

No.5ベストアンサー
- 回答日時:
中枢神経系の鍍銀を普段行っていますが、Golgiについては全く実施した経験がないので、大したアドバイスにならないかも知れませんが。
#1の方が紹介されていた「染色法のすべて」の冊子は古い方なのでしょうか…?
最新版は「新 染色法のすべて」というものが出ています。以前のものにはGolgi染色法について触れられていませんでしたが、これには詳細なmethodが記載されています。Golgi鍍銀法は、他の染色法と比べて、固定操作の時点から手技の煩雑さが伴い、また染色にも時間を要するばかりでなく、クロムを使用することから試薬毒性の点でも最近は避けられがちです。
かなり操作の熟練を要するものですし、免疫組織染色が手軽に行えるようになった今日では、さほど重要視されなくなってきました。
おかげで染色のテキストでもあまり掲載されているものも見かけなくなりました。ですが、かなり時代をさかのぼった古いテキストを探されると、読みやすい形で、写真付きで掲載されているかも知れません。
私は神経変性疾患を主にターゲットとしていますので、鍍銀法としてはGallyas染色が主体で、その他にはBielschowsky法、Bodian染色でまかなっています。ですが、やはりGolgiのような詳細な構造まではシャープに観察できませんので、できることならGolgiで観察してみたいのですが、ついつい抗ニューロフィラメント等の抗体による免疫染色で妥協してしまいます。しかしコスト的に言えば、決して安上がりなものではありませんよね…。
文献についてはご自分で検索されたかも知れませんが、
1) Spacek J.
Dynamics of Golgi impregnation in neurons.
Microsc Res Tech. 1992 Dec 1;23(4):264-74.
2) Patterson JA.
A modified, prefixed, Golgi-rapid technique for the cephalopod retina.
J Neurosci Methods. 1985 Jan;12(3):219-25.
3)Kemali M.
A modification of the rapid Golgi method.
Stain Technol. 1976 May;51(3):169-72.
4)Butler R.
Very rapid selective silver (Golgi) impregnations and embedding of invertebrate nervous tissue.
Brain Res. 1971 Oct 29;33(2):540-4.
以上が「rapid Golgi silver impregnation」の文献です。一応チェックしてみてください。
あまり参考にならなかったらすみません。
本屋にて、早速「新」染色法のすべてを購入しました。
古いものよりも書き方は雑ですか染色法は多く、非常に参考になりました。明日Potassium dichromateが届くため、早速行ってみようかと思います。
私は病理系かと思われたかと思いますが、分子生物学の分野でそのようなことを行っています。通常、免疫染色、LFB+Bodian、Gallyas-Braak、Feulgen等を利用していますが、今回Purkinje cellの突起伸長に異常がある傾向が見られたため、Golgi染色を行ってみようと思った次第です。
sonorin様はじめ、MiJun様、dora1様、doubleknockout様、私のために様々なアドバイスをいただき、ありがとうございました。よろしければ私のプロフィールより一言いただければ幸いです。
No.4
- 回答日時:
自信がありませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「Staining method」
下段に参考文献もあるようです。
ご参考まで。
参考URL:http://flybrain.uni-freiburg.de/Flybrain/html/at …
お勧めのURLは、D.melanogasterの方法のようですが、glutaraldehydeを利用する方法で、他の方法とは異なっており、なかなか検討の余地があると思います。
今後、ためしにやってみようと思います。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
有名なのでは、Golgi-Cox というのもありますね。
「早い方法」は、rapid Golgi と呼ばれます。ダブルクォーテーションを付けて("Golgi-Cox", "rapid Golgi")、熟語として検索すると文献出てくると思います。ご参考まで。おかげさまで幾つかの方法を見つけることができました。
この染色法はなんと100年以上前から行われていたのには正直驚きました。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
わかりました。
検索では、“ゴルジ染色法”でやってみてください。
下記URLの最後の方には参考文献一覧もあるので、そちらもご参照下さい。
参考URL:http://www.mbs.med.kyoto-u.ac.jp/~reports/koujin …
参考文献はちょっと古すぎたため、図書館にもありませんでしたが、ほかの方々の協力もあり、日本語の本で見つけることができました。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
Gomoriの鍍銀法 のことでしょうか?
URLならば下記をご参照下さい。
本だと、医歯薬出版株式会社の“月刊MEDICAL TECHNOLOGY別冊 染色法の全て”に載っています。
参考URL:http://cellbank.nihs.go.jp/information/history/t …
この回答への補足
早速の回答ありがとうございます。
GomoriではなくてGolgiで間違いありません。
よく組織の本等で見かける、cerebellum Purkinje cellの突起の伸び方の染色等に使われている方法です。
whole mountでPottasium dichromateやAgNO3を用いて染色し、celloidinで包埋して切る、といったところだったと思います。
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