「風と共に去りぬ」について、アイスランド系以外の当時のアメリカ人にとっては、タラはどのような対象だっ

[風と共に去りぬ」という壮大な物語を楽しんで読みました。
最後に主人公のスカーレットはタラに帰ると言っています。
このタラは、彼女にとって自分の故郷であり、またアイスランド人にとって聖地だったのですね。
質問は、アイスランド系以外の当時のアメリカ人にとっては、タラはどのような対象だったのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： fadklsj 回答日時： 2024/11/29 15:14

「風と共に去りぬ」は、南北戦争前後のアメリカ南部を舞台とした有名な小説で、映画化もされた作品です。

この物語の中で、タラは主人公スカーレット・オハラとその家族のプランテーション（農園）であり、彼女の故郷として描かれています。

アイルランド系移民にとって、タラはアイルランドの伝説や神話に登場する架空の場所であり、故郷やアイデンティティの象徴として特別な意味を持つ場所でした。しかし、アイルランド系以外のアメリカ人にとって、タラは必ずしも同じような聖地や象徴的な場所ではなかったでしょう。

当時のアメリカは多様な移民で構成される国であり、アイルランド系以外の移民やアメリカ生まれの人々にとって、タラは単に物語の中に登場する架空の場所、あるいは主人公の故郷として認識されていたと考えられます。彼らはタラをアイルランド系移民の文化や歴史と結びつけて考えることはあっても、自分たちの直接的な聖地やアイデンティティの象徴とは捉えなかった可能性が高いです。

アイルランド系移民のコミュニティの中では、タラは強い感情や帰属意識を呼び起こす場所として語られていたかもしれませんが、アメリカ社会全体の中では、タラは小説や映画に登場する魅力的な舞台装置の一つとして受け止められていたのではないでしょうか。この物語がアメリカ南部の文化や歴史を背景にしていることもあり、アメリカ人読者や観客は、タラを南部のプランテーションの代表的な例として理解していたかもしれません。

つまり、アイルランド系以外の当時のアメリカ人にとって、タラは物語の舞台として興味深く、アメリカ南部の文化を象徴する場所として認識されていた可能性はありますが、個人的な聖地やアイデンティティの源として強く共感される対象ではなかったと考えられます。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
＜タラは物語の舞台として興味深く、アメリカ南部の文化を象徴する場所として認識されていた＞のですね。

お礼日時：2024/11/29 15:20

No.3 回答者： kantansi 回答日時： 2024/11/30 14:36

タラは、正しくはタラの丘（英語: The Hill of Tara、アイルランド語: Teamhair na Rí）で、アイルランドのミース県ナヴァンの12キロメートル南方にある丘陵です。

アイルランドにおける伝説上の上王たちの国が存在した地として知られます。数世紀に渡って考古学者たちがタラの発掘をおこなっており、これまでの研究成果からは1169年のリチャード・ド・クレアによる侵攻以前にはタラの丘がアイルランドの政治的、精神的中心地であったと見られています。よって、タラの丘はアイルランド人や、アイルランド移民の娘であったスカーレットにとっては、聖地であり、特別な場所でした。よって、スカーレットが住んでいた農園は「タラ農園」と名付けられていました。しかし、アイルランド系以外の当時のアメリカ人にとっては、タラはほとんど意味のない場所でした。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
アイルランド系にとっては、母国の聖地だったのですね。
しかし＜アイルランド系以外の当時のアメリカ人にとっては、タラはほとんど意味のない場所＞だったのですね。

お礼日時：2024/11/30 15:16

No.2 回答者： オシ工ル 回答日時： 2024/11/29 15:57

1.スカーレットはアイスランド人ではなく、アイルランドからの移民です。

　アイルランドはイギリスのグレートブリテン島の西にある島で、「風と共に去りぬ」の頃はイギリス連邦の１つでした。20世紀に入って宗教の問題から北の一部はイギリスに残り、南側の大部分がアイルランドとして独立しました。
　19世紀の半ばにジャガイモ飢饉が起こり100万人が餓死しました。その頃に新天地を求めてアメリカに渡ったのがアイルランド移民です。
　著名なアイルランド移民の末裔としてジョン・Ｆ・ケネディ元大統領、自動車王ヘンリー・フォード、ウォルト･ディズニー、レーガン元大統領…。

2.タラは街の名前ではなく、スカーレットが生まれ育った農園の名前です。
　ですからアイルランド移民にとって聖地ってことはあり得ません。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ご指摘のとおりアイルランドです。

お礼日時：2024/11/29 16:59