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結婚式は神社でやることも多いですよね?
でもお葬式はお寺からお坊さんに来ていただくことが
多いですよね?
これって、どうしてなんでしょう?

A 回答 (7件)

神社とお寺って分けて考えなくても良いのではないでしょうか。



昔、日本での土着の宗教はいわゆる神道であり、神話の世界でした。
すなわち、日本には八百万の神々が居て、山にも森にも川にも海にも各々に神様が宿っているものだと云われていました。
当時の日本は非常に原始的な宗教だったものですが、ここに大陸から仏教が伝わって来ました。(6世紀頃)
仏教は体系が整えられており、人々への教えがあり、唱えるべき念仏、お経があるので日本人はこれを新鮮に受け止め、それまでにあった神話の世界も同化して受け入れてしまったようです。

元々、世の中に神様はたくさん存在すると考える民族ですので大陸からの新しい概念も抵抗なく神様の一種として取り込んでしまったようです。
これが神仏習合という考え方であり、日本はこの考え方でズ~~~ときまして、明治新政府が発足した時に天皇を絶対的な存在として神格化する都合上、日本神道こそが我が国の最も神聖な宗教であるとしたいために、廃仏毀釈運動といって仏教を弾圧したのです。

後にこの運動は収まりましたが、この時以降、日本人は仏教と神道とを分けて考えるようになっていったのです。
仏教伝来から1300年もの間、日本では神様と仏様はセットで捉えられていたものが、明治以降130年位の間が神と仏を分けているのに過ぎません。

今でも古いお寺や神社に行きますと、お寺の敷地内に祠が祭ってあったりします。

日本人は宗教心が無いと言われますが、外国のように一神教の信仰を持っていないだけで、八百万の神々が見守っていてくれるという宗教心は誰でも持っているのではないでしょうか。
その証拠に、正月には初詣、お盆には先祖を敬い、子供が生まれたらお宮参り、七五三のお参り、受験祈願、良縁祈願、厄払い、果ては新車購入時に安全祈願等々、、、頻繁にお寺や神社にお祈りしていますね。

>結婚式は神社でやることも多いですよね?

補足しますと、現在の日本での神前結婚式の形式は、明治時代に時の皇太子(後の大正天皇)のご成婚の時に東京大神宮にて行なわれた形式を真似して民間人にも一般的に広まった形式のものです。
それまでの一般人の結婚式というのはよく時代劇にあるような民家の座敷で隣近所・身内の人が集まってその人達の前で『三々九度』を交わして『高砂や~この浦舟に帆を上げて~』という謡曲「高砂」を誰かが謡うという今で云う人前結婚式スタイルですね。
最近の若い人達は神前結婚式は古臭いから今風の人前結婚式を好む風潮がありますが、何の事は無い、昔の長屋の結婚式スタイルに戻っただけですね。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
頭にぱっと浮かんだ疑問が解決できてちょっとすっきりです。
具体的な年代や歴史を踏まえてご説明いただき本当に感謝です

お礼日時:2005/06/20 09:40

 日本には昔「家制度」がありました。

ですからお葬式をするときにはたとえ次男や三男で分家をしている家でも本家と同じ宗旨でやります。圧倒的に仏式が多いですが、神式やキリスト教でしている家ももちろんあります。

 結婚式は自分の家の宗旨よりも新郎新婦が自分たちのあこがれるやりたいやり方ですることが多いので、教会式や神式、いまでは人前式などが多いです。

 お正月は神社に行き、クリスマスは教会、葬式は寺、観光で寺に行けば手を合わせて合掌する。でも普段は自分は「無宗教」と言っている。単に日本人には宗教観があまりないだけのことです。
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この回答へのお礼

やっぱりそこに帰結するのですね。
日本人は無宗教でやりたいことをする。

お礼日時:2005/06/20 09:36

その家の信仰をはきり神道と定めていると、結婚式も


葬式も神道形式(榊をかざり、二拍二礼、神主がしきります)が、現在そのような家は非常に少なくなっています(私の経験で人生に一度だけ、ありました)、現在葬儀は専用の会館などで行うことが多いのですが、喪主の希望でキリスト教なら牧師、神父、神道なら神主、仏教なら僧侶が派遣されます、皆さんの説明どおり、歴史的背景により、それぞれの熱心な信者でない限り僧侶を依頼することが多くなっています、
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この回答へのお礼

そういう意味では日本人は宗教に対して適当なんですね。

お礼日時:2005/06/20 09:31

 神道に極楽浄土の思考はありません。

八百万の神々の威光を少しでも分けて貰おうとするのが神道です。
 仏道は人間の生き方を説いた偉いお坊様をまつったもので、釈迦と言えども元は人間です。ありがたい説法を聞いて修行し、その方の元に行き、死後の世界を穏和に過ごそうというのが葬式の目的です。
 キリスト教もある種そうですね。

 その中で人間対人間という考え方でいくと仏教やキリスト教が残ってしまった。神道はもともと「神」をまつってあるので、人間にはちょっと遠かったのかもしれません。

 私は結婚式も家から出た葬式も仏式でしたよ。
 でも、お正月には神社に行きますね^^;

 お願い事には神社。凶事にはお寺。

 なのかな。

 
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この回答へのお礼

神道=神様お願い!志向
仏道=極楽浄土的な志向
といったところですか。

お礼日時:2005/06/20 09:30

仏前結婚式や神葬祭(母方の祖母がそうでした)もあるにはありますが,


少数派であることは否めませんね。

日本の神道信者数と仏教信者数の合計は2億人を超えます。
つまりほとんどの日本人が神道と仏教双方の信者として二重にカウントされているのです。

このことにさほど違和感を感じず,
多くの場合自覚さえしていないというのが現在の日本人の宗教感覚でしょう。

このような状況の中で
慶事の神道,弔事の仏教という使い分けが生まれ,
神社とお寺の棲み分けが成り立っているのでしょう。
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この回答へのお礼

やっぱり棲み分けという考えが濃厚ですか。
日本の国民性として、あんまり宗教に偏らないというところがあるんですね。
そこら辺が諸外国の特にイスラム教やキリスト教のような信心の心が日本人には欠落しているのですね。

お礼日時:2005/06/20 09:28

前に何かの本で読んだのですが、


神前結婚式、キリスト教結婚式、人前結婚式など、いつくか、結婚式のやり方がありますが、
以前は、ほとんど、仏前結婚式が主流だったそうです。
なので、結婚式も葬式も仏教だったようです。
歴史を見れば分かるのですが、日本って
仏教国なんですよね。
もちろん神道という日本独自、日本固有の宗教があるんですけどね。
日本は、この2つの宗教がうまく合わさっているようです。
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この回答へのお礼

そうなんですか!昔は純粋に仏教国だったんですね。
でも何で神道が生まれたのでしょうか。
宗教というのは複雑ですね。

お礼日時:2005/06/20 09:26

お互いに仕事が違うからです


神社は国の仕事をしていましたが戦争で禁止されて
すたれています
お寺は死者を祭る仕事です
これから死者は増えますから大いに繁盛するでしょう
日本みたいに自然災害が多い所は宗教はなかなか
食えないのです それでそれぞれ何が付属して
生きてきました
神社は 力は殆どありませんが暮らしの末端では
そのまま存在しています
主に末端の公民館に成っている事が多いです
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この回答へのお礼

つまり、神社として生き残るために結婚という儀式を付属した。
お寺は死者を祀ることで生業を得ているということですかね?
で、小さな神社などは公民館的役割によってのみで何とか存続しているということですか。
何だか、ちょっと考えさせられますね。

お礼日時:2005/06/20 09:23

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