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「もしかしたら、あいつは、トレーニングをしているのかもしれない」

「の」がないと、元とは、どう違いますか?

A 回答 (6件)

新明解国語辞典(三省堂)では、格助詞「の」の意味として、「理由・根拠・主体の立場などを説得的に述べることを表す」というのがあります。

この説明はわかにくいと思いますが、合わせて載っていた以下の例文とその説明はわかりやすいと思います。

例文:
(1)「君も行くか?」
(2)「君も行くのか?」

解釈:
(1)は、行くか行かないかの単純な質問。
(2)は、相手の行くような様子を見て、それを確かめている表現。

上の解釈を質問者の方の例文に当てはまると以下のようになります。

例文:
(1)「もしかしたら、あいつは、トレーニングをしているかもしれない」
(2)「もしかしたら、あいつは、トレーニングをしているのかもしれない」

解釈:
(1)は、単純な推測。
(2)は、たとえば、「以前は痩せていたあいつが、何故か最近筋肉がもりもり付いてきた。どうもおかしい。もしかしたら、あいつはトレーニングしているのではないか?」という感じです。すなわち、推測する何らかの根拠があって、それを確認する感じを込めて推測しています。
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この回答へのお礼

うん、わかりました。丁寧に教えていただき、感謝いたします。

お礼日時:2005/08/07 23:18

No.1で、訂正です。



ただ、一部の文章では、より自分の憶測に確信が持てないときに「の」を入れているような気もします。

ただ、一部の文章では、より自分の憶測に確信が持てるときに「の」を入れているような気もします。

皆様の回答で勉強になりました。ただ実際の運用で「の」の有無を使い分けることなんてあまりない、質問文において「の」の有無で文意が変わるとは思わない、ということについては訂正の必要を認めません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
お世話になりました。

お礼日時:2005/08/07 23:25

「あります」と「あるのです」を比べてみてください。


あるいは、
(A)「彼は風邪を引いています」
(B)「彼は風邪を引いているのです」
を比べてみてください。

開口一番(B)のように言われたら、どんな感じがしますか?
こちらがまだ何も言っていないのに、「~のです」は変ですね。
つまり、(B)は何かを説明する語気があるのです。

質問にある「~のかもしれない」も、何かの理由を探していて、「その秘密はこれのお蔭なのかもしれない」といったニュアンスだと思います。
「の」が無いときはただ推測しているだけです。
「あいつは休日にはトレーニングするのが日課だから、例によって今もトレーニングをしているかもしれない」
といった使い方ですね。
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この回答へのお礼

例も出していただき、わかりやすいです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/07 23:11

No.1です。

リンクがうまくできていないようです。
このリンクは、使い分けを見てもらおうと"しているかもしれない" "しているのかもしれない" どちらも含まれた文章の検索結果です。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …
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この回答へのお礼

再び、ありがとうございました。ぜひ参考いただきます。

お礼日時:2005/08/07 23:09


(1)(下降調のイントネーションを伴って)断定の意を表す。
「お金、使っちゃった―」「だめだった―」
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?col=KO&pg …

上記に近いと思うのですが、
「の」は断定を表しています。

ですから、「しているかもしれない」
だと推量だけになって、トレーニングしてるかしてないかよくわからない、という意味になり、

「しているのかもしれない」
だと、少し断定が入って、トレーニングしている可能性が高いけど、もしかしたら違うかもしれない、
という意味になります。
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この回答へのお礼

納得できます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/07 23:08

この文の場合、「の」があろうがなかろうが文の表す意図は変わりません。


私が感じるネイティブとしての個人的感覚でも、ニュアンスなどは変わらないだろうと思います。

さて、この文の「の」についての文法的根拠を国語辞典で探してみましたが、私にはわかりませんでした。

代わりといってはなんですが、「しているのかもしれない」と「しているかもしれない」という両表現をネット検索してみたところ、
"しているのかもしれない" の検索結果 約 91,200 件
"しているかもしれない" の検索結果 約 111,000 件
という結果でした。「の」が入る言い方と入らない言い方どちらもポピュラーであるということがわかります。

また、こういう検索もしてみました。
"しているかもしれない" "しているのかもしれない"   の検索結果 約 523 件
で、どんな使い分けがされているのだろうと内容を見てみますと、ネイティブの私からしても使い分けの根拠などないことに気づきます。
ただ、一部の文章では、より自分の憶測に確信が持てないときに「の」を入れているような気もします。

これは日本人の間でも個人の言語観によって回答が異なることが予想されるので、たくさんの方にご意見をもらうのがいいと思います。

参考URL:http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclien …
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この回答へのお礼

早速返事ありがとうございました。
いろいろお手数をかけて、すみません。
勉強になりました。

お礼日時:2005/08/07 23:08

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