ゆるやかでぃべーと すべての高校生はアルバイトをするべきだ。

この前、テレビで(誰かは忘れたのですが・・・)「今の日本ではマネーサプライを増やしてもインフレは発生しない!!残された景気回復策は貨幣発行しかない!」と言っているのを聞いたのですが、これは本当なのでしょうか?また外国や過去に景気回復のためにこの方法をとった例があるのでしょうか?私も少々マクロ経済を勉強したのですが全くわかりません。誰か教えてください。また参考文献なども教えてもらえると助かります。お願いします。

A 回答 (5件)

 No.2です。

貨幣の問題は「金本位制」か「管理通貨制度」かで全く違ってきます。金本位制では、意図的にやって成功した例や、意図しなかったけれど景気が良くなった例はあります。しかし、管理通貨制度では、先に書いた通りです。
 金本位制では、江戸時代に荻原重秀が行った貨幣改鋳が景気を刺激した例や、第2次大戦前に高橋是清が行った例があります。詳しくは「大江戸経済学 改革に燃えた幕臣経済官僚の夢」で検索し、そこの「(1)荻原重秀の貨幣改鋳と管理通貨制度」、及び「景気対策、日銀にできること、できないこと」で検索し、そこの「先覚者たちの先進的通貨拡大政策」が参考になるでしょう。また、ミルトン・フリードマンの文章は「民主制度の限界」で検索し、そこの「(20)「素人さん、大歓迎」の論法 」に書いてあります。
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私もうそだと思います。

景気が良くなるために必要なことは、「国民が持っているカネが多くあること」ではなく、「カネが多く使われる(カネが流れる)こと」です。

従って、カネを増やしただけでは景気は良くなりません。
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>今の日本ではマネーサプライを増やしてもインフレは発生しない


 ようするに、金融緩和をしても銀行が利益を上げそうな優良な貸出先を見つけ出すことが出来なくて、設備投資にまわらないといいたいわけですよね。マネーサプライ対策ではなく消費そのものが増えるような対策が必要だという結論が出てもよさそうなものですが、、、

>残された景気回復策は貨幣発行しかない
 という処方箋が出てくる、ほんとにこの人大丈夫なんやろか?
 無理やり貨幣を発行しても利用されなければ供給量は増えません、2000円札がいい例です。それとも、印刷した紙幣を空からばら撒くのでしょうか?もしそういうことなら、確かにインフレになるでしょうけど、一度消費されたっきりすぐに銀行の預金が一瞬積みあがって(下手したら消費もされずにまっすぐ銀行へ!)、それでおしまい。
 景気対策としてはまったく役に立たない空論だと思うのですが。
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 確かに「景気回復策は貨幣発行しかない!」と自信をもって主張する人はいますね。

でも、多くのエコノミストは反応しない。ということはその主張を認めていないからでしょう。だから当局も実行しない。「やってみたけど、失敗だった」とならないからいつまでのその主張は否定されず、その人は主張し続ける。多くの専門家が認める主張なら当然当局も実行します。
 ところで、貨幣を増発するとどうなるか?「一時的に景気がよくなったように思えるがインフレになり、元通りの不景気になる」の主張が多くの人に認められているでしょう。なかには「そうなることが合理的期待として形成されるので、景気は何も変わらない」と主張する人もいます。ということで多くのエコノミストは「景気回復策は貨幣発行しかない!」の主張を無視しています。
 こうしたことにミルトン・フリードマンはプレイボーイ誌とのインタビューで、判りやすいたとえ話をしています。
 <フリードマン> いや、技術的に言えば、インフレを止めることはそんなに難しくないんですよ。問題なのは、インフレになると好影響が先に出てきて、悪影響があとになることです。酒と同じですよ。インフレになり始めの数ヶ月あるいは数年というのは、ちょうど2,3杯ひっかけたときみたいに、いい気分のものなんです。使えるお金は増えるし、物価の上昇はまだひどくないし。ところが、物価が本格的に上がり始めると、これはもう二日酔いみたいに苦しい。もちろん、一口にインフレに苦しむといっても、人によって程度の差があるのも問題ですね。一般に、政治的な発言力をもたない層、貧しい人や年金などで暮らしている人がいちばんの被害者です。その一方で、インフレの影響をまったく受けない人や、インフレで大儲けする人もいるわけです。
 さて、インフレ退治に乗り出すと、今度は困ったことに、すぐに悪い影響が出てくる。失業者はふえる。金利は上がる。資金繰りは苦しくなる。とにかく不快なことばかりで、それを通り過ぎると、価格上昇が止まったことの良い影響は出てこない。治療中のこの苦しい期間を、迎え酒に頼らずにどうやって乗り切るか、それが問題ですね。インフレ退治でいちばん困るのは、しばらくすると治療より病気の方が楽だと皆が思い始めることなんです。治療に成功すれば、経済成長と価格の安定の両立だって夢ではないのに、そこのところが分からない。ニクソンのときに見たとおり、治療などうっちゃって、また病気に戻りたいというすさまじい圧力が市民の側から起こってくるのです。いつまでも酩酊状態でいたいんですね。(『政府からの自由』ミルトン・フリードマン著 西山千明監修 中央公論社 1984. 2.10 から)
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諸外国でも基本的には大型公共開発事業が回復の起爆剤とされている。



アメリカの世界大恐慌対策やナチスがドイツを復興させたのがそうです。

ただ貨幣発行は回復の起爆剤となりますが、社会が過剰反応して、ハイパーインフレ起こしたら、国が破産です。
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