プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ある項目の内容で、カーブでおおむね0.3G以上0.4G未満の横加速を生じた場合、0.4G以上の横加速を生じた場合。また、急ブレーキの際にもおおむね0.4Gを超える強い減速度を生ずる場合・・・という内容がありました。0.3Gがどの程度なのか0.4Gがどの程度なのかよくわかりません。具体的にどんな感じなのか教えてください。

A 回答 (2件)

意味的には回答1にある通りですが、その具体例について。



順番が前後しますが、まず「急ブレーキ時の加速度」について

地上の重力加速度は 9.8メートル毎秒毎秒 です。
これは、「1秒ごとに、速度が9.8メートル毎秒ずつ増えていく」という加速度です。
0.4Gの急ブレーキは、この0.4倍ですから、加速度は3.9メートル毎秒毎秒です。
時速40キロメートルは秒速11メートル(40キロメートル/3600秒)ですので、
0.4Gで減速すると、2.8秒で速度0になります。(11/3.9=2.8)
この時、減速し始めてから止まるまでの距離は、「初速度×時間÷2」で計算できます。11×2.8÷2=15メートル。

時速60キロメートルの場合は、同様の計算をすると、止まるまで4.2秒かかり、それまでに35メートル進むことになります。
0.4Gとは、そのぐらいの加速度ということです。

次に、カーブでの横方向の加速度について。
この加速度の元になるのは「遠心力」です。
遠心力による加速度は「速度×速度÷半径」で求まります。
ここから逆に、速度から半径を求める式にすると、
「半径=速度×速度÷加速度」
となります。

これに当てはめて計算すると、
時速40kmの場合、
周回半径=42メートルで横加速度0.3Gになる
周回半径=31メートルで横加速度0.4Gになる

時速60kmの場合、
周回半径=94メートルで横加速度0.3Gになる
周回半径=71メートルで横加速度0.4Gになる

ということになります。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

なるほど・・
詳しい説明ありがとうございます。
勉強になりました♪

お礼日時:2009/05/30 15:12

こんにちは。



1Gが、地上の重力加速度だということはご存知ですね?

クルマの話なので、「具体的にどんな感じなのか」というのは、
「体感としてどれぐらいか」という意味なのでしょうね。
「力」で説明できればよいのですけれども、
加速度というのは、力を受ける物体の質量(重さ)に比例しますので、
同じ加速度でも、重いものほど強い力を受けます。
そこが厄介です。

ただし、こういう考え方はあります。
横方向のGを受けると、頭に力が加わり、首に負担がかかります。
それを体感できる方法はあります。
ベッドに横になり、頭と首だけをベッドからはみ出るように寝ます。
すると、首に負担がかかります。
その状態が、1Gの横加速を受けたときに首にかかる負担と同じです。
0.3G、0.4Gのときは、その半分以下の負担です。


以上、ご参考になりましたら幸いです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

 早々の回答ありがとうございます。
具体的に・・・とは、おっしゃる通り「体感として」です。
また、「普通自動車で運転する場合」・・と書いていませんでした。
すみません。
とても参考になりました。m(_ _)m

お礼日時:2009/05/30 13:17

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています