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【医学】なぜ生大蒜(生にんにく)は胃で消化されないのですか?

胃液の強酸性にも溶けないということですか?

なぜ生ニンニクは強酸性に打ち勝つのでしょう?

A 回答 (3件)

いろいろなところから整理していきましょう。



まずは胃液中の消化酵素は、
タンパク質の結合を分解する酵素です。
元々酵素というのは、基質特異性があります。
たんぱく質を分解する酵素は、
糖質や脂肪を分解できません。
にんにくは植物ですので、細胞壁があります。
この細胞壁はセルロース(糖質)です。
他の野菜と同様に、食物繊維を持っているということです。
このセルロースについては、胃から小腸に行き、
膵液中の消化酵素でも、消化分解することができません。
そうなると、生にんにくであれば生野菜同様、
この食物繊維そのものは、消化されずに流れてしまいます。
つまり未加熱の生野菜と同じと考えると、
もともと消化することが難しいと言えます。
咀嚼した時に細胞壁を破砕して、その時に出てくる、
内部の組織液を吸収することで、
栄養素を得ているという部分が多いのですね。
まずはここが基本です。

次に、にんにくは可食部分が鱗茎(鱗球)で、
いわゆる球根を食べています。
こうした土中で大きくなる栄養生殖組織は、
他の生物にかじられることがないよう、
何らかの仕掛けがされていることが多いです。
同じ球根の類で考えると、玉ねぎですね。
タマネギとにんにくは、
細胞壁が破砕されたときに、
アリシンという硫化アリル成分を生成します。
このアリシンは、疲労回復などといった
薬効がある一方で、胃酸では分解されず、
腸内でも長く残存して、
腸内細菌を殺してしまう作用もあるようです。
元々は球根をかじってきた動物に対する、
忌避剤として産生しているので、
これを好んで食べようとする人間がおかしいのでしょうね。
人間の味覚では、これを好んでしまうのですが、
体の機能としては忌避される部分もあります。
そのため過剰に摂取すると、
腸内では刺激が強すぎて、早く排出するように、
ぜん動運動を早める刺激になりやすいようです。
結果的に軟便ないし下痢につながることがあるようですね。
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この回答へのお礼

みんなありがとうございます
勉強になります

お礼日時:2025/03/15 19:28

ある程度の量は消化されます。

五グラム以下です。それ以上を超えると胃の粘膜を荒らすだけです。
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どんなきっかけで質問しているの

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