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最近よく「教師の質の低下」が叫ばれていますね。それについて調べているのですが、本当に、昔と比べて教師の質は下がっているのですか?また、低下しているのが事実だとしたら、なぜ低下が起こったのでしょうか?採用方法等は大きく変化していないはずですよね…その辺の事情に詳しい方、参考サイト等ありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (32件中21~30件)

教師になる人間の意識の低さが原因かもしれません。


「大学に入ったから、まぁ、とりあえず教師免許でも取ろうか」と、いった考え方の人も多くないと思います。その中には「教師=会社員に比べて楽」と考える人もいます。
ただ、全員が全員そんな考え方をしているわけではないこともちゃんと知っておいてください。
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No.7 です。



補足要求させて戴きます。

「教師の質」って 具体的にはなんなのでしょうか?

ご説明をお願い致します。
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教育学部卒で塾教師の経験者です。



「昔に比べて」、質が下がったとは、とても言えないと思います。

教職採用の仕組みや、人事上の優遇措置、無責任体質などを問題視する意見もあるでしょうが、それらは、今始まったことではありません。

ただ、私なりに意見を述べると。

1 保護者の高学歴化が進んだ
2 塾教師や出版物・ネットなど、学校以外で教育に関する情報を得られる

昔は、学校教師が多少、間違ったこと、その子どもには合わないことを指導しても、親は「先生様のおっしゃることなら」と無批判に従わざるをえなかった事情がある、と思います。
しかし、1、2の要因で、教師を批判的に見る、「目の肥えた消費者」が増えてきたのでは。
昔なら親子が泣き寝入りしていたのが、少なくとも批判的にも見られるようになったのは、むしろ良いことだと思います。

3 権利意識の行き過ぎと親の責任感の欠如

3は「権利でもないものを権利と錯覚する」と言い換えた方が良いかもしれません。
「学校に行ったら、先生の言うことはキチンと守るんだよ」と親・地域社会がしつけている限り、小学校低学年の学級崩壊など起こりようがありません。また、そういう子どもを厳しく指導すると、親からの文句が出るし、排除することも許されない。
こういう状態を、「教師のせい」にされたのでは、全国のまじめに努力している先生方が気の毒です。

4 マスコミやネットの発達

これは1、2と3どちらにも関係する諸刃の剣だと思います。
酷い体罰やトンデモない指導をされていた親子が、マスコミやネットのおかげで外の世界に救いを求められる、なら良いことです。
しかし、保護者の側の非を棚に上げて、学校・教師や行政側だけを叩くのに利用されると問題ですね。

こちらの質問のNo.5
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1443646
でも答えているのですが、
このあたりの事情は河上亮一.氏の著作に詳しいです。
http://www.7andy.jp/books/search_result/?fromKey …
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この回答へのお礼

返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
丁寧な回答ありがとうございます。
質問なのですが、「保護者の高学歴化」とありますが、「大卒の保護者が増加した」という認識でよいのでしょうか?

お礼日時:2005/11/21 04:00

こんにちはnnffnnffさん、はじめまして。

この3月まで7年ほど大学で教職関係の科目の兼任講師をしておりました。現在は教育関係ではない行政機関に勤務している者です。

>本当に、昔と比べて教師の質は下がっているのですか?

このことを客観的に比較できるような資料は無いかも知れません。教員というのは一端採用されてしまうと、その後に自らの授業スキルなどを測定されるという機会が全くないからです。例えばもし採用時、勤続10年目、20年目とかに能力審査のようなものがあってそれを時系列で比較できれば明らかなのですが、そのような制度は教員に限らず、どのような職業にも存在しませんよね。例えば昔に比べて警察官のレベルが下がったとか、若手社員のレベルが下がったなどの意見を述べる人がいたとしても、すべてその人の主観やごく狭い範囲の個人的な経験に基づくものということになると思います。

>採用方法等は大きく変化していないはずですよね…

採用方法は私が教員採用試験を受けた十数年前に比べて細部でかなり変化しています。この間の変遷を一覧できるようなサイトや書籍は存じませんが、「教職課程」などの採用試験情報誌のバックナンバーをあたればどのように変わってきたか分かるかも知れません。

ただ各自治体の教育委員会も採用試験を改善する方向で変更しているわけで、それ自体が教員の質を低下させているとは思えません。

しかしもし採用試験が何らかの影響を与えているとすれば、試験の倍率が教員の質に影響している可能性は否定できないかも知れません。

例えばこれは東京都の教育委員会のサイトで検索した結果ですが、東京都の平成16年度実施の採用試験の倍率は小学校教諭の場合、採用者/受験者は1,386/3,491名で倍率は約2.5倍と比較的低倍率。それに対して中・高は519/4,498名ですから約8.7倍の高倍率となっています。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/H16s …

そして条件付き採用後1年を経て正式採用に至らなかった11名の方の内、小学校は8名(他校種はすべて1名)、前年度も不採用9名中8名までが小学校の先生とのことでした。また平成15年度に採用されて1年以内に早期退職された39名の先生の内、30名以上が小学校の方だったそうです。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr050414j …

ただこの数字自体も現在、小学校で「正式採用」され教職に就いている方の質が低下したことの直接的な論拠にはならないと思われます。

教員の質について私の「主観的な」意見を述べさせて頂くと、まず教職を目指す学生ですが、少なくとも私が教えた大学の教職課程の学生は、一般的にとても優秀でした。少なくとも私が20年前に大学生をしていた頃とは雲泥の差があるように感じました。

次に2つの高校で合わせて17年ほど教員をしていた経験から見た現場の教員の質ですが、少なくとも私の知る範囲では教員のレベルは昔も今もあまり大差はないような印象を受けました。優秀な方はとても優秀でしたし、能力の低い人は昔も今も変わらず一定の割合でどこにでもいるという印象です。

あまり参考にならなかったらすみません。
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この回答へのお礼

いえ、とても参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/21 04:02

教員になる人は4年制大学を卒業している人が殆どですが、卒業後の就職先が学校なわけですよね。

学校を卒業して学校に就職する、つまり実社会の経験のない人達の集団なわけですよ。 おまけにクラスは、一つ一つが独立国家みたいなものでしょう? 今のしくみで質の向上を求めることに無理があるように思いますね。
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教育は 国家政策ですよねぇ。



社会が変わってきているのに、
・採用方法を改変しない 行政
・それを指摘しない 立法
・国会議員を選出している投票権のある者
が 真摯に考えてないからじゃないの?
(地方も 同じだな)

==========================
尊敬もしていないのに 自分の教師でもないのに「先生」と呼び合う教師や保護者はバカだねぇ。

日本は、「経済立国」だから・・。
目先のお金に注目しちゃう。

環境問題みたいな感じもするが、国際会議で「各国の教育の質を×%上げましょう」とはならないような気もするが、20年くらいすると そうなるのカモ~。
============================
図書館に行けばたくさん本があるし、教育系や教師系?のサイトはたくさんあるではないですか。
いくらでも 調べられると思いますが・・・。
====================
「教師の質が日本社会の要求に対して あわなくなってきた」としてみたらどうでしょうか?
「日本社会の要求」とは 何かから 考えなければなりませんが・・・。

メディアの言葉にとらわれてはいけません。
自分のあたまで 良く考えましょう!!
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親が自らの子を躾てないからだ.


子育てを放棄する親達.
そういう親に限って教育とかにうるさかったりする.
子供に問題のある子に限って親は学校に顔を見せない
とうちのかみさんが言っておりました.

そして教師に格調の高さが無い.
それもそういった親達のいうことを聞かざるを得ない状況にあったからといえる.手足をもいでおきながらちゃんとしなさいといっているようなものだ.ダブルバインドで本当の教師というのはいなくなるだろう.学校は人物を育てるというより知識を教える機能だけの場と化す.
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教師を目指す人の質が低下したからでしょう。


楽に金が稼げて、犯罪を犯しても不起訴にしかならないという職業の質が向上するはずがありません。
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これは私の私見ですが、教師の質自体は今も昔も


それほど変わっていないと思います。
ニュースなどで報道されるような「問題教師」も
たくさんいる全国の教師のなかのほんの一握りだと
思いますよ。
むしろ保護者の学校や教師に対する要求や期待が
過剰になってきたのだと思います。

「学級崩壊」するのは教師の力量の不足のせいでは
ありませんよ。そこに集まってる子どもが授業を受ける
段階に達していないのです。
一定時間机に座り、教師の話を聞く、というような学習に臨む基本的な
姿勢は子どもが教師を畏敬していて初めて意識できる性質のことです。
そういう意識を保護者が子どもに植え付けなければいけないのに、
それをせず学校や教師に丸投げしてしまう保護者が増えてきたのではないでしょうか。

それでも学校が子どもをきっちり管理できればよいのでしょうが、
昨今の「個性の尊重」とかで、学校が子どもを管理するのを批判したりしています。
そうやって学校や教師の管理力を貶めてきたのが現場を知らない「識者」や「官僚」、
それを大袈裟に報道する「マスコミ」、それを真に受けた「保護者」です。
そもそも管理なくして教育は成り立たないと思います。

「教師の質」に着目するのもよいと思いますが、
それと同時に「子どもの質」や「保護者の質」、はたまた
「社会の質」「マスコミの質」などがどういうものかを
視野にいれると実情が見えてくるかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど。広く視野を持つことが大切ですよね。とてもインパクトを受けました。ありがとうございます。ところで、なぜ、「保護者の質」は変わってしまったのですかね?

お礼日時:2005/11/21 04:04

「質」の定義によると思います。

当然、戦前・戦中に育った世代の教師は全く異なる特性をもっておりました。

戦後は徐々に「基礎学力」「社会のマナー」を教える能力は低下していますが、「子供の目の高さでものをいう」「自分の感情を隠さず表出する」ことに関しては優れてきたかと。

昔の教師は「読み書き算盤」、「道徳」に関しては非常に厳しい目をもっており、子供に対して厳しく恐い存在でした。現在でもそういう先生はいます。

最近の先生は、友達みたいで、恋愛相談なんかもできる先生が子供ウケする先生であり、そういう先生を選別してきたのが今の保護者たちだと思います。昔もそういう先生はいました。

でも比率は後者の方が多くなってきましたね。10年くらい前かな、本で読んだのですが、こうした傾向を「テレビ世代の教育者」というような表現をしていました。北野広大(熱中時代)や坂本金八(3年B組)にあこがれた世代が今の教師達なんですよね。
授業の質よりも悩みの相談者として生活指導主体の先生たち。そして何より人間くささを意図的に表に出す先生たちですね。保護者も教師に対するイメージは同じかと。

金八先生はいつ「国語」を教えているのか?という冗談がありましたが、それがシャレではなくなってきたわけで。

そうでない先生たちも多いですが、如何せん人材不足の職場ですので、掻き回されてしまっている感がありますよね。
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この回答へのお礼

返事が遅くなって申し訳ありません。
テレビの影響力ですか。確かに大きいかもしれませんね。しかし、当時の教師達がその影響をモロに受けて他の大事なことを忘れてしまったのだとしたら、とても残念に思います。当時の時代の流れもあったんですかね?

お礼日時:2005/11/21 04:07

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