ラクロ「危険な関係」のストーリーについて。

ストーリーで分からないところがあります。

まず単純に言うと、ダンスニー騎士が署名付きの手紙で決闘を申し込むときに
「あなたの汚いやり口はよくわかりました」
と言いますよね。
この、ダンスニーがブチ切れする程のヴァルモンの悪行が分からない、ということなんです。

・ヴァルモン子爵がツールヴェル法院長夫人を誘惑するのに成功し、メルトイユ夫人とのよりを再び戻すことができると思った
　↓　
・しかしメルトイユはダンスニーと会っていた
　↓
・そこでヴァルモンはメルトイユに宣戦布告する
　↓
・ヴァルモンは、メルトイユと会わせないためにダンスニーにヴォランジュ嬢に会いに行くよう伝える
　↓
・メルトイユはダンスニーに会えず、ダンスニーもそれに怒って決闘を申し込む

ということでいいんですか？ダンスニーはヴォランジュ嬢に会えたならそこまで怒る必要無いと思うんですけど・・・
それともメルトイユの策略なんですか？
本が手元にない（図書館に返しちゃった）んでできれば詳しくお願いします！！

No.1 ベストアンサー 回答者： caesar-x 回答日時： 2005/09/08 13:56

読んだのはずいぶん前なので、あやふやな点がありますが

ダンスニーがヴァルモンに決闘を挑む理由は２つあります。

まずダンスニーはメルトイユの関係を知られて、
かつヴァルモンがメルトイユを侮辱するような発言をしたこと。
この好意を寄せる婦人に対する侮辱は、当時の解釈では
ダンスニーに対する侮辱と同じと解釈されます。
これが基本的に直接的原因だったと思います。

第二は、セシルとヴァルモンの関係を知ったことだったと思います。
ただこの点はすこしおぼろげなので、多分というくらいです。
はっきりそういうシーンがあったかは確信はありませんが
確か知ったと思います。

ま、基本的にはヴァルモンとダンスニーは下らない
どうでもいいような理由で決闘をすることになります。
ダンスニーは馬鹿なのでそのことに疑問ももちませんが、
ヴァルモンはその行為の愚かさを知りつつ
ツールヴェル夫人との恋愛でボロボロになっていたので
自殺のように死んでしまいます。

あとヴァルモンはメルトイユと復縁したかったのではなくて
彼女との勝負に勝ってスコアに入れたかっただけでしょう。
要するに、愛憎関係というより、意地の張り合いです。
結局は二人ともそれで身を滅ぼすわけですが。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
言われてみるとそうだったな～と思います。
また借りて来ます！

お礼日時：2005/09/15 19:43