
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
ドクターや民間の研究職に就いて、開発や研究を経験しつつ、特許の分野に入るのもいいかと思います。
弁理士の資格は専攻や環境にかかわらず、誰でも取れます。しかし、博士の学位は経済面や学校の環境など、協力してくれる人がいなければ、なかなかとれないものです。
そういった点で、博士の学位は大変貴重なものかと思います。また、博士の学位をとるまで、研究や発表をすることで、大学の研究者の立場を理解することができます。
また、民間の研究職、開発職などの経験は、弁理士の資格をとったからといって、経験できるものではありません。
更に、民間の開発や研究職の経験は、特許の分野に入った後でも十二分に活かすことができます。
また、研究職や開発職に就きながら、特許の分野に興味を持ち、弁理士試験の勉強をしている人は、たくさんいます。弁理士試験の合格者の8割は職に就いている人です。仕事をしつつ勉強をしても、何の不利にもなりません。
「専門知識がないと成り立たない」とおっしゃっていますが、たしかにそうです。ただ、発明を理解できる程度、大雑把にいうと学士くらいの専門知識で十分です。ましてや博士の学位は必要ありません。必要ないというか、活かすことができません。でも、あっても邪魔にはならないと思います。尚、弁理士試験の選択科目が免除になるのは、修士了までで十分です。
まとめると、研究開発、の経験は特許分野で活かすことができますので無駄にはなりません。一度特許分野に入ると、研究開発には通常もどれません。特許分野のエキスパートとしての資格、弁理士は、何歳になろうといつでもなれます。ですので、研究に興味があるのであれば、とりあえず、そちらを優先し、興味が本格的に湧いてきたら、特許分野に入るのがよろしいかと思います。
ありがとうございました。なんだか強く後押しされた気がして勇気がもてました。自分が今何をしたいのか、十分に考えて進路を決定していこうと思います。
No.5
- 回答日時:
まず、言っておきたいことですが、
弁理士になるのなら博士号は、あまり意味がないでしょう。
博士号は学者になるためのものだと考えています。
理系の方のようですので、博士に行くならば科学者を志すべきでしょう。
弁理士と学者がどちらが優秀だとか、どちらがステイタスが高いとか
いう問題ではありません。業務内容や必要なセンスが全く違います。
それと私は、民間企業に行くのなら修士で十分だと思いますし、
博士をいやがる会社の方が多いのでは。
博士に行きながら、弁理士をとるならば
ロースクールっていう手もあります。
弁護士になれば、弁理士登録できますから。
弁理士の理系専門知識に関しては修士で十分すぎます。
文系の人でも色々やってます。
文系弁護士、文系裁判官が、特許の裁判やっています。
問題はありません。
資格取得は弁理士にしろ、司法試験にしろ大変です。
手取り足取り教えてくれるような教授に師事して博士号をとるより、
よっぽど大変ですが、粘り強くやれば合格できますのでご安心下さい。
No.4
- 回答日時:
弁理士になった経緯に興味があるようですが、ここ数年の傾向とそれ以前とは全く異なります。
この頃は、知財立国ということで知的財産権が注目を浴びているので、学生のうちから弁理士試験の勉強を始め、企業に勤めることなく、いきなり特許事務所に就職する人が増えてきました。それ以前は、企業の研究職に配属され、初めて特許という制度を知り、知的財産部(その頃は特許部でしょう)に配属されたので、弁理士試験の勉強を始めたという人が多いようです。特許事務所に勤務する場合でしたら、生化学の分野で修士号があれば、理工系の基礎知識は充分あると判断されるでしょう。博士号まであると、更に箔が付きます。
弁理士になるのでしたら、就職すると何かと忙しくなりますから、学生のうちに試験勉強を始める方がよいと思います。なお、特許事務所には、受験生は残業なし、二次試験前は一ヶ月の試験休暇を認めるというところもあります。一方、そのような配慮が全くない特許事務所もあります。
卒業後、まず、企業に勤めて、その後、特許事務所に転職するというのは良くあるコースです。一方、特許事務所から企業の知的財産部に転職するというのは稀です。なお、今は分かりませんが、企業の就職面接の際に、弁理士になりたい、と言うと、将来、その企業を辞めるつもりと判断され、不利になったようです。
企業の知的財産部と、特許事務所では、仕事内容は結構、違います。特許事務所の弁理士の仕事は、明細書、特許請求の範囲等の出願書類の作成、及び、中間処理がほとんどです。一方、企業が、自社の特許出願について、出願書類を作成して、自社で出願手続きするということは稀です。通常は、特許事務所に依頼します。知財部の担当者が、発明者と事務所の弁理士との打ち合わせを準備して、同席することが多いです。
知的財産部の弁理士は、ライセンス交渉をする仕事があります。これは、事務所の弁理士が関与することはまずありません。また、知的財産部の弁理士は、自社に有利になるように、かなり無茶な解釈をした鑑定書を作成することがあるようです。
弁理士の数はこの頃、急激に増えています。企業弁理士の方が、将来、安心かもしれません。生化学を専攻でしたら、製薬メーカーもよいかもしれません。製薬メーカーは特許が命というところがあります。年間、100億円を売り上げる薬でも、1件か2件の特許権で保護されている場合もあります。一方、テレビのような家電製品でしたら、一つの製品に100件以上の特許が関与します。自動車でしたら、1000件以上の特許が関与するかもしれません。1件の特許の重要性は分野によって全く異なります。
お返事ありがとうございました。企業弁理士と特許事務所の弁理士の業務内容の違いが詳しく述べられていて大変わかりやすく、また丁寧でとても参考になりました。
No.3
- 回答日時:
私の知り合いに、学生時代に弁理士の資格を取り、大企業に就職した人を知っています。
現在は、法務部勤務だそうです。弁理士という仕事に興味がある。とのことですが、具体的にどのような仕事内容に興味があるのでしょうか?企業で働くということを前提としているのであれば、資格を取れば、法務部、知的財産部といったところが、職場になるでしょう。企業内弁理士であれば、場合によっては、海外勤務、ライセンス交渉など、出願業務以外に、幅広い仕事に携わることができるかも知れません。
大きな特許事務所の一員となる場合には、生化学としての専門性を生かせる仕事に専念できると思います。但し、その他の業務(生化学以外の分野の明細書作成や、商標、意匠など)に携わる可能性はなくなります。
ある程度、事務所で経験を積んで、いずれは独立するという道もあります。この場合には、弁理士としての知識に加えて、経営者としての経営能力、営業力など、総合的な能力が必要となります。何より、仕事を取ってくる能力がないと、経営が成り立ちません。また、生化学の専門を生かすとしても、依頼される分野では、生化学の出願はあまり多くはないと思いますし、独立すると、生化学の仕事だけ受けるわけには行かなくなります。
その何れを選択するのか?は、貴方自身の適正を客観的に判断して決めるしかないでしょう。
又、最近の弁理士さんの経歴を見ると、修士号や博士号を取っている方が多い様です。弁理士試験でも、専門科目を選択する上で、有利なる場合もあります(この点は、あまり自信がないので、受験要綱を確認してみてください。)。先に博士号を取った方が良いかも知れませんね。
独立したいという願望は0ではありませんが、今現在は専門性の生かせる特許業務を重視し、これからの進路を決定していこうと考えています。大変参考になりました。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
弁理士の資格を取ってしまうと、その後の進路がほぼ特許事務所に限られてしまいます。
特許事務所というと、自動的に小企業か零細企業になります。なかには大企業の特許部要員として働いている弁理士さんもいますが、それは例外。「どうしても大企業で働きたい」という希望があれば、お勧めできない職業です。
また、弁理士さんは、次から次へと特許事務所相互間を転職する人が大半です。なぜか定着しないのですね。「ひとつの企業で定年まで勤め上げたい」という希望があれば、お勧めできない職業です。
というか、大半の弁理士さんは他の企業の技術職から転職してきた人が大半です。
なお、技術系の知識や経験を一切持たない弁理士さんも多数いらっしゃいます。商標のお仕事でしたら技術の知識は無くてもいいわけです。また、特許のお仕事にしても、技術に明るい非・弁理士の特許事務所職員を部下に付けて仕事をすれば、特に支障はありません。
また、一流大学の修士であれば、在学中に弁理士の資格を取得することも結構簡単です。しかし、特許実務経験の無い弁理士を雇ってくれる特許事務所は少ないでしょう。
ちょっと厳しいことを並べましたが、「そんなの、努力でなんとか打ち破るさ」と自信があれば、ぜひともその道に進んで、立派な弁理士さんになってください。
ありがとうございました。「特許事務所相互間を転職する」とおっしゃっている理由は技術職の専門性を生かせる仕事内容を常に探しているということなのでしょうか?それともお金の問題なのでしょうか?…興味深いです。
No.1
- 回答日時:
特許庁ホームぺージの「特許庁の取組み」の項の「■弁理士試験に関して」が参考の一助になりませんか。
平成13年~17年度の弁理士試験受験者、合格者の職種別、出身校系統別、出身校別などの統計データが載っています。www.jpo.go.jp/indexj.htm
参考URL:http://www.jpo.go.jp/indexj.htm
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