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近代日本人が白人種に唯一伍した有色人種であったことや結果的に民族自立を促したり焼け野原から復活した歴史を誇りに感じています。
こうした点で日本保守党(百田尚樹氏)の日本礼賛に賛同する一方で、これらの素晴らしい業績と天皇家(天皇制)の因果関係を整理できません。
つまり、日本人が優れている(或いは優れていた)ことは天皇を崇めている(或いは崇めていた)からなんでしょうか?
逆に、天皇を疎んじていたならば異なる結果を招いたんでしょうか?
多少遠回りの説明でも良いのでロジカルに説明いただけないでしょう?

A 回答 (12件中1~10件)

#11です。

お礼ありがとうございます。

>まず、天皇を崇めていたから東アジアで近代化に成功したという件が判りません。
どういう因果関係なんでしょうか?

「近代化」には啓蒙思想的平等が必要、ということが重要で「平等」という概念は原則的に「ある一つの頂点からみて、人々はすべて平等」という認識が必要です。

西洋の場合は、この「ある一つの頂点」が《神(God)》であり、日本の場合は《天皇》であった、ということです。


>また、天皇の下に四民平等とい後概念も怪しく思います。徳川幕府時代は実態は兎も角士農工商という身分制度があったと学習しました。

最近の研究で「士農工商は無かった」とされています。
少なくとも「身分制度」としての士農工商は存在しませんでした。

なので、日本は明治になって「四民平等」と宣言されると、身分制度が崩壊しフラットになります。逆にイギリスなんかはいまだに身分制度がありますし「身分制度を廃止した」としているインドなんかはいまだに「カースト差別による殺人」などのニュースがあります。

日本は「四民平等」で奇妙なほど階級差別が消えた国で、それは《実は階級差別自体が無かったから》と考える方が合っているのです。


>仰るとおり西洋的な資本主義をいち早く導入できたのでアジアで一早く近代化に成功したと思いますが、これと天皇の存在の因果関係がサッパリです。

資本主義ではなく、民主主義のほうが重要で、民主主義の困った問題の一つに「国民が国を支えなくてはならない」という点があります。
 そして明治時代は《西洋列強の植民地化政策から自主独立を勝ち取る必要がある》のが、最大の命題でありそのためには「日本の国民が一丸となって、西洋列強と戦い、これに伍していかなければならない」ことになったわけです。

この時「日本国民は平等であり、だから平等に国家を守る義務がある。同時に平等だからみんながこの社会で平等に権利をもつ」という民主主義の負の部分と正の部分を、日本人に教える必要がありました。

>天皇が居たので民主化したというのも理解し難いです。
なにか接続詞が不足しているのでしょうか?

接続詞が不足しているとすれば「明治以前の日本は、武士だけが自分達の領土を守る戦いをした」という点です。
 江戸時代までの農民は「国家」とか「領地」とか「主人」という概念をもっていなかったので、武士のように「自分の領地を保証してくれる領主のために、自分達も参戦する」という認識は持っていなかったのです。

近代化というのは「国民皆兵」も含まれています。少なくとも19世紀の西洋列強はそういう概念であり、多数の国民を兵隊として徴兵することで、世界を支配する軍事力を維持していたのです。

したがって、明治以降「日本の独立を掛けて西洋に伍す」には《日本国民が一丸となって、日本の軍事力を高める必要があった》わけです。

だから日本は「この国において、国民はみな平等、国民はみな天皇という頂点を頂く臣民である」としたわけです。

日本が近代化できたのは、この「身分制度を壊して《国民全員が平等である》という概念を作ることができた」からで、そのために「天皇」という頂点が必要だったのです。

>ところで、大統領や大司教や各組織のリーダーは少なからず自らの意思でそのステータスを引き受ける訳ですが、天皇の場合は自身の意思を無視しているという点で「残酷な制度」と感じています。

社会というのは「全部が個人の意思」で決めることができるわけではありません。また、逆にいえば「全てを個人の意思として責任を個人に押し付ける」わけでもありません。

ということは「社会において、必要な役割を担うべき人たち」は存在するし、日本のような長い歴史を持つ国では、そういう「役割」を担う「個人の意思よりも役割が優先される人たち」が割と存在するのです。

そして日本はそういう人たちが伝統的な役割を担うことによって、社会の価値感が維持されてきたわけで、天皇もその役割の一つ、です。

なので「残酷な制度」というなら、日本自体の文化や社会的価値観も見直す必要がありますが、現実的には質問者様も私も含めて「そのような価値観の恩恵を受けている」のです。

なので、天皇をはじめとした「役割を優先している人達」に対して、敬意を持つことはあっても、残酷である、という切り捨て方はよろしくないと考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
やはり、天皇制はかなり宗教色の強いものですね。
只今現在のところ信者側に被害はない(先の大戦は別にして)ので一定数の人に人気があると思います。
但し、日本保守党がどうしてこれを活用しようとするのか、活用することに利があると考えているかは依然謎です。
つまり、天皇を崇めることでこれからの日本が元気になる論理は解らないままでした。

お礼日時:2023/11/06 01:22

>つまり、日本人が優れている(或いは優れていた)ことは天皇を崇めている(或いは崇めていた)からなんでしょうか?



少なくとも「近代化した唯一のアジア民族」だったのは、日本人が天皇を崇めていたからで間違いないです。

>逆に、天皇を疎んじていたならば異なる結果を招いたんでしょうか?
 状況にもよりますが、その場合は他の民族と同様に西洋列強の植民地になっていた可能性は高いと思います。

この問題は実はいくつかの論点があります。まず「白人種に唯一伍した有色人種であった」ことが正しいとして《それはどのような実績によるのか?》という点です。

私はこれを「日本がほぼ唯一(特に19世紀の時点で)、西洋以外に資本主義化・民主主義化を達成できたから」だと考えています。

つまり「日本が白人種に伍したのは民主主義と資本主義システムの導入であり、富国強兵などは結果にすぎない」ということです。
 
逆に植民地化された他の国々は19世紀の時点で民主化も資本主義化もできず、現在でも中国など一部の国は民主化がまだできていないし、それ以外の独裁者が居る国などは資本主義化も出来ていない、のが現実です。

で、資本主義も天皇が居たことで多少の影響はありましたが、日本の民主主義化のほうが成功したのは間違いなく「天皇が居たから」です。

理由は「民主主義に必要な《絶対的な平等》という概念を日本社会は持つことに成功し、その成功理由は天皇だった」からです。

まず西洋の民主主義は啓蒙主義から発展していることは学校で習うはずです。「平等」という概念が浸透するのは「神のもとでは、階級差もなく人種の差も男女差もなく等しく主権を持つ個人」という概念を社会の人々が受け入れたからです。

キリスト教は元から「自由・博愛・平等」を目標にしており、それは「人間は神の創造物であり、個人はすべて神から等しく愛される存在である」としています。
だから世界中で西洋社会は最初に民主化することに成功したのです。

そして西洋列強は「民主化」を輸出しようとしたのですが、ヨーロッパと日本を除いて失敗しています。

それは「ほとんどの国で《神の視点での市民平等という認識は作れない」状態だったからです。

しかし日本は「キリスト」という視点を「天皇」という神で置き換えました。それにより「四民平等」が実現できたわけです。

>逆に言うと天皇制を廃止すると日本人が纏まらないから天皇制を維持しようということですね。
天皇の立場から見ると残酷ですね。

うーーん、残酷ではないと思います。だって大統領も会社の社長も「カリスマ性のある個人がいるから、組織が纏まる」からです。

人間は「ある指導者がいて、そこに組織や社会ができて発展する」という習性があるので、天皇の立場を誰かが引き受ける必要があります。

もしもそれを「残酷」だというなら、歴史上の指導者のように好き勝手をせずに、非常に抑制的な日本の天皇家の在り方の方だと思います。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
しかし難解です。
まず、天皇を崇めていたから東アジアで近代化に成功したという件が判りません。
どういう因果関係なんでしょうか?

また、天皇の下に四民平等とい後概念も怪しく思います。徳川幕府時代は実態は兎も角士農工商という身分制度があったと学習しました。

仰るとおり西洋的な資本主義をいち早く導入できたのでアジアで一早く近代化に成功したと思いますが、これと天皇の存在の因果関係がサッパリです。

天皇が居たので民主化したというのも理解し難いです。
なにか接続詞が不足しているのでしょうか?

ところで、大統領や大司教や各組織のリーダーは少なからず自らの意思でそのステータスを引き受ける訳ですが、天皇の場合は自身の意思を無視しているという点で「残酷な制度」と感じています。

お礼日時:2023/11/05 08:12

これらの素晴らしい業績と天皇家(天皇制)の


因果関係を整理できません。
 ↑
かつて国家は王侯貴族だけのモノでした。
戦争も、彼等と傭兵がやりました。

それを、国家は国民全体のモノだ、とした
のが国民国家です。

この国民国家は国民を動員出来るので
強力なのです。
だから西洋列強が世界を席巻出来たのです。

この国民国家化にいち早く成功したのが
日本です。

それまでは、会津藩人、薩摩藩人、という
意識が強かったのです。

そこで、山県有朋と、西周が相談し
天皇を利用することにしました。

つまり、お前等は、会津藩人、薩摩藩人
という以前に、天皇が治める日本、という国の
国民なのだ。

日本国民の誕生です。

これが成功したわけです。
国民国家化の成功です。

これをやらなかった中韓は遅れを取った訳です。



つまり、日本人が優れている(或いは優れていた)ことは
天皇を崇めている(或いは崇めていた)からなんでしょうか?
 ↑
1,日本人が優れている訳ではありません。
 システムが優れていたのです。
2,天皇を崇めている国民が多かったので
 国民国家化が成功したのです。



逆に、天皇を疎んじていたならば異なる
結果を招いたんでしょうか?
 ↑
求心力が無いのですから、国民をまとめる
ことは出来なかったでしょうね。



多少遠回りの説明でも良いのでロジカルに
説明いただけないでしょう?
 ↑
途上国が途上国であるのは、色々な原因がありますが最大のものは、
国民が統合されていない、ということです。
どうして統合されていないか、といえば、国民に、
国民であるとの連帯感が無い、薄いからです。
イラクやアフガンがその典型です。

イラク人、アフガン人という意識が希薄なので、
国民がまとまらず年中ゴタゴタしています。

中国なども、大正時代の留学生ですら、
中国人であるという意識はほとんど無かった、
と言われています。
皆、北京人、上海人です。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
要約すると、日本保守党としては天皇が尊敬に値するかどうかなんてどうでも良くて、天皇が居ることで日本人が纏まる、逆に言うと天皇制を廃止すると日本人が纏まらないから天皇制を維持しようということですね。
天皇の立場から見ると残酷ですね。

お礼日時:2023/11/05 06:22

日本保守党とは無関係ですが、質問者さんは、天皇観に根本的な誤解があるようで、こちらに関してひと言。


もし、天皇の存在を正しく理解されるなら「…天皇を崇めている…とか、天皇を疎んじる…」という表現は、出てこないはず。

天皇にとって、国民は「大御宝(おおみたから)」ですから、一番大切に思う存在ですよ。
その天皇の仕事は、国民のため「国家・国民の安寧、五穀豊穣」を八百万の神・皇祖神に、ひたすら祈る事です。
だから、国民は、天皇の、この「大御心(おおみこころ)」を、「心のよすが」にしてきたのです。

西欧諸国の王室が、なぜ日本の皇室を尊敬するか、について考えた事がありますか?
西欧諸国の王室は「王権神授説」に象徴されるように、「一般国民の支配者・権力者として、いかに君臨するか」に注力し、富と権力を持ちました。ところが、日本の皇室は、(神話時代を含めると)約2700年前から、国民と一体となって存続してきている事を、西欧諸国の王室から見ると奇跡とも思え尊敬しているのです。
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この回答へのお礼

貴重な御意見をありがとうございます。
御自身が仰るとおり質問の回答にはなっていませんね。
ところで貴方様の天皇観は何となく理解できたかも知れません。
それを前提に申し上げますが、天皇の身になって考えてもみた方がイイです。
何故彼(或いは彼女?)は生まれながら国民の為に祈ることになるのでしょうか?
それとは別のことに自分の人生を費やすことを許さないのでしょうか?
そんな方を哀れには思いませんか?

お礼日時:2023/11/04 21:17

天皇様並びに皇室を疎んじるのは、主として団塊老人ぐらい。


そのような連中なんざ、情け容赦なく《蓑踊り》《水牢》としてまとめて葬っておくべきだろう。
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この回答へのお礼

リアクションいただきましたが質問に対する回答になっていないことくらいはご自身もご理解のとおりと思います。
ところで、理由なく疎んじたり蔑んだりするのはいただけないですし、逆に理由なく敬ったり感謝するのも頓珍漢ですよね。
これは世代とは無関係な話ですよね。

お礼日時:2023/11/04 20:57

日本保守党の天皇観はいわゆるオカルト集団と同じです。


天皇をひとつの日本の長としてまとまっているのが日本国民です。
それを強制しようとしてるオカルト集団に同調しないように。
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元々天皇は元首ではなく、疫病の予防を目的にした「かんなぎ」としての役割が大きかったのです。


それが時を経て、天皇が神そのものだという思想に続いています。

つまり天皇を疎んじる、排除することは、天照大神をはじめとした神々を排除するに等しく、日本の敵と見なされたのです。

過去に、足利義満が明との勘合貿易の見返りに日本国王の称号を貰い受け、日本の支配者になろうとしましたが、途中で亡くなっています。
これにおいては暗殺説があります。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
しかし、質問に対する回答にはなっていないと思います。

お礼日時:2023/11/04 13:35

日本人が特に優れているとか他国に類を見ない文化があるとかはことさら思いませんが



高潔な人格の象徴として天皇を上に戴く、というのは自らの野蛮さや利己的な態度を押さえ込むにあたってかなり有効な社会の仕組みであると考えます。
野蛮な社会から優れた業績は生まれにくいですからね。

まあ、そんな有難い存在があるのに他民族や考えの異なる者を見下し排斥することばかり言い立てる自称保守の心のもちようがどのようなものなのかはさっぱりわかりませんが。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
本人の資質は置いておいて「この家の人々は素晴らしいということにしときましょう」と全員で合意し続けることで、全員の親和性が熟成したということですよね。
このアイディアは秀逸なので今後も継承しようじゃないかと言うのが日本保守党の提案ということですね。(なんとなく当の天皇家の人々が哀れに思えてきました)
話は逸れますが、日本保守党は他民族を蔑視したり排斥したりしてはいないと思います。
他民族を敢えて優遇したりするのは間違っていると自分も思いますし、日本人にも外国人にもイイ人も悪い人も居ると思います。

お礼日時:2023/11/04 12:54

はい、では、、、



天皇を疎んじていたら。。。

あなたは自分が日本人で、日本に住み、ここが日本であることに何の疑いも持たないでしょ?

日本は有史以来ただの一度も外国と主権を争ったことがないんです。
なぜでしょう?

中国は台湾と主権を争ってきました。
イギリスは数か国が集まってできたものです。
アメリカに至ってはインディアンが先住民、これを排除しての国家。
ここはインディアンのものだ!
と言われても俺たちが勝ち取ったんだ!と争いになります。

世界中どこでも長い歴史には国境なんて何度も何度も書き換えられているんです。

俺のヒージーさんはドイツ人だった。なんていう他国人はたくさんいるんですよ。
つまりひーじーさんの時代、そこはドイツで今はポーランドということもあったんです。つい100年前の話ですよ。

ところが日本にはない、
ここは日本である!
誰もそれを疑わない。世界中でそこは昔から日本なんだ、と認識しています。
天皇という存在があったからなんです。
126代続く皇統がそれを証明しているんです。
だから誰もここが他国だと主張しないんです。

例えば韓国がそこは韓国だったんだ!
だから返せ!
と言っても、

ここには2500年続いてきた続いてきた皇統があるじゃん、
ここは日本だという何よりの証拠だろ?
その前にはお前の国なんかなかったじゃん!
と言えるでしょ?

それだけ皇統というのは価値があり貴重なんですよ。

皇統を疎んじれば歴史を捻じ曲げ主権を主張してくる国があったかもしれません。

我々がこうして美しい国日本で幸せを感じられるのも
天皇の存在が間接的に大きく関係しているんです。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
なんとなくですが仰ることがりかいできます。
sagidaさんの御意見に対するお礼に記したとおり、日本人は元来優秀であったが故に天皇家を作ってノミナルに敬い維持してきた訳で、天皇家が存在したが故に優秀だったという訳ではないということですね。

お礼日時:2023/11/04 11:36

日本人はイエルマンが多いから天皇を操った方が楽だと判断したんでしょう。

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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
秀逸な御意見です。
元々合理的で地頭が良い民族なので天皇制を維持し続けているということですね。
つまり、天皇家があったが故に優秀な民族になったのではなく、優秀な民族である故に天皇家を作ったということですね。

お礼日時:2023/11/04 11:30

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