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9月25日に厚労省から医療制度抜本改革試案が発表されました。
主な内容としては、健保本人三割負担、高齢者対象年齢の引き上げと共に70歳~74歳は2割負担、75歳以上は上限無しの1割負担。これが施行されると、現行と比べ、外来患者は数倍、在宅患者などに至っては負担金が何十倍にも跳ね上がります。
その後も様々な案が新聞紙上を賑わしています。
例えば、老人に関して、療養病棟の入院は6ヶ月以上できなくなります。
また、株式会社の医療への参入など、患者のフリーアクセス権が剥奪されます。
介護保険の利用料も合わせ、老人は医療にかかれるのでしょうか?
日本が世界に誇る「いつでも・どこでも・だれでも」かかれる医療制度の崩壊が眼に見えます。
みなさんの考えをお聞かせください。

A 回答 (4件)

 私も、この改革案見ましたが、国民負担が増えるだけで「抜本改革」には程遠い内容だと感じています。



 まず、保険者の財政問題ですが国の予想を越えて医療費が伸びているため、老人保健拠出金の増が保険者の財政を圧迫しています。多くの保険者が、財政が持たないという状況の中で、被保険者の負担=保険料の増額だけでは、国民は納得をしないでしょう。国も、今まで以上に国費を投じるべきでしょうし、加えて診療報酬を受け取る医療機関もともに「痛み」を伴ってもらいたい=診療報酬のマイナス改正をすべきと思います。

 老人医療ですが、老人保健制度は高齢社会の健康増進を支える制度として、すばらしい制度手あるとは思います。が、現行の拠出金制度には、負担方法に矛盾があり、各保険者間での負担の公平化への改正が望まれます。又、自己負担が大幅に増えますが、従来からの老人=弱者という発想を見直したものでしょうが、もう少し段階的な負担増の制度にすべきであると思います。

 国民と国と医療機関の三者が、ともに痛みを分かち合い、心地よい痛みと感じられるような、国民皆保険制度が望まれます。

 以上、私の意見でした。
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このご質問に対してはみなさん言いたいことが山ほどおありでしょうがあえて国民の大多数の意見とは違った意見を一つ。


世界中のどの国を探しても1ヶ月の医療費が1000万円を超えるような治療をしても患者さんが支払う費用が高額医療と称して数万円+食事代位ですむ国は日本以外ではそうは見かけないのではないでしょうか?
こういったことが当然と受け止められている現在の医療制度では保険制度が崩壊してしまったのも当然の結果でしょう。
また一般に「医療費が高い=病院がもうけている」と短絡的に考えられていることにも憤りを禁じ得ません。
よく診療報酬請求の点検をすると過剰に請求されているのが見つかったとか新聞で書いてありますが元々診療報酬請求って何でしょう。ほとんどの医師は保険医として定められた保険請求の範囲内で診療するように求められています。しかし実際の医療とこの診療報酬の点数にはかなりの解離が認められます。例えば新しい保険適応をある薬について認めてもらうには大規模な治験を行ったりかなりの出費が必要です。すでに別の効能で一般に使われている薬の場合やすくて効果が明らかであってもこの出費をメーカーがいやがって保険適応を申請しないことはよくあります。
保険医としてはこういう良い薬は使えないのが建前となってしまうわけです。風邪薬程度ならまあ別のでもいいかと思いますが医療の現場では命に直接関わるような薬にもこういったことがよくあります。本来の趣旨に基づけばこのような患者さんは保険の範囲内で治療して死んでもかまわないと言うのが厚生医療の考え方です。
しかし実際に患者さんが死亡した場合訴訟になってもしいい薬があるのに使わなかったとなれば業務上過失致死に問われるかもしれません。
病院がボランティアでやるわけにもいかないのっで仕方なく保険適応にある病名を付けてそういった薬を使ったりしているのが現状です。
レセプトを開示するとこういった本来患者さんが知らない病名がでてくるので何かよけいにお金を取られているんじゃないか?となるわけです。
これを細かくチェックすれば確かに見かけの医療費は少しは抑制されるでしょうが患者さんは最終的に自費でいい薬を使うか保険診寮内の治療で我慢するか選択させられることになるでしょう。
昔は薬価の差益でその辺をうまく調整していたようですが一部のどん欲な民間病院がでたために今はそういった余裕が全ての病院から無くなっています。
また医療が高度化したためペースメーカー、人工弁、補助循環、透析・・・etc. 高額な治療がたくさんでてきました。
現行の制度ではこれらの費用は高額医療でほとんど患者さんの負担に成っていないので年齢が何歳であっても治療を受けることが出来ます。それがまた医療費を押し上げて現役世代の負担を増しています。
例えば80歳の解離性胸部大動脈瘤患者がいたとします。手術のリスクは結構あります。たとえうまくいってもリハビリやなんかで1ヶ月以上入院です。手術料も馬鹿になりません。数百万円は軽く行きます。家族の方に聞けば先ず100人が100人とも出来る限りに事をやってくださいと言うでしょう。しかし医療経済を考えた場合費用便益比から考えるとこのような治療が保険で許されるのは日本くらいかもしれません。
このままの状態ではこういう負担を続けることは無理でしょうから何らかの対策をとらなければ近い将来必ずある年齢以上は高額な医療を受けたければ実費もしくは任意の保険に入っていること・・・と言う時代がくるでしょう。
病院のサロン化も言われて久しいですが根本的な解決には至っていません。これも医療費を押し上げています。
また最近の子供の親はどうかしていると思うこともしばしば・・・
転んですりむいたくらいで病院に来るのは当たり前、明らかに普通に歩いている子供でもちょっと足が痛いと言えばX線写真をとらないと納得しませんし頭にこぶが出来たら頭部CTまでやらないと納得されない方も良くいます。
これでは医療費がいくらあっても足りないわけです。だいたい僕らが子供の頃すりむいて病院に行った人なんていましたか?
また救急車を気軽に呼ぶ人が増えてますよね?よんでもお金は取られないし・・・なかには夜間のタクシー代わりに救急車を使う人もいますし・・・これでは国民のモラルに期待してもしょうがないかなーと感じてしまいます。
もう一つ、薬局で薬を買うと高いですよね?病院で診察を受けて処方してもらえば効果も高い上に支払いもやすくなります。でもこれっておかしくないですか?医師の診察を受けて処方もしてもらって薬の効果も強くてしかも薬局でただ薬を買うよりやすい・・・
これでは何でもかんでも病院に来るはずでしょう。
こういった受診を抑えて行くには広く浅く実際に患者さんが払う費用を増やして心理的な抑制をねらう以外に効果的な手段は無いのではないでしょうか?
そして日本には現役世代の負担を増やして子供達に負担を先送りしてでも自分たちの負担が月に数千円上がっただけで狂ったように騒ぐ年輩の方がいらっしゃいますよね?
こういった方は清き一票を持っていますし子供達は持ってないわけですからつけを先送りされても文句も言えないわけです。またこういう方々はよく人権派とか進歩的とか言われてマスコミや政治の世界に結構いますよね?
世論を「医療費の高騰=病院が悪い」と短絡的にいえば受けはいいし票も集まる訳です。結果口当たりのいいことだけいって全体を根本的な問題から眼を背けるように持って言っている感じです。
たしかに拝金主義的な医療機関も一部には存在するのかもしれません。しかしその一部をただたたいても問題の既決には全く役に立たないと思います。
国民の一人一人が保険制度に負ぶさっているようなこの制度と意識を変えていかない限り解決策はないのだと思うのです。
当座子供達に負担を少しでもかけないよういまの高齢者世代が少しずつお金を出し合っていくということが間違っているなら世代間で助け合っていく今の制度の趣旨自体が間違っていることになるのではないでしょうか?
まだまだ言いたいことはあるのですが長くなってしまったのでこの辺でやめておきます。
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たいして税金を払わない老人にこれ以上金を使えないってのが本音なんだと思います。

老人一人当たりの費用があまりにも高すぎる。私個人は「○○歳以上は苦痛を除去するための手術以外は認めない。抗がん剤などの高額療養は認めない…」くらいのことはするべきだと思っています。他にも医療内容によっては保険から外すべきものはたくさんあると思うのですが、子供や若い人にかかるのはある程度やむをえないとも思います。もちろん個人で負担するならトコトン金をかければ良いんですが、公が負担するならそれくらいバッサリいかないと。ということで本人負担が3割という部分のみに反対します(まあこれだって老人の負担を挙げるために見た目のバランスで上がったんだろうなあ)。老人負担は少ないくらいですよ。

ただこれらを行うのは他の改革がすすんで、それでもお金が足りない時に限ってするべきだとは思う。役所や特殊法人なんかで無駄金使うくらいなら医療費に回せ(同じ無駄でもまだ許せる)!新生銀行なんて残すべきじゃなかったぞおおおお(心の叫び)。結局弱いところからむしって終わりにするところが今までどおりの自民党だなあ(嘆息)。
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1)老人医療費について


老人医療に関しては、命の尊さとは別の次元で、老人医療に要する費用と
その効果を検証する必要があると思います。
昨今の保険組合の破綻の原因に、組合から老人医療費への拠出金が
あります。組合員が支払った保険料が組合員やその家族とは全く関係の
ない老人が罹った医療費に支出されているため、実際の組合員の為の
保険組合が立ち行かなくなり、破綻している現実があります。
建前として日本人は「生命は地球より重い」といいますが、本音では
「寝たきりより安らかに死ぬことを選びたい」と思っているはずです。
欧州で実施されている「安楽死」や患者本人の意思による「延命拒否」に
ついて真剣に検討する時期です。日本では患者家族が患者の治療方針を
決めていますが、果たしてそれは、患者本人の望みでしょうか?
2)保険料負担増について
質問者さんがおっしゃる「いつでも・どこでも・だれでも」が
かかれるわが国の医療制度は素晴らしいですが、もし我々国民がこれを
継続する事を選ぶなら今後は仕組みを変えないと破綻します。
1.保険点数制による弊害
名医でもやぶ医者でも治療費が同じなら誰でも名医にかかりたい
のが心情です。どんな業界でも製品のレベルで価格が違いますが、
医師にはそれがありません。
2.費用対効果について
これからは、高度医療に罹る患者は、当然のコストを負担する時代
なのです。そのために医師や病院も自らの技術を高める努力が必要に
なります。医師や病院は自ら努力しないと患者が来ない時代であり、
患者もコストが罹る以上は自ら健康管理と予防に努め、病気は金が
かかるという意識を持つ時代です。
老人の問題は医療に留まらず、今や社会的な問題です。
国や保険が老人の全てを支えることは、不可能です。
また、定額で低価格な医療サービスはもはや限界です。
今後は将来に対するリスクに前もって対処できない人を
国がすべて助けることが出来ない時代になります。
以上が私の意見です。
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