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授業で夏目漱石のこころを読みました。
その中で、「黒い光が照らした」という文があったのですが、
黒い光というのはどんなものですか?
イメージできません。

友達に聞くとスポットライトの明るいとこと暗いとこの
逆バージョンみたいなもんだと言われましたが、
黒いのなら陰だと思うんですけど…。

もしかして、虹のように光には黒もあるのですか??

A 回答 (6件)

これは、主人公である「先生」が友人Kの自殺を発見した時の感想ですね。


「もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄く照らしました。」という前後の文脈を含めると解釈しやすいと思います。

つまり未来を照らす光です。
よく「明るい未来」とかいいますが、未来に色が付いているわけではありません。
ここでいう「光」は、未来に対する「見通し」という意味で使われているように思われます。
そういう観点から考えると、「黒い光」という言葉は「未来の見通しが全く立たない」という絶望感の比喩として表現されれているような気がします。
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この回答へのお礼

「こころ」を読んだことがあるんですね。あの自殺のシーンは私にとってもかなり衝撃的でした。
未来の見通しが全く立たないという先生の気持はわかる気もします。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 00:13

現実に黒い光なんてありえないことは良く承知しておりますが、私は黒い光と言うイメージを持っています。


スポットライトをイメージしてください。スポットライトの当たるところだけがくっきりと照らし出されますね。
そのスポットライトの当たったところだけが逆に真っ暗になって何も見えなくなるようなスポットライト(ライトではありませんね。闇を放射する器具とでも言いましょうか)が、存在するとしたら、そこからの放射されるものが「黒い光」です。
現実にはありえないことなのでしょうけれど、感覚的にはあってもおかしくないどころか、何故存在しないんだろう?誰か発明してくれないかなあ!と感じます。
参考になりますでしょうか。
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この回答へのお礼

光のようにのびた線が、そこだけ真っ黒だったらそれは確かに黒い光になりますね。そんな器械があったら舞台などで使えそうですし、発明されたら大発見ですよ!回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 00:17

>黒いのなら陰だと思うんですけど…。


そこがこの表現の肝です。
つまり光に対して陰ができる、という状態ではなく、まさにお友達が仰るようにそこだけ陰になるような。
光と陰という相対的な物を考えるのではなく、「光りが照らす」状態の陰画としての「黒い光が照らす」だと思います。
ほら、画像表現で白黒反転した写真とかあるでしょう。あれのもっと極端な感じ。そこだけまっくらになるような・・・

ちなみに物理的には光が当たって暗くなるというのはありえません。暗い、というのはエネルギーが低いことで、光が当たるとエネルギーは増加しますから。
見えない(目の能力上感じられない)光は赤外線や紫外線やγ線やX線がありますが・・・・これらの光を当てたときにも物理的には「明るく」なっています。目以外の適当な観測装置を使えば、「明るく」なっているのが観察できます。というわけで黒い光はありません。虹は光の屈折が生み出す現象なので比喩としてならともかく、黒い虹という現象も本来ありません。
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この回答へのお礼

白黒反転した写真は確かにイメージしやすいです。光に黒い色は存在しないんですね。でも黒い虹があったら面白そうだなと思いました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/23 00:09

その小説は読んでないけど


開高健の小説に「輝ける闇」というのがあるよね。
ベトナム戦争に記者として従軍し、攻撃にあって200人ほどの部隊が壊滅して、生き残ったという実体験を描いたやつ。
スタンリーキューブリックの映画には「アイズ ワイド シャット」(目を広く閉じる)というのがある。
作者は、そう表現するしかないというようなイメージを持っていると思うのですが、言葉遊び的な部分は絶対あると思う。なにかな?と思い、いろいろ想像しますからね。

漱石の場合は「なんか得体の知れない悪意に自分がつつまれた」というような比喩なのかな?
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この回答へのお礼

「輝ける闇」というのもまたありえない表現ですよね。言葉遊びと言われると、なんだかおもしろくも感じます。
「黒い光」の説明がちょっと不十分でした。すみません。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/23 00:02

物理的には、黒とは何も光が当たらないもの、何の光も発さないものを言いますので、黒い光というものはあり得ないものの一つです。



しかし、これは文学上の表現ですから、物質的な理解ではなく、感覚的な理解の必要な場面でしょう。
今までスポットライトの当たっていたところが、急に何の光もなくなったという感覚でどうでしょうか。
文章の前後がわからないので見当はずれかもしれませんが。
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この回答へのお礼

物質的に考えるのではなく、感覚的にとらえるんですね。なるほど。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/22 23:58

小学校の授業ですか?


それは、ブラックライトなる製品も、そこらじゅうにありますけど……ぜんぜん話が違います。
漱石先生の場合は、高度な比喩表現みたいなものです。
「黒い光」って、なんなんだろう?
と、読み手の想像力を掻き立てるっていう目的とか意味とかですよ。
誰かに聞いて済ませなさい、ということで「こころ」を書いたとは思えません。
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この回答へのお礼

つまりは黒い光は無いということなんですね。比喩って難しいです。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/22 23:35

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