プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは
大抵の手引きには、苦土石灰・化成肥料・堆肥などを混和して、10日程度放置、とありますね。私は酸度をみながら苦土石灰・消石灰をやったりやらなかったりしてますので、「石灰類をやってない所はすぐ種まきや苗を植えてもいいんだろうか?」などと疑問がおこります。
あらためて、各資料類を土に混和してから、種まき・定植まで放置しておかなければいけない期間を教えてください。
1.消石灰
2.苦土石灰
3.化成肥料
4.有機肥料(化成のような粒々の市販品ですが有機100%のものです)
5.堆肥(雑草を乾燥、寸断、加水、積込みしておいた完熟のものです)
以上、それぞれ個別に種まきや定植するまでの待機日数を教えて下さい。
また、全種は一度に使いませんが肥料(化成か有機どちらか)と堆肥は必ず使い、石灰類は酸度により使用か不使用かです。
いままでは、一度にまいて耕起していましたが、組み合わせの良否もあるとおもいます。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

まず注意しなければならないのは消石灰とアンモニア態の肥料を一緒に散布するとアンモニアガスが発生して植害を起こす事がありますから同時の施肥は避けてください。

最初に消石灰を入れて耕運して7日ほどしてから化成肥料や単肥を入れてください特に硫安は注意が必要です。堆肥と石灰を一緒に入れても差し支えありません。苦土石灰の場合は気にする必要はありません。化成肥料は効き始めるまでに7日ほどかかりますが入れてからすぐに植えても差し支えありません。有機肥料の場合有機質を配合した配合肥料か有機質を発酵させたぼかし肥かで使い方は違いますぼかし肥の場合はすぐに植えても差し支えありませんが配合肥料で特に油かすが多い場合は施肥後に発酵が始まりガスで土壌中の酸素が不足して活着が悪くなる事があります。配合肥料の場合は施肥後10日以上開けて耕運してから定植した方が間違いありません。

この回答への補足

たいへん大変勉強になる詳しいおはなし、ありがとうございました。
ご指摘の通り、袋を見ますと、有機100%の肥料は、油粕が主原料でした。しかも、「強いアルカリ資材と一緒にするとアンモニアガスが発生します」と明記されています。そして、もう一つの有機100%の肥料は(未開封ですが)「ボカシ」と明記されています。ナルホドナルホド、納得です。
再質問その1
「強いアルカリ資材」とは、つまり消石灰のことですね?
一方、有機100%の肥料はいわゆるアンモニア態ではないのですが(これもアンモニア態でしょうか?)、まあ、アンモニアガスがでる。もしくは土壌での発酵により有害ガスがでる。・・・ということでしょうか?
再質問その2
ずうずうしくてすみませんが、ついでに、
1.過リン酸石灰
2.いわゆるヨウリン
3.普通の生のまま米ぬか
につきましても、施用後の放置期間について、お教えください。
大変実用的で勉強になります。よろしくおねがいします。
ありがとうございました。

補足日時:2007/09/23 22:39
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この回答へのお礼

最初のご回答から、適切なご指導をいただいて、ありがとうございました。たいへん勉強になりました。
できましたら、最終のご質問(ご確認)にお答え下さったら、ありがたく存じます。
お世話になりました。

お礼日時:2007/09/27 16:23

カリ肥料のカリ分は硝酸カリで46パーセント塩化カリで60パーセント硫酸カリで50パーセントです。

硝酸カリの場合は他に約16パーセントの窒素分がありますどの肥料でも約坪当たり25グラムのカリ分になります。少し少ないと思うかもしれませんがカリ分は追肥でも良く効きますしあまり多いと生長障害がでやすい肥料分です。

この回答への補足

たいへん長い間、ご親切にお教え下さってありがとうございました。
今回は、カリというこの得体の知れない肥料(今までは実肥とか芋の肥大に役立つとしか知りませんでした)を少し勉強できました。硝酸・硫酸・塩化とズバリ現実的なご説明、いつもながら明快簡潔お見事なお教えでありがとうございます。
最後に、(最初の問題に帰りますが)もう一度、確かめさせてくださいませ。
「まず注意しなければならないのは消石灰とアンモニア態の肥料を一緒に散布するとアンモニアガスが発生して植害を起こす事がありますから同時の施肥は避けてください。最初に消石灰を入れて耕運して7日ほどしてから化成肥料や単肥を入れてください特に硫安は注意が必要です。堆肥と石灰を一緒に入れても差し支えありません。苦土石灰の場合は気にする必要はありません。」
と教えてくださいました。
消石灰は化成肥料・単肥・配合肥料等アンモニア態と反応するので、耕耘後七日間置いて、施肥ですね。
これに対して、苦土石灰は「気にする必要はありません」とのことですので、化成肥料・単肥・配合肥料等アンモニア態と極端な反応はせず、同時に投入耕耘、(肥料がすぐ効き始めないのを承知なら)すぐ播種・定植しても差し支えない、ということですね。
また、同じく苦土石灰と「有機100%の油粕原料の粒状のボカシ処理していない市販肥料」も同様に反応はしないのですね。(ただ、これ自体が地中で発酵を始めるからすぐ作付けすると障害の危険もある)
以上、当面は苦土石灰を常用しますので、再確認いたしたく思います。あなた様以外の指導解説には「苦土石灰の場合も待機期間要る」と言ったカンジも見受けられますが、あなた様のちゃんとした根拠論が信頼されます。
何度もご指導ありがとうございました。感謝申し上げます。
最後に宜しくおねがいします。

補足日時:2007/09/25 10:16
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この回答へのお礼

なんどもご親切に教えて下さってありがとうございました。

お礼日時:2007/09/27 21:57

ぼかし肥の作り方ですが好気性で発酵させる方法とEM菌に代表される嫌気性発酵がありますが私は残念ながらEMぼかしは作ったことはありません。

ぼかしでも作物により作り方は違いますが一般的なぼかしの配合は米ぬか10キロ油かす5キロ蒸製骨粉10キロです材料をよく混ぜて強く握り指の間から水がにじむ程度に湿らせます市販の発酵促進剤や菌類を混ぜて山形に積みむしろを掛けシートで覆います頂上に棒形温度計をさして下さい3日ほどで熱が出てきますから40度以下になるようにします高温になったら切り返しをします乾いているようなら水を加え良く攪拌します。2週間程度発酵させてから良く広げて乾燥させます。良く乾いたら袋に入れ保管します。良く乾燥させないと2次発酵することがありますから注意してください。ぼかしは定植の10日くらい前に入れるのが理想的です。使用量が坪当たり2キロ程度です。カリ分を補給するためにカリ肥料を坪当たり50グラム程度を入れてください。
さつまいもでは米ぬかは坪当たり700グラム程度ですが定植の1月くらい前に入れてください。

この回答への補足

ありがとうございます。
ボカシ肥の作り方は、ちょくちょくネット上で見てきましたが、やはり米ぬかだけでなく、骨粉と油粕の混合なのですね。(前回答の方のお話で「米ぬか単体をボカして、施用できる」というようなニュアンスだったので、俄然、興味をひかれたんですが・・・私の誤解だったかも知れません。)このような本格的なボカシ作りも近い将来やってみたいと思っています。興味津々です。たいへん詳しいご説明ありがとうございました。
さて、ボカシが出来あがったアカツキには(獲らぬタヌキのなんとやらですが)、明確な施用のご説明が付いて、ありがとうございます。その中でカリ分の補充のご説明ありがたいのですが、「カリ分を補給するためにカリ肥料を坪当たり50グラム程度を入れてください。」という50グラムは、どういう濃度(含有率)で50グラムなのでしょうか?(よくしりませんのでスイマセン)まあ普通のものだったら、同じような濃度なのですか?私の家には「硝酸カリ」と「塩化カリ」があります。(濃度の表示は・・・あるかどうか見てません)草木灰なら一例として14%ぐらいだそうですので、この50グラムの基準から草木灰利用の夢もあります。(タキギの風呂なので、タダで灰ができます)
  さつまいもの米ぬか施用要領、たいへんありがたいです。来年はぜひやってみます。
  すみませんが、カリ50グラムの濃度のご説明、お願いします。
ありがとうございました。

補足日時:2007/09/24 22:25
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皆様がほとんどのことを書いておりますので補足です。


既に述べられていることのまとめです。
まず、土壌の種類とどのような作物(野菜等)を植えると言う情報がありません。使用場所は日本(温帯)と思って良いのですか?
農業専業でするのか、趣味のキッチンガーデンをなさるのか?
この件を明確にするともっと具体的なお話になると思います。
ひとつの例として、
(1)Ca:消石灰と生石灰は通常後者が取り扱いが難しいので前者を使う。
(2)化成肥料は価格が高いがNPKの比率が書いてあるので便利であるし 小面積なら元肥及び追肥でその土壌や作物によって変えることができ る。
(3)P2H5:過燐酸石灰は、即効性であるが火山灰土壌(例えば関東ロ ーム、クロ ボク土壌)では燐酸とくっついて不可給態燐酸になるの で、燐酸吸収 係数を測定して施肥量を決める。溶燐は叙放性でこれ があまり無い。
(4)N:一般的に尿素が使われる。
私の牧草の分野(熱帯地方ではあるが)では、肥料も種も散播が基本。石灰散布と元肥は、播種1ヶ月前の整地・耕起作業の前。追肥は発芽・出芽して定着が確認された時(播種後60-90日後)、イネ科は尿素か化成肥料、マメ科は燐酸肥料を追肥するのが一般的である。
どうもまとまらず、すいません。
情報は山ほど皆さんからいただいたので、自分で3つほどの条件を設定して試しに植えてその生育状態や収量で判断して試行錯誤で実施していくのが現実的です。
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この回答へのお礼

総括的なお話をいただいて、ありがとうございました。
私の質問が具体的でなく、すみませんでした。
三畝ほどの家庭菜園のはなしです。
場所は四国徳島ですので、火山灰土問題はないです。
2~3年前から一年生として勉強して、野菜作りをしています。
今年からやっと、野菜別に適量を計算計量して、施肥できるようになりました。今回のみなさまからのご指導で、また施肥の技術が一歩前進できるように思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/24 22:43

2番の方が答えているので、重複するところもあるでしょう。



>市販肥料(油粕主原料でボカシではありません)+刈草の完熟堆肥
肥料や堆肥を屋外で1年間雨ざらしで放置した後ならば、即植えつけ可能。
放置していないのであれば、みはっこうの可能性が大きいので、半年かん放置。再度かき混ぜてから作付け。
失敗覚悟ならば適当に植えてください。

>苦土石灰+有機100%の市販肥料(油粕主原料でボカシではありません)+刈草の完熟
石灰をまいたらば安定するまで最低1-2週間放置。
Phが中性にならないと、アンモニアが飛んで根が腐ります。
混ぜて巻いたようなので、1ヶ月くらい放置してアンモニアが飛んで、安定してから、かき混ぜて植えてください。

堆肥で、すぐに植えたいときには、21-12cm掘って、12cmまで戻し、堆肥を1-3cm入れて、1-3cm土をかぶせて、この上に通常の作付けを行います。
未発行の生の「有機肥料」場合には、かき混ぜたらば、春まで放置して、地面が溶けてきた頃にもう一度かき混ぜてください。
運良く虫が生育していたら、そのまま作付け可能です。
「半年の放置」は、この期間に「虫が食べて分解する」ことを前提としています。虫が食べられないような状態ではうまく行きません。
(過去の回答で、米ぬかに関しての内容参照)。

「完熟有機肥料」という言葉が良く使われますが、多くの場合1次発酵が終わった程度で未発行な状態です。
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この回答へのお礼

いろいろとご親切にありがとうございました。
各種のものには相当の地中での分解?期間が必要なものなのですね。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/24 22:02

NO2です強いアルカリ資材には主に消石灰、と生石灰があります消石灰は主成分が水酸化カルシウムです生石灰は酸化カルシウムが成分です生石灰の方が酸性を矯正する力が強く消石灰より少量で矯正できますし作物への吸収性にも優れていますが取り扱いが難しく家庭菜園程度ではかえって使いにくいです。

保管にも注意が必要で水分と反応して発熱して火災になることがあり危険物に指定されています。
配合肥料と強いアルカリを使うとアンモニアガスが発生するのは原料に硫安が使われているときとリン酸分を保証するためにリン酸アンモニウムが含まれていることが考えられます。どちらも比較的やすい配合肥料に含まれていることが多いです。高価な配合肥料はリン酸分に骨粉が使われます。
過リン酸石灰は施肥後すぐに定植しても差し仕えありませんが火山灰土ではリン酸分が効かなくなることがあります。溶性燐肥は比較的に遅効性ですできれば定植の1ヶ月位前に入れた方が良く効きますが直前でも全く害がありません。火山灰土でもリン酸分が良く効きます。
米ぬかは生で使うよりなるべくぼかしにした方が良いと思います。米ぬかを湿らせてから発酵させてから使います。サツマイモの場合はそのまま使っても差し支えありません。

この回答への補足

お世話になっています。
消石灰、生石灰、過リン酸石灰、ヨウリンのご説明や待機期間を詳しくお教え下さって、ありがとうございます。それぞれの理由も教えてくださいますので、大変納得がいきまして、勉強になります。
ありがとうございます。
さて、米ヌカにつきましてご指導がありましたので、大変興味があります。私は刈り草を堆肥にする時に、まじないのように(チッソを少しでも供給する、発熱をうながすってなつもりで)米ぬかをパラパラ混ぜながら水をしみ込まして積み込んでいます。これって、まぁ、いわばボカシにしていたんですね。(チッソ分は菌にうばわれるにしても、リンサン分は堆肥として良い形で畑にはいるのですね。よかったよかった。(笑)
さて、他方、おっしゃるように、米ぬかだけをやる時には、普通にまぁまぁ湿らして(ご質問その1 この度合いもムズカシイでしょうがどの位でしょうか)放置して、発酵させるのですね。(ご質問2 好気的でしょうね。密閉でなく。)
そして、今年始めてさつまいも鳴門金時を植えました。50本位です。ツルボケを恐れて、堆肥・草木灰・薫炭(もみがら)だけ施して植えました。本格的に掘っていませんが、まあまあ出来ているようです。(ご質問その3 さつまいもにだけは、米ぬかをそのまま利用できるとのこと。大変興味あります。具体的な施用方法、施用量めやす、ぜひ、お教えくださいませ。
なんども、再質問して大変恐縮です。つぎつぎに勉強になりますので、どうか、お教えくださいますよう、お願いします。
ありがとうございました。

補足日時:2007/09/24 17:05
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この回答へのお礼

いろいろと役立つ知識をお教えくださって、ありがとうございました。つぎつぎと質問してしまって、恐縮です。
お礼を申し上げると、回答を頂くのが締め切られるようなので、遅くなってしまいました。(私はこの相談室のシステムがまだよく分かっていません)
最後におねがいした質問は(苦土石灰についてのの再確認のことです)私が知らず知らずのうちに締め切ってしまったようです。
またあらためて、私が質問致しました時にはどうか(しつこいようでスミマセン)お教えください。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/27 21:55

使い方は???。


肥料をまいて、
すぐ植える場合の巻き方と
しばらく放置してから植える場合のまきかた
があります。
どちらを使っているのでしょうか。

土と肥料を混ぜる場合には、後者のまきかたになりますので、早い場合でも1週間、長いときには半年以上(ヨーロッパでは1年)放置します。
これは、肥料と土壌の関係です。

この回答への補足

ご質問ありがとうございます。
私の質問がわかりにくくて、すみません。
実際の問題を申し上げますと・・・、
1.有機100%の市販肥料(油粕主原料でボカシではありません)+刈草の完熟堆肥
を同時に畑に撒いて、耕起したウネと、
2.苦土石灰+有機100%の市販肥料(油粕主原料でボカシではありません)+刈草の完熟堆肥
を同時に畑に撒いて、耕起したウネがあります。
1.の方にはすぐにでもまきたい種があるのですが、問題があるのでしょうか?
2.の方は、セルトレイで育苗中なので定植までには自然と10日以上後になります。
そういうことから、はたして、どの資材がどういう理由でどれだけの放置期間(種をまくまたは苗を植えるまでの)が必要なのかを、詳しくしりたいのです。
よろしくおねがいします。

補足日時:2007/09/23 22:33
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この回答へのお礼

この相談室ははじめてですので、よく仕組みがわからないでいます。
お礼が遅くなって失礼しました。
質問がオソマツなもので、かえってご迷惑をかけました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/27 22:00

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