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テレビによると、「日韓基本条約の破棄を主張する人が韓国にいる。」とのことですが、条約の「改正」ならともかく、「破棄」となると、「国交断絶」を意味するものではないでしょうか?

韓国と日本を例に出しましたが、一般的な二国間関係としての回答をお願いいたします。

A 回答 (6件)

はい、その通りです。

日韓基本条約の文面を読んでもらうとわかりますが、日韓基本条約で日韓の外交関係を樹立することが第一条に記載されていますので、この条約が破棄されると日韓の外交関係樹立の法的根拠はなくなります。よって、それに代わる何らかの合意が出来るまでは国交断絶状態ということになりますね。

参考URL:http://www.dce.osaka-sandai.ac.jp/~funtak/kougi/ …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはり、表現としてはかなり重大ですね。
参考URLもありがとうございます。2条が気になりますね・・・・

お礼日時:2005/06/30 00:21

いえ、そうとばかりもいえません。



例え両国間の関係の取り決めの条約であっても、その条約を破棄して新しい取り決めの交渉を持つような事ができる関係であれば、国交断絶ではないですよね。

「破棄」とはその条約を終了するというだけの意味ですから。

もちろん、条約破棄によって国交断絶にいたる場合もありますけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほどです。
ただ、そのような関係であるならば、せめて「全面改正」というような表現が妥当ではないか、というのが今回の疑問の発端でした。

お礼日時:2005/06/30 00:31

こちらのリンクがこの事について詳しいです。


http://hate-k-and-c.ameblo.jp/entry-41bcdf366de5 …
http://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/1967952 …
つまり簡単にいえば、
「韓国が条約を破棄して、再度賠償要求をする」という理解できない目的がそこにあるわけです。
(「国交断絶に長じて対馬も乗っ取ってしまえ!」 という右翼派韓国人もいるみたいですが・・・)

この韓国人の考えは日本が無視した場合のリスクを全く考えてないので、韓国の国会でもさすがに採用はしないでしょう。(もしやったら、それこそ世界中のお笑い者になってしまいますから)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほど、やはり「破棄」は過激な表現ですね・・・「破り棄てる」ですからね。・・・でも、これ漢字ですね。漢字を使わない国では、そんなに過激でもないかもしれませんね。

お礼日時:2005/06/30 01:18

誤解のないように申し上げておきますが、国交は2国間の同意により開設されるものです(外交関係に関するウィーン条約2条)。

国交の樹立には条約という形式を取る場合が少なくありませんが、これは法的根拠がなければ外交関係が結ばれないという意味ではなく、同意の表現方法として条約に書いたと言うことであり、従ってその条約の破棄ないし終了が直ちに外交関係の断絶ということにはなりません。その点は、講和条約を破棄してもすぐ戦争状態に逆戻りするのではないのに似ています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「破棄」=「国交断絶」ではないのですね。国交断絶に向けた手続きの一つ、といったところでしょうか。

お礼日時:2005/06/30 20:14

 ウィーン条約により両国の代表者の合意により国家間の国交は樹立されます。

この合意を約束した証が条約です。その条約を一方の国が突然破棄するということは国交樹立する以前の状態に戻るということです。日韓の場合、戻る着地点は二通りあります。一つは、韓国政府がGHQ(連合国総司令部)に1949年に最初の日本との交渉を持ちかけていますから、交渉過程であった1949年から1965年までの状態です。しかしこうなると非常に難しい問題が多々生じます。大損をするのは韓国ですが、詳細は下記のURLでどうぞ。

 もう一つの着地点は1949年以前の状態です。こうなると1910年の日韓基本条約の有効性を論じることになります。これもまた非常に難しい。いずれにせよ、韓国が大損をすることは明白です。

 韓国の一部国会議員が「条約締結時に慰安婦問題がなかったから」という理由で、日韓基本条約の再交渉を求めていますが、再交渉ということは相手の同意が必要ですから、日本がこれに応じるはずがなく、ありえないと思います。そもそも日韓基本条約議事録には「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」(協定第二条1)と明記されていますから、慰安婦うんぬんで再交渉は国際常識からしてありえません。 

 sii989さんは、この問題で「一般的な国際関係」とご指摘ですが、これは個別のケースで非常に入り組んだ難しい問題ですから、日韓を例示しました。例えば日米関係で安保条約を日本が破棄するとなったら、これはまた全く違う思考がなされると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。単純に条約締結直前に戻るわけではない、ということですね。それにしても、最初の交渉から締結まで16年もかかっているとは驚きです。

お礼日時:2005/06/30 20:27

 いろいろと出ていますので、違った観点から。



 そもそも、日韓基本条約には、条約の破棄についての条項が存在しません。

 例えば日米安保条約の場合には、一方的に条約の終了を通告できますが(10条)、日韓基本条約には、どこをみてもそうした条項はありません。

 したがって、理論的には、条約破棄のためには、日韓で再度交渉して、「新日韓基本条約」でも締結して、その中で「日韓基本条約の効力は失われる」といった条項を入れるのでしょうかね?いずれにせよ日本の同意がいるので、非現実的ですが。

 または、条約の破棄が出来ないまま、外交団を閉め出す等の条約違反措置に出るということでしょうか?

 いずれにせよ、一方的に条約を破棄するという主張は、法的な整理が出来ていない気がします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なるほどです。国会の決議が通れば、少なくとも一方的には破棄できると思っていましたが、そうではないんですね。
「新基本条約」の条項で行うのであれば、むしろ当然のことになるんでしょうね。基本条約が並存してもおかしいですもんね。でも、表現としては「効力は失われる」であって、「破棄」はいやですね。

お礼日時:2005/07/02 23:43

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