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No.2ベストアンサー
- 回答日時:
サイトでも説明しているものがありますが、高校生向けには書かれていない
ようなので、「暗視野照明」についてごく簡単に解説しておきます。
まず、平面鏡を題材にします。部屋は今のところ照明が無く、真っ暗です。
平面鏡を真っ正面からながめます。ライトを左手の方から斜めに当てて鏡を
照明します。このとき反射光は反射の法則「入射角=反射角」の方向、
すなわちこの場合はライトから来た方とは反対の右手の方向へ反射して逃げて
いってしまうので、反射光は直接眼には入ってきません。平面鏡は真っ黒な
ままのはずですね。
でもここで、気を付けて鏡の表面を見てみます。すると、鏡の表面に付いた
チリ・ゴミ・ホコリ・汚れの類は、真っ暗な鏡の面の上でそこだけ光って見える
のに気が付くでしょう。
これが「暗視野照明による観察」です。照明光の元来た方向とはほとんど
無関係に、あらゆる方向に光を散乱(乱反射)するようなものだけが光って
見えるのです。
この例では反射照明の場合で説明しましたが、透過照明でも同じです。
すなわち、平坦な面を真っ直ぐに透過した光が眼に直接入るような角度から
照明光を入れることをせず、直接の透過光が視野角を外れてその外へ逃げて
行くような角度から(つまり、より大きな入射角から)だけ照明光を入れて
やるのです。通常ドーナツのように真ん中が抜けたリング状の照明光束を
使います(No.1さんのご紹介のサイトに図がありますね)。そうすると、
のっぺりした平坦部は暗く見えて、細かいギザギザした構造や非常に
小さな点の集まりのような部分だけが明るく光って見え、細かな構造を
コントラスト良く観察できるようになります。
これが「暗視野照明による観察法」の大きな特徴です。
逆に、普通に照明光が観察対象に当たった後のストレートな透過光や正反射光
を直接観察するモードが「明視野照明による観察法」です。こちらはフツーに
当たり前の観察方法なので分かりますよね。
No.1
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