【お題】ヒーローの謝罪会見

問題集に下記の記述がありました。
本文
「権力分立の原理は、政治的中立性を有し,君主主義・民主主義と矛盾せず結びつく。」

解説
「権力分立の原理は、政治的に中立性を有し、君主主義でも、 民主主義的でもないとされる。ちなみに、C. モンテスキューは、君主主義 を前提に立法・行政・司法の三権分立を提唱したが民主主義にも矛盾なく当てはまる。」

・どのような経過をたどって君主主義から権力分立にたどり着いたのか
・民主主義と権力分立の関係性
・本文の「矛盾せずにあてはまる」の意味

以上3点についてご教示いただきたく存じます。よろしくお願いいたします

A 回答 (3件)

王政ローマは君主国と言える。


しかし王は全権力を握っていたわけではない。
法案の成立や条約の承認、開戦の可否等には市民集会の同意が必要だった。
建国の王ロムルスは国を作り王の地位に就いたとはいえ、都市国家ローマを維持するには同志の協力が必要だったのである。

民主主義とは「主権在民」ということである。
つまりは「国の行く末を決める最終権限は市民にある」ということである。
権力の形態までは規定していない。

以上を考えあわせれば、矛盾せずに当てはまるとは自然に納得できる。
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・どのような経過をたどって君主主義から権力分立にたどり着いたのか


 ↑
まずは絶対君主制がありました。
これは立法、行政、司法という国家権力の総てを
君主が持つ、というものです。

つまり独裁であり、その弊害が目立つように
なったので、まず立法は議会でやろう、という
ことになりました。
そうやって、立法と行政、司法が分離されます。

その後、君主の持っていた行政、司法から
司法が分離され、君主は行政だけになり
その行政についても、形骸化するようになります。



・民主主義と権力分立の関係性
 ↑
民主主義は人権を重視します。
権力が集中すると、独裁になり人権が侵害
されやすくなります。
だから、民主主義なら権力分立がふさわしい
ということになります。



・本文の「矛盾せずにあてはまる」の意味
 ↑
権力分立原理は、君主制でも、民主制でも
妥当し得る、ということです。

中国などは共産党が総ての権力を握って
いますが君主制ではありません。

だから、これを権力集中型民主制と
呼ぶ人もいます。
その結果、人権は侵害され放題です。
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西欧では市民革命で君主の権限が市民の有力者(資産家)たちに奪われたが、多くの権限が国王から特定の市民に代わっただけで独裁体制であることに変化はなかった。



そして市民層が拡大すると政策決定に関与する権利を求める勢力も拡大し、やがて共産主義思想の登場に力を得た底辺の労働者たちも権利の拡大を求め始めた。

それらが国民主権国家としての民主主義国家へと発展していくことになった。

多くの国では王制を廃止して共和国となったが、国王を戴く君主国家でも、英国や日本のように共和国と同じように権力が分立している。
そのことを言っているのでしょう。
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