号が必須というわけでもない(僕は持っていましたが)でした。また採用された教授が50歳なのに論文出版数が20編でも何も問題視されませんでしたが,法人化前に大学院重点化という改組で,大学を二種類に分けたときに,博士号の有無が問題になったわけです。論文数も,旧帝大をはじめとする研究型大学の工学系の教授なら英文論文があたりまえで,第一著者の英文論文が年齢数だけないといけないなどの目安があったりします。
 学部を越えた教授??? わけがわかりませんが,米国などだと所属が複数ある教授は普通に存在しますが,日本の場合は,ある組織が本籍で,そこに所属して,他の研究所などの教員を兼務するくらいのことだと思います。兼務は当該組織の教授会での承認が必須です。
 文科省認定の名誉教授??? 40年くらいの間で,そういう話を聴いたことは一度もありません。名誉教授はそれぞれの大学で規定があって,それを満足する退職教授に与えられる称号です。ほぼ何の権利もありません。その大学の運営にも教育にも一切関与してはいけません。専攻や学科によっては,呼んでもいない場合に建物に近づくことも禁止していたりします。つまり,特に金と人事には一切口を出せない立場で,そこの学生も使えない立場。退職後も科研費などを継続して持っていても,一人で研究をしないといけません。しかも,学内に居所をもらえるかどうかも大学によって異なります。名誉教授ができることで,全国の大学で多分共通しているのは二つだけです。一つはその大学の図書館が使えること。もう一つは,もしその大学のメールアドレスがあるなら,それを継続して使えること。この二つです。名誉なのは,大学にとって名誉な(規定の上で)存在というだけのことで,その個人が尊敬される存在というわけではありません。
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明治の昔から博士でなければ大学教授にはなれません。


昔は博士が少なかったので、大学教授になる必要十分条件だったため、「末は博士か大臣か」とまで言われていて、博士と大学教授は同義語でした。
今では、博士が多いのでポストが不足していて助教にすらなれない者が多数います。
ただ、博士号を授かるのに大学院の博士課程を修了する必要は全然なくて、それなりの論文を完成させれば博士になれます。
例えば、私が学生の時に図学を教えていた助教授(今でいう准教授)は、修士だったのですが、教員としての実績を買われて教授になれる段階で、慌てて書き溜めていた論文をまとめて博士号を取りました。
また、私の兄も修士課程しか修了していませんが、助手(今でいう助教)時代の論文を集めて博士論文にしました。博士論文は出版を義務付けられていますが売れる訳が無いので、一冊専門違いの私に押し付けられて、今でも本棚に残っています。
名誉教授については、文字通り名誉職ですから、各大学で定めた規定によりますので、千差万別です。厳しい大学だと、その大学の教授を10年以上勤めている事が要件だったりします。
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大学教授になるのに、一切の資格は要りません。


中卒でもなれますし、もしくは義務教育の一切を受けてないとしてもなれます。

が、大学というところは派閥が大好きなので、自分が辿る道のりを来た者を優遇するという傾向はありますが、それは資格云々の話しというよりは、下世話な俗物根性の話しです。
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