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日本人のほとんどは葬式やお墓なども仏教ですが
元旦の初詣は神社なのはなぜですか?

A 回答 (12件中1~10件)

「神仏混交」とか「ローマのように民族統合の手段」という回答がでていますが、どちらも正しいです。



そもそも、明治政府が天皇親政で廃仏毀釈をする前は、お寺の中に神社があって「お寺の守り神」だったり、逆に神社にお寺が立っていて「神を見守る仏様」が居たりしました。

なので、日本人にとって「お寺も神社もほぼ同じ」なのです。

>日本人のほとんどは葬式やお墓なども仏教ですが

こっちのほうに理由があります。お葬式やお墓が仏教なのは《生まれたときにお寺の帳簿に名前を記載して政府が管理していた》からです。

これを寺請制度とよび、江戸時代にキリシタンを取り締まるために始まり、宗門人別改帳で管理していました。

なので、死ねば当然自分の名前が帳簿に載っているお寺で葬式をしたわけで、その伝統が今でも残っているから葬式とお墓はお寺と結びついているのです。

神社は歴史で習ったように、仏教が来る以前からありました。神社の神様は「神道の神」で古い神様だと、地域の豪族たちの神々に由来したりします。

仏教以前、さらに大和朝廷以前は、各地の豪族がそれぞれクニを作っている状態で、クニごとに違う神様が祀られていました。周辺のクニと戦争して勝てば「うちの神様は優れている」ということになり、負けた側の人たちも買ったクニの神を信じることが強制されたりしたのです。

それが、大和朝廷によって「日本の豪族は天皇の臣下」になり、その時「民族統合の手段」として「各豪族の神々は天皇が平等に祈る大切な神様たち」になりました。

つまり「日本」という国は「天皇が一度に平等に祈りをささげる神々の国」なのです。

だから、各地に様々な神様の神社があります。そして豪族の時代から「地元の神様」を大切にしてきたので、各地の氏神、村の氏神、集落の氏神のように《人々が集まり、社会について話し合う場所》が神社だったのです。

なので、昔の人々は初詣だけでなく、神社の前を通れば挨拶し、会合は神社で開いたのです。

しかしそれが戦後の「神道分離」で分離したので、昔の風習は「初詣」という形で残ったのです。
 もちろん地方の集落とか商家の近くの小さな祠などは、今でも人々が毎日お参りに来る「地域のシンボル」として機能しているところもたくさんあります。
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日本人の多くは余り特定の宗教に拘っていないからと思います。

仏壇(家の中のお寺)、神棚(家の中の神社)のお家を良く見かけます。両方、大事です。家の中で先祖に感謝し、神様にお願いする様にしてあります。元旦の初詣は新年のお願いなので神社にお参りしているのでしょう。
我家も正月は仏壇に御雑煮などをお上げし昨年一年間を感謝、その後、家族で神社に初詣し、今年の健康を祈願しています。
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日本古来の宗教は神道です。



天皇は神道の司祭で、ローマ教皇
と似ています。

日本人のほとんどは神道の信者です。
文科省によると信者数は1億を
超えます。

神道というのは、キリスト教などと異なり
経典も教義もありません。
先祖や子孫を敬えばそれで信者です。
信者であるとの自覚も不要です。

だから、ほとんどの日本人は神道の信者
という訳です。

そんなわけで、初詣で神社に行くのは
当然です。


一方、文科省によると
仏教の信者は9千万だそうです。
つまり、神道は多神教なので
仏様も、数ある神様の一人に過ぎないのです。

かくて、神道で仏教の信者という
形態になるわけです。

ちなみに、歴史的には、天皇も仏教に帰依
したことが何度もあります。

こういう宗教で先進国になれた、という
国は珍しく、
宗教対立が絶えない、イスラエルからも
専門家が調査に来たりしています。
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信仰心のあつい仏教徒は、大晦日にお寺にお参りをして、一緒に読経をし、元旦を迎えます。



私の親戚のお寺では、そうでしたよ。
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>日本人のほとんどは葬式やお墓なども仏教ですが


元旦の初詣は神社なのはなぜですか?

どうしてこういった質問ができるのでしょう??
アホだとしか、言いようがありません。

仏教と一括りにして良いのだろうか??

あまりにも、宗教に対する認識が無知だ。

それで、幸せを願うのは、もっての外です。

日本人は、もっと宗教に対して勉強するべきです。
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神仏混淆(しんぶつこんこう)だからです。



日本の神と仏教の仏菩薩は本来同体であるとする考えに基づき、両者を同じ場所にまつり、信仰すること。 神仏習合。 奈良時代に始まり、中世の本地垂迹説や神宮寺の流行を経て、明治時代の神仏分離政策により禁止された…との説明がネットに載っています。

大雑把に言うと、仏教は葬儀や先祖供養に関する行事が多く、神事にはお神輿やお祭りや、田植えとか五穀豊穣のような祈願をする行事が多いんです。

なお、仏教はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教などと違って博愛で、排他的ではなく、いろいろな教義や宗派を受け入れます。
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その年、初めて寺院に行くのも初詣

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もともと日本人に宗教意識が低いから。



地理的条件により日本民族は外敵に攻められない。
物成りがよいから飢饉もほとんどない。

ローマ人のように「民族統合の手段」として宗教を活用する必要がない。
暮らしが比較的安定しているから「権威付けの手段」として権力者が利用する必要もあまりない。

日本人にとって法事や初詣は宗教でなくしきたり・レジャーである。
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氏神を祭る風習が元だからでしょう、氏神は仏教神ではないので



ちなみに、別に初詣は寺に行ってもいいんですよ、初詣でにぎわう寺も普通にありますしね
これは神仏分離令が出る明治時代までは、神社と寺ははっきりと分けられていなかったので、その名残としてどっちに行っても良い、みたいに風習が残っているからだそうです

ちなみに、本来除夜の鐘を突くのはお寺、仏教の風習ですけど、神仏分離前の名残で、鐘の残っている神社ってのも結構あって、そういう神社では大みそかに鐘を突いたりする場合もあります
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神仏習合


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/神仏習合
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