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前川レポートの内需主導型経済への転換というのは、結局、失敗していたんですか?

質問者からの補足コメント

  • んん?一部はおっしゃる通りだと思うんですが、対外直接投資が好業績だからこそ、今の日本経済は経常黒字を達成できているんですよね?

    それはすなわち、「内需主導型経済によって経常黒字が達成されたワケじゃない」ということを、意味するんじゃないでしょうか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2024/05/18 16:35

A 回答 (2件)

>対外直接投資が好業績だからこそ、今の日本経済は経常黒字を達成できているんですよね?



そうです。

>それはすなわち、「内需主導型経済によって経常黒字が達成されたワケじゃない」ということを、意味する

いいえ。前川レポートを読まれたら分かりますが、レポートで描かれている「内需主導型経済」とは、結局は「製品輸出(加工貿易)ではなく、対外直接投資で稼ぎましょう」と言う意味です。

「内需主導」なんて言っても、日本は資源も何にもない島国ですから、内輪だけでお金のやりとりをやっていてもトータルでは稼ぎになりません。(まあインバウンドで稼ぐという手もありますが、それくらいです。)じゃあどうやってお金を稼ぐのかというとそれが対外直接投資になるわけです。

もともと前川レポートの狙いは「円高への対応策」であって、貿易黒字に頼っていてはいずれ円高で立ち行かなくなるので、その代わりの手段を考えましょうというのが出発点になってます。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、ありがとうございました!

お礼日時:2024/05/26 00:30

結論から言うと、日本の経常収支は黒字を保っているので、成功していると思います。



問題は、「内需主導型経済」が「自分の足を食うタコ状態」とならないようにするためには、「対外直接投資」で儲けることが必要なのですが、それができる国民は少数にならざるを得ないと言うことです。一般庶民が全員投資家になって対外直接投資をしてくれれば理想的なのですが・・・。

輸出型経済であれば労働力を国内で確保するために雇用が生まれますが、対外直接投資は国内雇用を生みません。じゃあ国内の労働者層はどうやって稼ぐのかと言うと、対外直接投資で儲かった人達が国内に落として来る金のおこぼれで稼ぐのです。これが「内需主導型経済」の本質です。

その意味では、前川レポートは見事に今の日本の姿を予言していたと思います。格差が拡大しているのは、経済原理的には「内需主導経済」に移行したことに伴う当然の結果であって、別に不測の事態でもなんでもありません。
(もちろん、格差を放置して良いのかと言うは、また別の問題です。)
この回答への補足あり
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