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松井由利夫の作詞した演歌から引用します。

<雨のすだれの 通せんぼ
破れ番傘 逆さに振って
ひとつ覚えの 捨てぜりふ>

質問は、「破れ番傘 逆さに振って」には、どういう気持ちが表れているのですか?

A 回答 (3件)

> 歌舞伎の絵になりますね。



その通りだと思います。拙答を汲み上げてくださって、ありがとう。
下記の38ページの「白波五人男」などが有名ですね。歌舞伎の中で傘を駆使している、印象的なシーンでした。
まあ私は、本物の歌舞伎を劇場で見たことはないのですが。銀座の歌舞伎座の前を通ったことは何度もあるけど。

別府大学紀要論文 - 「傘の歴史と民俗1」段上達雄 - 第38ページ「青砥稿花紅彩画」歌川国芳
http://repo.beppu-u.ac.jp/modules/xoonips/downlo …
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
ご教授していただいたように、歌舞伎には傘をさして見栄を切るシーンがありますが、作詞家の松井由利夫は、分かる人には分かるだろうこのシーンをパロディとして、その逆の「破れ番傘 逆さに振って」を演出したのかな、と私は想像たくましくみるようになりました。

お礼日時:2024/04/10 12:21

畳んだ番傘の柄を持って普通に振れば、傘がポンと開く。

一方、逆さに振るというのは傘を畳んだ先っぽ、柄とは反対側を持って振る。これは傘の雫を振り払う動作です。さて、雨が降っている最中に敢えてこれをやるのは、濡れるのなんか気にしている場合じゃない、と覚悟したということであり、そして文脈によっては、傘を武器にするぞという威嚇も含意しうるでしょう。痛快な見栄というよりも、むしろヒリヒリするような緊迫感の演出です。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<ヒリヒリするような緊迫感の演出>ですね。
相手を見据えて、ですね。

お礼日時:2024/04/12 14:04

雨が降ってる状態で「傘を振る」といえば、体の前方でさっと振り下ろして、すぐまた傘をさす感じでしょう。


「逆さに振って」とは、わざわざ後ろ上に振り上げるということでしょう。そのかっこうで捨て台詞を言うわけです。
歌舞伎で、傘を持ってバッチリと見得を切る(ポーズを決める)ことがあります。そういうのを連想させる歌詞ですね。

雨が降ってる状態で傘を振り上げたら、自分が濡れてしまうが、お客さんには役者の全身が見えます。ケレン味があるでしょう。「通せんぼ」「破れ」で、やるせない感じが募ります。それを「逆さに振って」断ち切ります。まさに『男の情話』(この歌の題名)という感じです。

毎日新聞 - 毎日ことば - 「けれん味」は褒め言葉?
https://salon.mainichi-kotoba.jp/archives/112287
〔引用開始〕
「けれん味」は、芸能では「ある」方、相撲では「ない」方が褒め言葉のようです。〔中略〕
「ケレン味がない」という形容は真面目な人、ごまかしのない人という褒め言葉の意味となっている。……一般社会ではたとえそうであっても、芸能の世界では「ケレン味がない」という言葉の意味は違ってくる。それは面白みのない、代わりばえのしない、新味に欠けた、平板な、常識的な芸を評した言葉になり、決して褒め言葉の意味で使われることはない。
〔引用終り〕
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<「通せんぼ」「破れ」で、やるせない感じ>を、傘を<「逆さに振って」断ち切るのですね。あたかも、
<歌舞伎で、傘を持ってバッチリと見得を切る(ポーズを決める)>ようなシーンを作るのですね。
歌舞伎の絵になりますね。

お礼日時:2024/04/09 10:36

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