No.3ベストアンサー
- 回答日時:
中和滴定(正しくは酸塩基滴定)でのPHジャンプ時には滴下する試薬(普通はアルカリの希釈水溶液)の量(つまりは加えられる試薬の分子数)が非常に少量でpHが大きく変わります。
だからPHジャンプなんて呼ばれる。理論的には充分小さい(無限小)の増量ΔVでΔpHが最大になる点が「終点」です。
しかし無限小なんて無理ですし、滴定は名前の通り「一滴」ずつ計るので「普通の人」なら「指示薬の色が変わった点」で全然OK。
なおプロは使うビュレットの先をとがらせて一滴を小さくする上、最後は受け器の壁にビュレットの先から「1/10滴」以下を自由に調製してぬりつけ、それをかき回して洗い、非常に有効数字の大きい測定をします。
指示薬は普通PHジャンプの「中程から後」の範囲で色が付くように決めます。
上記のように「終点」は「傾き最大の点」ですので必ずしも中和滴定の「終点」は「中和点」ではありません。あくまでも「終点」です、言葉は分けて使いましょう。
リン酸を水酸化ナトリウムで滴定すると添付サイトのようなグラフになります。「終点」二つが見えています。どちらも全然pH7ではありません。
強酸(特に塩酸、硝酸などのH+1つの酸)希釈液を強塩基(アルカリ)希釈液で滴定すると、両者の濃度が一致した「終点」でH+量とOH-量がほぼ等しくなり、両者の「濃度(mol/リットル単位)の積」は水中でいつも10のマイナス14乗ですからpH=-log(H+の濃度)からほぼ7となります。
あくまでも「特別な例」なので滴定の「終点」と「中和点」とは別のものだと考えてください。
参考URL:http://clustera.skr.jp/java-tcurve.html
No.2
- 回答日時:
化学は弱いので、あっているかわかりませんが・・・
中和点は中和滴定曲線を求めて、PH飛躍の始まりから終わりの中心点をとるのではないでしょうか?(計算で求めれると思いますが、単純にそう考えていいとおもいます。分析化学の本をよめばグラフが描いていますので参考にしてみてください。)
そして、それをもとに指示薬を決め、それを使って実験では中和点を求める、というやり方だったと思います。
>中和点はPH7
強塩基、弱塩基、強酸、弱酸というのがありますよね?
力が対等なもの(強塩基+強酸)ならお互い全部が反応しますが、力が不釣合いなもの(強塩基+弱酸)なら片方の力があまってしまいます。
そういった場合に、中和点が力が強い方に傾いてしまい、pH7ではなくなってしまうのです。
参考URLにもう少し詳しく説明がかかれているとおもいます。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%A1%A9% …
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