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こんにちは。世の研究生、研究職についている人に質問します。
私は、理学部の化学科を卒業して今はある研究機関で仕事をしています。
学生のころは実験することは楽しく毎日が充実していたのですが、就職してから
は研究というものに疑問を感じ始めてしまいました。同じ職場では私と同じ研究をしている人もいなくて、相談する人もいなく、行き詰まっても解決法が見当たりません。私としては人の役に立つ研究もしくは開発をしたいと思っているのですが、なかなか納得いくテーマも見つからなく、学会などに行っても発表のため論文のための研究って言う感じで、こんなことをやってどうするのだろうか?とか冷めた目でみてしまいます。
研究をやっている方でこんな風な考え方になってしまった人っているのでしょうか?こんな私はやはり研究職には向いていないのでしょうか?最近は人とあまり
しゃべらずに黙々と仕事をすることが苦痛で苦痛で仕方がありません。

A 回答 (5件)

理系の特に研究者にありがちな症状ですね。


いわゆる「精神的失業者」という状態です。

私はある人のエッセイで考え方を変えました。
たぶん昔は、研究ってどうしてするんだろう?とか
この研究が役に立つのか?自分には他の学問が向いているんじゃないか?とか
自分の職業は他にあるんじゃないか?とかを
真剣に何ヶ月も何年も悩まなかったからだと思います。
これは自分の内面を見つめることを疎かにした結果と言いかえることも
できると思います。

私は、考え方を変えてから「心理学」の本などを読み漁りました。
非常に参考になりました。特に加藤諦三氏は大量の心理学についての本を
出していますが、非常に参考になりました。一読をお勧めします。

そして経験者としての私からのアドバイスですが、3つあります。

    ・不幸のはじまりは、軌道修正を敗北と誤解すること。
    ・心の内面の葛藤と直面し、本当の自分の心の声を聞くこと。
    ・苦痛を和らげるには、その原因について考え理解すること以外にない。

特に2つ目は、私は困難をきわめました。なぜか?
本当の自分が、自分にとって重要な人に対する期待を裏切ることになるから。
自分にとって重要な人(両親や恋人など)が自分に期待すること
         ・Aを尊敬しろ。
       ・Bを軽蔑しろ。
       ・Cになれ。
       ・Dにならないでくれ。
など様々なものがあるが、これと、本当の自分が感じていることにギャップが
ある場合、人は、自分にとって重要な人を裏切ったと感じる。
だから裏切ったと感じることにつながる「自分の心を覗く」ことが怖くなる。
◆ポイント
自分以外のだれかに、どう思われるか?が自分にとって重大だという考えを持
っている限り、自分のしたいことや自分の幸せなどはわからない。
恐れずに、自分の心をのぞけ!
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございました。shoulder99さんも研究に関する仕事をしてみえるのでしょうか?回答は私にとっては理解するのがちょっと難しい部分もありましたが自分なりに理解したつもりです。
精神的に追い込まれてから、宗教とかがブームになっている訳が分かったような気がします。やはり、何かに頼っても結局自分は自分なんだから自分で自分自身を見つめ、よく理解するしかないんですよね。
私は、昔から人(特に親)の期待を裏切ってはいけないと思っていましたし、
社会のレールから外れることが怖くてあまりいろんなことを深く考えず、また苦労もせず、大学行って就職してきました。大学も就職先も人からみればまあまあなところだと思います。でも、最近良い大学、いい会社へ就職することが本当にいいことだとは到底思えなくなってしまいました。立ち止まって自分は何が本当はしたくてどんな風に生きていきたいか?ということを考えることなくきてしまった結果今の状況があるんですよね。
心理学の本を読んでみようと思います。特にお勧めのものがあれば是非教えていただきたいと思います。

お礼日時:2001/09/15 17:02

 昔、企業で研究職でした。



 当時、私も suuga さんと同じような悩みを抱いたことがあります。それも、何回も。
 趣味がいやになったっていうんなら、しばらくほったらかしとけばいいんですけどね。やりたくなったらまたやればいいんだし。でも仕事はそういうわけにはいかないですからねえ。

 私の仕事だったことも含めて、化学系の仕事って、一般の人の目につくもんじゃないから「何の仕事してるの?」という問いの回答に対して理解してくれる人なかなかいないんですよね。で、理解できる人(学生時代の友人等)にしゃべっちゃうと、企業秘密をばらしかねないし。

 で、自分の場合どうしてたかというと、家に戻ってから「自分の仕事の意義って何だろうなあ? この研究に成果が出たところで、誰が喜んでくれるんだろう」というようなことを延々と考えてました。

 その度に出た結論は、というと・・・

 あったりまえの話ですが、企業は儲けが見込めない研究に金は出しません。逆に言うと、企業が「続けなさい」という研究は、儲けがある=世の中にニーズがある=世の為になる=人の役に立つ、ものです。研究者を満足させるための研究では決してありません。
 つまり、自分がやっている仕事は、一般の人には理解を得にくいものだけど、縁の下の力持ち、これを待ち望んでいる人が世界のどこかにいる、そして、自分の研究の成果がその人を幸福にするんだ!
 ということで、半ば思い込みですが、それでも自分を鼓舞することができました。

 研究機関とて同じはずです。恐らく、基礎的な研究が主だとは思いますが、その基礎的な研究こそが、将来人々の暮らしを豊かにする大きなプロジェクトに発展していくのです。研究なくして工業の発展はありえないですよ。学会もしかりです。何らかのきっかけ、ヒントになる研究が必ず潜んでいるはずです。

 suuga さんの悩みは、研究に携わる人なら大抵の人が抱くもので、研究職に向いていないんじゃないかなんて思い詰める必要はありません。実験が楽しかったのなら、それは研究職という仕事を楽しめる証拠です。ただ、学生と違い、ノルマがあり、予算の折衝があり、進捗状況の発表が頻繁にあり、研究以外に煩わされる要素が多くなるので、どうしても気分が重くなりがちですが。そんなときは、なぜ自分がこの仕事を志したのかを思い出してみて下さい。

 それでは。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございました。
私の場合は企業ではなく県の試験研究機関なんです。地方公務員です。
研究職を志したというよりも配属でそうなってしまったって言う感じなのです。
だから、あまり企業秘密とかはないのですが、これをやりなさいといったものとか
プロジェクトチームとかはありません。自分でテーマを探して1人でやっていかなくてはなりません。こういえば自分の好きなことを自分のペースでやっていけるからいいのでは?と言われがちなのですが、好きなことやりたいことが見つからない
今はとりあえずやれることをやるという感じです。このままでは、10年経っても
納得のいくことが出来ないのではという不安で一杯です。
実験という作業は好きだけれど、研究は好きではないのかなあ?なんて思ってしまいます。でも、皆さんこういう悩みを多かれ少なかれ持っているんですね。

お礼日時:2001/09/15 19:31

 現在、企業系の研究機関で機械系(主に自動車全般)の研究をしている者です。


 自動車の研究なので物理学者・化学者的な能力を必要としつつ、しかしその実証の為には町の発明家や鉄工所の大将の様な工夫と職人ワザが要求される状況なので、suuga様の研究機関とはちょっと違う雰囲気だと思いますが、ご参考までに。

 ウチの部門も企業傘下の研究所である以上、会社側はカネになる成果を強力に要求しますが、元々PL法のターゲットに最もなりやすい自動車、基礎研究や応用研究レベルではとても商品化までたどり着けません。

>私としては人の役に立つ研究もしくは開発をしたいと思っているのですが、

 確かに御指摘通り、ウチでも自分の研究成果が世に出ない事を不満に思っている同僚も数多くいますが、正直なところ、ワタシは変人なのか(A^-^;)、世の役に立つとか有名になりたいとかあまり考えませんので気になりません。

 そもそも、元々お客様直納の特殊なクルマの設計屋だったワタシが研究職に転職したのは、自分が「知りたいことがあったから」であって、世のタメになろうとか誰かに喜んでもらおうとなどゆぅ目論見はありませんでした。勿論、自分の探究心だけで職種を選んだので仕事の社会的意義などどぅでもヨイですし、友人に話して自慢する趣味もありません。「仕事、ナニやってんの?」「企業機密」・・・・。

>同じ職場では私と同じ研究をしている人もいなくて、相談する人もいなく、
>行き詰まっても解決法が見当たりません。

 現在の自動車業界は空前絶後の不況の真っ只中にあって、ウチでは研究費どころか研究所そのものの活動資金がスズメのナミダです。当然研究員も最小限でやっているワケで、ウチの部署では何と1人で最低2コの研究を同時に回す、とゆぅオニの様な暗黙の規則もあります(ワタシは今、3・・・・4コの研究にかかわってますね~)。
 勿論行き詰ったところで誰に聞くことも出来ませんが、ワタシにとってはそれも魅力的なイベントです。
 試作車など作り1回走らせてみると問題が山積み、どのデータを見ても全く予想外の結果が出る事など当たり前ですが・・・・
1)徹夜で原因を究明し、改良案を練る。
2)とりあえず自分の予想した通りのデータが出る様な実験方法をデッチ上げたり、手持ちのデータからムリヤリ望む結論に引っ張った報告書を書いたりして、適当にお茶を濁す。
3)1人でショボショボやらされている事を逆手に取り「これは出来ない。オレが出来ないと言っているんだからこの会社では誰にも出来ない!」と開き直る。
・・・・などなど、どれも大変なお楽しみイベント、勿体無くて他人には任せられません。
 そもそも誰かに聞いたら解が出る様な内容に、高い研究費を払う愚か者はいません。そぅゆぅのを「ブレイク・スルー技術」と言うのではないでしょうか?

>なかなか納得いくテーマも見つからなく、

 これはワタシも不満ですね~。会社側から押し付けられる研究は、ほとんど自分的には「知りたくもない」事ばかりで、シブシブやりだすと今度は矢の催促で報告書を要求され・・・・あ~ウンザリ・・・・しかし、自分の中では「納得のいくテーマ」はハッキリしており、それが「見つからない」とゆぅ事はありません(「納得のいくテーマ」が見つからないのではなく、時間とカネがなくて「出来ない」だけです)。
 ワタシの場合、会社のカネをチョロまかして(!)自分でやりたい研究を気長にやったりしています(部品業者などと仲良くなり、プロジェクトと関係ない部品の金額を、プロジェクト関連の請求書に混ぜてもらえばオッケーです。一応このアングラ研究で判った事は報告書や特許として提出しているので、会社側は見て見ぬフリ、なのかも知れませんが)。

 さて、suuga様の場合ですが・・・・ワタシが思うところ、やはり貴殿は研究に向かない様な気もします。直接ヒトの役に立つ為には民生用の商品を作らなければならず、それは即ち「商品開発」です。「研究もしくは開発」と、一括りで語れるモノではありません。開発は研究と同じ直線上にありますが、内容自体は全く別物です。御質問を拝読させて頂いた限り、貴殿は開発畑の方が向いている様な気がします。
 ただ誤解のない様に付け加えさせて頂きますが・・・・テクノロジィとゆぅモノとは全く無縁の普通のヒトに自分の技術を喜んでもらえるとゆぅ事は、論文を連発して学会でスターになるとか、製品として到底実現不可能な高度な理論だけでノーベル賞を取るより崇高な事だと思います。その為には、格調高い本を書くより「役に立つモノ」を作る必要があるのは言うまでもありません。、

 と言いつつ、最後に。

 上述致しました様にワタシは、報告書は出さねぇわ部の研究方針に不平を言うわ研究予算でガラクタ買うわで、明らかに不良研究員だと思われます(次のリストラ要員とゆぅウワサも・・・・)。ワタシ自身15年の研究生活で知りたい事はほとんど判ったし、最近の研究テーマもツマラないし、また、上司から「年齢的にそろそろ管理職の仕事をしてもらわんと」と到底承諾出来ない要求をツキつけられたりで(自分の研究の時間を割いて若い衆の面倒などみたくない)、そろそろ研究員生活に見切りをつけ、また「モノ作り屋」に戻ろうかな?などと考えています。
 実はワタシ自身も、仕事としての研究は向いてなかったのかもしれません。結局のところ研究業務は、学会など学術的な世界での活躍を目論むインテリ野郎ぐらいしか続かないのかも・・・・。
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「私の場合は企業ではなく県の試験研究機関なんです。

地方公務員です。研究職を志したというよりも配属でそうなってしまったって言う感じなのです。 だから、あまり企業秘密とかはないのですが、これをやりなさいといったものとか プロジェクトチームとかはありません。自分でテーマを探して1人でやっていかなくてはなりません。こういえば自分の好きなことを自分のペースでやっていけるからいいのでは?と言われがちなのですが、好きなことやりたいことが見つからない 今はとりあえずやれることをやるという感じです。」

私が思いますに、近くの大学の先生或いは出身大学の先生と共同研究をされたらと良いのではないかと思います。県の試験研究機関なら研究費もある程度あり、研修ということで大学の研究室で研究することも可能だと思います。学会とかで自分が興味を持った先生も訪ねることも可能なのではないでしょうか?先生方は、自分で研究費を持っている研究者が共同研究してくれるというのは、学生を教育する必要もないし、公務員とのことで身元もしっかりしているので、喜んで受け入れて下さるのではないでしょうか?

また、そこで、新しい出合いや発見があったり、話し相手が見つかったするかも知れませんし、気分転換にもなるのではないでしょうか?

折角、研究職の公務員になられたのですから(世の中、なりたくてもなれない人も多いそうです)、それを最大限に活用してみてから、また、考えてはどうかなと思います。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
私自身、このままではいけないと思い上司に社会人学生について相談してみたのですが、そういう制度はあまりなく、そもそも近くの大学(出身大学なのですが)で
同じようなことをやっている先生は一応いるのですが、あまり良いテーマ、良い研究をやっているようには見えず、学生もドクターが1人もいないという状態で、そこのマスターの学生に聞いてもなんだかばらばらな研究室だと言っていました。そんなことをここで書いても仕方ないのですが、なにか良い方法を探そうと思います。

お礼日時:2001/09/19 18:16

御返事読みました。

それなら、興味のある分野の有名な先生にコンタクトを取ってみてはどうでしょうか?私の研究室には、地方の県の研究機関や、国の研究機関、企業の人、高校の先生等が半年から2年間、共同研究でよくいらっしゃいます。社会人学生の制度については良く知りませんが、前出の社会人の方で実際に研究室にこられて、修士や論文博士を取られた人も多いです。

近くに良い大学や研究室(研究機関)が無いのは残念ですが、今の環境を換える意味では、少し遠くても半年から2年、どこかで共同研究で行かれてはどうですか?

アクティブなラボは人も多く、出入りも激しいので、いろいろと刺激を受けるのではないかと思います。変な人も多いですが。

また研究機関(例えば、OOO研究所)といった独立行政法人のラボは、大学よりも更にアクティブなところが多いです。

suugaさんの場合、次の就職先(安定した就職先)を探す必要は必ずしもないので、あまりガツガツしておられないと思いますが、ポスドクの人は任期制のため、そこでの研究成果が、次のステップのため、いわゆるパーマネントポジションのために必要であったり、より優遇されたポスドクになるため、かなり一生懸命働いています。そういった人を見るのも刺激になりますし、良いラボでのセミナー等に参加すると、研究の問題点や解決方法等、勉強になることも多いです。

御返事を読んだ限りでは、上司の方もあまり、このような共同研究についてご存知ないかも知れませんが、先に書きましたように私の周りには多いので、他の部署の事例や類似の機関の事例を調べてみては如何でしょうか?

また、思い切って海外にいってみる手もありますよね。言うのは簡単ですが。

余り思いつめないで、とりあえず何か行動してみることも、時には重要といったところでしょうか(内情を詳しく知りませんので、的はずれかも知れませんが)。

お役に立つかどうか分かりませんが、私の今の経験から考えられるのはこんなところです。
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