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こんばんは。昔漢文の授業で習った話を思い出せません。もう10年ほど思い出そうとしていますが、どうしても思い出せないので教えてください。

内容は、孔子の弟子がご飯を炊いた話です。弟子がご飯を炊いたところ、壁の土(壁についた炭かも)がご飯の上に落ちてしまいました。弟子はそのご飯をすくいましたが、炊きたてのご飯は1番に孔子に食べてもらうものなのです。

こんな話があったと思うのですが、本当に孔子の話なのかもわからず、この話が何を言おうとするものなのかも思い出せません。どなたかお願いします。

A 回答 (2件)

【呂氏春秋】 巻17 「審分覧・任教」



孔子一行は諸国を巡遊し、陳と蔡の国境にやってきました。
乱世でどこもかしこも荒廃しており、道中すっかり疲れ果てた一行は
山菜などを食べて飢えを凌いでいました。
もう7日間も米粒ひとつ口にできず、やむなく昼間も横になって
空腹をこらえていたのでした。
翌朝、弟子の顔回は農民に懇願して米を恵んでもらうことができました。
そして一行の待つ山中に帰ると、早速火を起こして煮炊き始めました。
やがて、もうすぐ出来上がりという頃、顔回は鍋の蓋を取って手を突っ込み、
御飯をつまんで口に入れました。
高台の大樹の下で横たわりながらその様子を目にした孔子は
不愉快な気分になりましたが、見て見ぬふりをしていました。
さあ、炊き上がりました!
顔回は最初の一膳を孔子の元に運び、
「お召し上がりください。」と差し出しました。
・・・孔子は考えました。
(顔回のやつ、さっきのつまみ食いをどう誤魔化すか、試してやろう。)

孔子 「先程、御先祖様が夢に現れましたよ。
     まず、この炊き立ての白い御飯を神前にお供えしましょう。」

顔回 「そ、それはいけません! 私はうっかり御飯を汚してしまいました。
     実は鍋の蓋を取った時、煤が御飯の上に舞い落ちてしまいました。
     私はすぐにすくい取ったのですが、食物を捨てるのはいけないと
     思い、それを口にしてしまったのです(>_<)」

・・・孔子は深いため息をついて、弟子達に本心を打ち明けました。
    
    「師匠の尊厳を傷付けられたとは何という誤解だったのでしょう。
     自分の目で見たものこそ真実ですが、
     今日のように見たもの全てが真実とは限りません。
     心で善悪を見極めることは何と難しいことでしょう。
     信頼する愛弟子の目も疑ってしまうとは。。。
     苦しい状況の中とはいえ、恥ずかしい限りです。」
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。お礼が遅くなり、申し訳ありません。

そう!この話!あー、すっきりしました(^‐^)嬉しいです。他の孔子の話は覚えていないのに、この話は心に引っかかって、ずっと気になっていました。出典まで教えていただき、感謝感激です。

ありがとうございました。長年のモヤモヤが解消されました。

お礼日時:2005/11/22 23:47

私も、



顔回が孔子のために粥を炊いているとき、天井から粥の上に煤が落ちた。顔回はそれを食べてしまった。

――という話を読んだ覚えがあります。

井上靖の「孔子」だったような気がします。今ちょうど手許に本が無いので確認できないのですが……。

記憶違いだったら申し訳ありません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。お礼が遅くなり、大変申し訳ありません。この話の内容はNo.2の回答者様が教えてくださいました。

「記憶違いだったら申し訳ありません」
いやいや、この話を覚えている方がおられただけでも嬉しいです。あまりに思い出せないため、私は勝手に物語を作ってしまったのかとも思ってました。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/22 23:40

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