ハマっている「お菓子」を教えて!

次のニュースを読んでいて、そんな疑問が出てきました。
北朝鮮が発射した多量を長距離砲の砲弾を、韓国は建設中のアイアンドームで防御するように書かれてます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6b2e794f01288 …

でも、飛んでくるのが大きなミサイルなら、こちらからもミサイルを発射して迎撃できそうな気もしますけど、1時間に1万6000発も降り注いでくる大砲の弾をどうやって防ぐんでしょう

ふと思ったんですけど、アイアンドームを作って維持するより、大砲の射程距離内の危ないところにある首都を、もっと南の安全なところに移す方が安上がりだったりして……

A 回答 (2件)

仰る通り、韓国式アイアンドームでは、北鮮の砲撃を防ぐことはできません。

 アイアンドームに頼らずに、北鮮の砲弾が届かないところまで首都を後退させるほうが、北鮮の砲撃を逃れるにはより現実的でしょう。  

北鮮の自走砲コクサン(Koksan)の名称は北鮮南央部の黄海北道谷山(コクサン)郡で初めて確認されたことからアメリカ国防総省が名づけたもので、朝鮮人民軍での正式名は「主体砲(주체포:チュチェポ)」とされています。

コクサンには、1978年に確認されたM1978と、1989年に確認されたM1989の2種類が存在します。 主砲はいずれも170mm カノン砲で、射程は通常砲弾で約40km、RAP(Rocket Assisted Projectiles:ロケット補助推進)弾を使用した場合には最大約60kmと推定され、RAP弾を用いれば北鮮領内からソウル特別市を砲撃することが可能です。 

かつて韓国国内では、北鮮の長射程砲に対する国民の不安が大きいことから、実戦で検証されたイスラエルのアイアンドームが必要だという主張も出ていました。 実際、韓国軍当局は2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃戦以降、アイアンドームの導入を検討しましたが、「朝鮮半島の地形と戦場の環境に合わない」という理由で不適合判断を下しました。 武装集団であるハマスの貧弱な武装力と、正規軍である北朝鮮軍のロケット弾の大量発射能力は、比較にならないほど異なるためです。 

2021年5月の武力衝突でハマスは10日間にロケット弾4300発を撃ったといいます。 平均すると、1日430発、1時間当たり18発という計算になります。 一方、北鮮軍の長射程砲は1時間当たり1万6000発を発射できるということです。 1時間当たりの発射規模(迎撃対象)を比べると、ハマスのロケット弾が小雨なら、北朝鮮の長射程砲は集中豪雨といえます。 

韓国の首都圏を狙って集中的に発射される北鮮の長射程砲弾に対するアイアンドームの防御能力は非常に劣ります。 アイアンドームの砲台1基で30発余りのミサイルを迎撃できるといいますが、1基の砲台を配備するためには600億ウォン(約65億9300万円)以上かかります。 韓国が北鮮の長射程砲攻撃を防ぐためには、多くのアイアンドームが必要であり、約3兆ウォン(約3300億円)の費用がかかります。 このような理由で「朝鮮半島の戦場環境には合わない」という判断が下されたのです。

ハマスはこれまで断続的にミサイルを発射してきましたが、今回は一気にミサイルを発射しました。 7日、ハマスの軍事組織を率いるモハンマド・デイフ司令官は声明を発表し、「最初の20分間の射撃で5千発以上のミサイルを発射した」と主張しました。 1時間に換算すると1万5千発以上。北鮮の長射程砲一斉射撃のように大規模なミサイルがイスラエルに降り注ぎ、イスラエルが備えた13基前後のアイアンドームの砲台の対応能力を超えました。 アイアンドームシステムに過負荷がかかり、レーダーと射撃統制システムが正常に作動せず、準備された迎撃ミサイルもすぐに底をついたはずです。 今回の攻撃で、金城鉄壁のようなイスラエルのアイアンドームに穴が開いたのではなく、そもそもアイアンドーム自体が金城鉄壁ではなかったということです。

韓国国防部は2020年、「韓国型アイアンドーム」と呼ばれる北鮮の長射程砲迎撃システムの開発を決定しました。 昨年7月、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権はこのシステムの戦力化の時期を、当初の2030年から2026年に繰り上げると発表しました。 国内では韓国型アイアンドームが完成すれば北鮮の長射程砲の脅威から首都圏全体が安全になると期待していますが、韓国型アイアンドームを導入しても、北鮮のミサイル攻撃を100%防ぐことは不可能です。

北鮮のミサイルと長射程砲の脅威に追いつくように防衛能力を強化する状況は、韓国にとって絶対的に不利です。 韓国が巨額を投じてミサイル防衛網と長射程砲迎撃網を張り巡らせても、北鮮はこれよりはるかに安い費用でミサイルと長射程砲の数量拡大、多弾頭と模擬弾頭の搭載、ミサイルと放射砲の混合発射などで対応できるためです。

韓国が北鮮のミサイルと長射程砲に対する迎撃能力を備える上で最も大きな問題は、費用対効果が低いということです。 今回のイスラエルとハマス衝突のように、攻撃する側は安価なロケット弾を短期間で大量発射することで、防御する側の高価な迎撃ミサイルをすぐ消耗させることができます。 イスラエルのアイアンドームに使用する迎撃ミサイル1発は880万円程ですが、ハマスのロケット弾1発はその100分の1の8万8千円程度です。

今回のイスラエルとハマスの衝突で、短時間で大量発射された砲弾やロケット弾を迎撃するのは難しいことが明らかになりました。 この機に、韓国政府当局は開発中の北鮮長射程砲迎撃システムが首都圏全体を金城鉄壁のよう防御するものではなく、大統領室、国軍指揮部、飛行場、港湾など主要施設を選択・集中して守る事業であること、すなわち首都圏在住の全ての国民の命を守るのではないことをを国民に知らせる必要があるでしょう。
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アイアンドームのように自動化するのはハードルありますが



現時点では対砲兵レーダーというのは各国で実用化されています
https://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/equ …

巨大なロケットではなく、砲弾という小さなモノをレーダーで検知して軌道計算して発射地点を特定できます
※特定した発射地点に敵の砲兵部隊がいるのでその砲兵豚への反撃を行います


迎撃側の能力を超えるような数量で一気に攻撃するのは飽和攻撃として昔から研究されています
防御側もレーダーの能力向上、反撃手段の能力向上などで対応を図ります
大量な場合には、被害を避ける場所の優先順位を計算して優先度の高いものを防護して、人的物的被害の少ないものは迎撃を諦めるという判断もあります

首都移転と軽く言いますが
それが簡単に行かないことは想像に難くないですね
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この回答へのお礼

多分と言うより……戦術の常識として、
砲弾を発射する側は、数発の砲弾を発射した後、敵の反撃に備えて射撃場所を移動して、再び発射という戦術を使うはずです。

・対砲兵レーダーは、すでに発射された弾丸を防ぐことができません。
・対砲兵レーダーによって、敵の長距離砲が砲弾を発射した位置を割り出すことは可能です。ただ、こちらからその地点に反撃しても、すでに敵はその位置を変えていて、着弾点には敵は居ないということが起きると思います。
・また、先制攻撃する側は、まず真っ先に、反撃してきそうな長距離砲や対砲兵レーダーをターゲットにしてくるはずですね。

だから、北の将軍様がよく、ソウルを火の海にしてやると言ったりするのもあながち嘘ではなく、北朝鮮が発射した砲弾を防ぐのは困難だと思います。

お礼日時:2023/10/15 15:05

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