

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
田圃の場合、
私は、稲刈りをした後、早い時期にそのままトラクターで走ります。(来春までには腐るだろうという感覚です)
隣の人は、わらを集めて堆肥にして、早春にばらまいています。
また、(腐敗促進用かな)JAで肥料を買ってきて、それを蒔いてから、トラクターで走り回る人もいます。
畑にわらをすき込む場合も同じですが、充分に腐敗してから使うよう心がけてください。でないと、土の中でガスが発生して、枯れる原因になります。
夜分の質問に早急にご回答いただきありがとうございます。
質問なのですが、「稲わらのすきこみ」というものは、ってことは、結局は稲わらを堆肥化しているものなのでしょうか?「稲わら」「稲わら堆肥」と区別して記載している文献もあったような気がするのですが・・・。
私は学校での研究でこのようなことを調べているのですが、なんせ机上の研究でして回答者様のような生のお声を聞けるのがとても嬉しいです。
No.6
- 回答日時:
Mo.3です。
>堆厩肥の投入量はなぜ今減っているのでしょうか。それは肥料成分的な問題なのか、それとも調達面・採算面的な問題なのでしょうか。
No.5の方がおっしゃるとおりです。農家は堆肥を投入することが良いことを知っていますし、投入しないのは労働力不足によるところが非常に大きいと思います。しかし、それだけではなく、質問者の方がおっしゃるとおり「肥料成分的な問題」があります。案外、忘れられがちですが大きな問題です。有機質資材であるために、肥効発現までに非常に時間がかかるだけでなく、肥料が効いてほしい時期に効かない、すなわち肥効発現の時期が非常にあいまいという問題です。農家は化肥のように効いてほしいときにバッと効く肥料でなければならないのです。
再度のご回答ありがとうございます。お名前からして、堆肥や肥料についてお詳しそうだと感じられます(^ー^)
やっぱり肥料成分的な問題もあるのですね。いろいろと調べましたが、牛ふん・豚ふんに比べて鶏ふんの方が肥料成分が多く、速効性なようですね。追肥として代替するのは難しいかもしれませんが、基肥として代替するのであれば、適切な量、時期を選択すれば有効になるのではないでしょうか。リサイクルを促進していかなければいけないこのご時世、少しずつでも物を有効利用できたらいいですね。
(全く農業をしていない私の勝手なエゴととれるかもしれませんが・・・。)
No.5
- 回答日時:
#4です。
>堆厩肥の投入量はなぜ今減っているのでしょうか。それは肥料成分的な問題なのか、それとも調達面・採算面的な問題なのでしょうか。
農家は堆肥を入れることが良いことは皆知っています。
しかし、化学肥料に比べ投入量を多くしなければならない、散布機械がない等の労働力の問題が堆厩肥投入が減っている一番の要因でしょう。
畜産農家では堆厩肥が余っているのが実情ですが、稲作農家に労働力・機械がない、畜産農家には代わりに撒いてやる手間がないというのが実情でしょうか。
>稲わらは堆厩肥に比べて肥料的というより土壌改良材としての役割が大きい
堆肥の投入は肥効はもちろん、土壌の団粒構造をつくる、といった効果を期待しています。
また、イネ科の植物(ソルゴーやイタリアンライグラス、稲ワラ含む)を鋤込むことによって、粘土質土壌では透水性の改善、砂地では水持ちの改善が図れます。
これら土壌の物理的改善も鋤込みの大きな効果です。
たびたびのご回答本当にありがとうございます。
労働力の問題ですか・・・。難なく大量の有機質資材を農家に運ばれたとしても、そういう問題のせいでうまいこと有効利用が絶対にできるわけではないんですね。やはり机上での検討ですと量的、採算的に妥当であればOKとなってしまいがちですので、そういう点は無視しがちになってしまいます。肝心なことを気づかせてくれました。本当にありがとうございます。
「環境問題の解決」って簡単に言葉に出来てもほんっと難しいですね・・・
No.4
- 回答日時:
【方法】
稲刈り時にコンバインのワラ排出を「切断」に切り替えます。こうすることによって刈り取られた稲ワラは10~15cm程度に切断され、田圃一面にまき散らされます。
これをその後トラクター等で土と一緒に耕耘すれば「鋤込み」が完了です。
このとき腐熟促進剤として石灰窒素などを一緒に鋤込めば効果的です。
【効果】
・鋤込んだ稲ワラが肥料分として効いてきます。ただし、鋤込んだその年にはまだ分解が充分でなく、逆にワラが腐るときに窒素分が消費されるので翌年の稲の基肥を増やす必要があります。鋤込んで4~5年すると最初に鋤込んだワラが肥料として効いてきますので、それからは徐々に肥料を減らすようにします。
・近年は家畜の堆厩肥の投入量が減り、それに代わる有機物としてワラの鋤込みは有効です。
稲はケイ酸作物といわれるくらいケイ酸分を多く必要とします。ケイ酸を多く施用することによって収量・品質・食味が向上することは明らかになっています。
稲ワラはこのケイ酸を多く含み、これを土に返すことは栽培面からも非常に理にかなったことです。
・稲ワラの処分に困り、火をつけて燃やす人がいますが、鋤込みは煙害を減らすといった面からも環境に優しい技術です。
【弊害】
・稲ワラを鋤込むと、翌年稲を栽培したときに分解に伴い有機酸などの有害ガスが発生し、稲の根を傷めます。こまめな水管理が要求されます。
・代掻きや田植え時にワラが浮いて邪魔になるとの回答もあるようですが、これは「麦ワラ」を鋤込んだ場合の話であって、稲ワラは適正に処理すれば問題ありません。なお、麦ワラは稲ワラよりも分解に多くの時間を要し、先のような問題もあるので農家の方は鋤込みを敬遠する傾向があります。
稲ワラ堆肥は、鋤込むのではなく、ほ場から持ち出し、窒素と水分を加え、シート等で多い発酵させ、いわゆる「堆肥」にしたものです。
完熟のものであれば良質な肥料になります。
ご回答ありがとうございます。また、返事が遅れてしまいまして申し訳ございません。
鋤きこみのその準備段階である放散作業は収穫時に同時に行えてしまうものなのですね。
堆厩肥の投入量はなぜ今減っているのでしょうか。それは肥料成分的な問題なのか、それとも調達面・採算面的な問題なのでしょうか。稲わらは堆厩肥に比べて肥料的というより土壌改良材としての役割が大きいという情報があるのですが。もしご存知でしたら教えてください。
No.3
- 回答日時:
コンバインでの稲刈りは、稲わらを破砕しながら刈ることもできますし、破砕せず束にしながら刈ることも出来ます。
後者の場合、家畜の敷き藁などさまざまに利用できますが、前者の場合は田んぼにそのまま放置されることになります。あとNo.1、2の方のおっしゃるとおり、あるときが来たらそのままトラクターで耕うんし、まさに「すき込み」ます。刈る際に束にして稲わらを水田外に持ち出してもいいのですが、現実的には何枚も水田を持っている農家では大量に稲わらが発生してしまい、利用する先もないので単なるゴミとなってしまいます。ですから、破砕して「すき込む」わけです。
しかし、「すき込み」は単なる稲わらの処理だけでなく、土壌中に有機物を供給する意味もありますので、No.1の方がおっしゃるとおり適切な処置をすれば非常に意義がある作業です。
ちなみに、「すき込み」は水田だけではなくて畑でもおこなわれます。主にイネ科植物(例えばソルガムやトウモロコシ)の(収穫後)残さを破砕し、耕うんすることでまさに土壌への有機物供給をおこないます。
この分野に関しては、土壌肥料学の範疇になります。主に土壌学についての教科書を読めばよく分かります。
ご回答ありがとうございます。また、返事が遅れてしまいまして申し訳ございません。
確かに鋤きこむ作業は、土壌改良としての役割も大きいですよね。稲わらの堆肥物は化学肥料とは肥効がまったく違うみたいですが、いらない残渣物も少なからず何かに使えるわけですから、極力利用して、余ったら燃料の原料に使えたりできたらベストだと思っています。
イネ科植物でも鋤きこみが行われることがあるのは知りませんでした。
No.2
- 回答日時:
「すきこみ」という言葉は違った材料を元の材料と良く混ぜて攪拌することです。
つまり田の土の中にワラを粉砕して入れてしまうことでワラを早く堆肥化することができます。
一方、あなた様の返礼の中にある「ワラ堆肥」はワラ主たる材料にした堆肥です。 土中ではなく青空で腐葉土を作るのと同じようなやり方で作るものです。 そのままでは堆肥化が遅いので「おがくず」や土などを入れて攪拌して発酵させていましたね。
>稲わらを粉砕して田や畑に播くのでしょうか?それとも現物のままでばら撒く感じでしょうか?
トラクター等でワラを粉砕しながら土と混ぜます。 これは一挙両得です。 つまり田の場合は「しろかき」前に「中耕」といって2度程度
土の表土を上下入れ替えるという大事な作業がありますのでその時にワラも「すきこむ」ことができれば効率的ですね。
でも実際の話、あまり堆肥として有効な手段では無いとおもいますね。 つまりこのような単純な作業でワラは完全に堆肥化することはありません。 「しろかき」の時かなりのワラが浮き出していますので、このことからも堆肥化しているのはわずかと推測されます。
どうも堆肥化させるというのは口実で実際はワラを土中に隠しているだけのこととしか思われません。
ご回答ありがとうございます。また、返事が遅れてしまいまして申し訳ございません。
<<つまりこのような単純な作業でワラは完全に堆肥化することはありません。 「しろかき」の時かなりのワラが浮き出していますので、このことからも堆肥化しているのはわずかと推測されます。
やはり余った稲わらをたくさん田に返すことは難しいみたいですね。でも、「物の有効利用」という観点から見れば、別に堆肥化施設を設置して、そこで全量を堆肥化して土の肥やしに用いるのがベストでしょうかね。そうしたら、また採算面で問題になってくるのでしょうけど…。詳しい耕作のご説明もどうもありがとうございました。
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