とっておきの手土産を教えて

吉宗の時代劇を見てると、吉宗とわかってからも、悪代官の「上様とて、かまわね。切り捨てい」の号令の元、部下?の侍たちが襲いかかる場合があります。これからみると、相手が誰であれ、直属の上司の命令が絶対だったように思えます。歴史的にも、そういう事実があったのでしょうか?(吉宗を襲ったかということでなく、直属の上司の命令なら、上司より、遙か上の地位の者でも襲うという意味で)

ドラマをネタ元にどうかとも思ったのですが、よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

ドラマがネタと言うことですが、「悪代官」の立場になって考えてみましょう。



1. 代官はもちろん将軍様と面識はない。当時は写真もないので、将軍様の人相は面識がある人しか知らない。
(大名でも、将軍に拝謁する時ははるか下座で平伏しています。将軍の顔を見て親しく話したりする人はごく僅かです)

2. 将軍様が、一人で自分の前に現れることなどあり得ない。ドラマですから仕方ないですが...

3. 目の前に現れた将軍様を名乗る者が本物である可能性は万に一つもない。捕縛しなければならない。手向かえば斬り捨てるしかない。

となり「狼藉者を取り押さえよ、歯向かえば斬れ」と代官が部下に命じても全くおかしくありません。

大名などの直臣の家来である陪臣が、将軍の命令より大名の命令を優先しなければならないのは、既に回答されている通りです。
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あれはあくまでドレマの演出で、実際問題あり得ない行動です。


江戸時代、三つ葉葵の紋所は絶対権力を意味していました。
これが付いた品物は将軍の権威を表すもので、各藩の生殺与奪を左右するのは徳川幕府ですから、ひいては自分たちの運命も決定される位のものでした。

将軍から下賜された品物を紛失したら当事者の切腹ですまない位です。
これらは江戸時代の武家の常識です。
従ってドラマの筋書きのような場合も取り押さえて幕府に引き渡すのがせい一杯で切り捨てるなど恐ろしくて出来ないと思います。
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大名などの場合は、主君はあくまでも大名で将軍は関係ありませんからこのような場合は、主君と家臣は一心同体にならざるを得ず、どういう命令であろうとあくまでも主君の命令に従うことになります。


これは「君あって、君に君あるを知らず」といわれている通りで、いつの時代でもそうでした。
代官などの場合は、確かに下役は代官の家臣ではありませんが、代官によって任用され、代官がやめればその職を失いますので、通常は代官の命に従います。
ただ、実際には代官の権限は小さいものでドラマのような悪事をする余地はありませんでした。
その他の役所などでは、同じ幕臣であれば業務上の命令関係はあっても上役が主君ではありませんから、不当な命令にはしたがうことはまずなかったでしょう。(共犯として悪事を働く場合は別ですが。)
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例えば悪代官の部下であっても、それが与力・同心など御家人(徳川直臣)であれば、代官の部下であると同時に徳川の家臣でもあるので、例え代官の命令といえど上様に刀を向けることは拒絶したでしょう(もっとも、ドラマでの悪代官の常の台詞は「上様を騙る不届き者」つまり「この男は上様ではない、偽物だ」ですから、迷いながらも刀を向けた可能性はあります)。


しかし、徳川の直臣でない、雇われ者であった場合(徳川から見れば陪臣、陪々臣)は、徳川との間に何らの主従関係もないですから、例えそれが上様を討つことであっても、直属の主君の命令であれば果たすのが侍の道であったでしょうね。

テレビドラマによく描かれる江戸中期からだいぶ時代を下った幕末になると、長州藩が幕府の追討を受けるという出来事が発生します。この時、長州藩士は長州藩主の命令を受け、幕府軍と戦うことになりますが、この場合は長州藩士と言えども幕府よりの命令は受けない(つまり主君家臣の関係にない)と言えます。よって、主君である長州藩主の命令によって幕府軍と戦うことが是であった訳ですね。長州藩士は徳川から見れば陪臣ですから、徳川が「刃向かうのをやめろ」と命じても効果はない、というわけです。
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 基本的には今と同じです。

直属の上司は、給料をくれているわけではないので、会社全体のためにならない命令で、なおかつ拒否した場合の(自分への)不利益がよほどひどいものでないかぎりは、ふつうの武士は命令を拒否します。これは直属の上司でなくとも(将軍や、藩主でも)同じ。将軍や藩主、家老や上司の個人的な利益になっても、「幕府のため」「藩のため」(ひいてはそれらによってたつ自分の生活のため)にならない命令は、まずは拒否するでしょう。もっとも、賄賂をもらっとけ、とか、内部調査を隠しておけ、とか、その程度の「まあこれくらいならだいじょうぶ。断ったらかえって自分が不利になる」ようなことなら、断らない。後は個人の正義感の問題です。悪代官に日ごろうんとよくしてもらっていて、義理があるなら、上様に切りかかるやつがいるかもしれません。こういうのは、どこの社会でも同じでしょう。
 ただし、基本的に、武士の忠義は給料をくれている人の体系内に限る、というのが常識なので、たとえば、薩摩藩士は将軍の命令に従う必要がありません。あくまで忠義の上限は薩摩藩主です。つまり上司-部下(給料は上司でない人が払う)の関係と、主君-家臣(給料は主君が払う)の関係はちょっと違うわけで、上司(将軍)-部下にして主君(薩摩藩主)=家臣(薩摩藩士)のヒエラルキーの場合、=の忠誠心は将軍にまで拡大されたりはしないということです。
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こんにちは。


まあ戦国時代の下克上みたいなものです。

絶対権力者としての上様は、一応、あがめますが、あくまで形式上の話であって、一番、忠義をつくす?のは直属の上司です。

今に例えると、下請会社の社員が親会社に忠誠を示すかどうかって感じでしょう。
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