A 回答 (36件中31~36件)
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No.6
- 回答日時:
人類の知能が発達しすぎて、複雑な社会になっているが故の質問かと思います。
社会の構造を究極にシンプルに考えてみれば、おのずと答えは出てきます。
エサをとろうとしない生き物は死んでいきます。
「エサ=権利」であり、「エサをとる行動=義務」です。
鳥類・哺乳類などの高等動物になると、小さいうちは親がエサを与えてくれます。
しかし、ある程度大きくなれば、親は死んでしまうか、親離れして自分でエサをとる必要が出てきます。
人間は文明の発達の段階で、「直接的にエサを生産する担当」と「それ以外の価値を生み出す担当」を作り出しました。
「それ以外の価値」も究極的には「エサ」に換えるためのものです。
乱暴かもしれませんが、私は自分の「権利」をこう考えています。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
でも、現在の日本では親がいなくても育つことは問題なく可能です。たとえ、生後数時間で捨てられても、誰かがすぐ見つけてくれればぜんぜん問題ないでしょう。自分でエサを取れるようになるまで国が後見的に育ててくれます。
となると、エサをとろうとしない生き物でも生きてゆけます。ご指摘の前提は現状と合わないのではないでしょうか。前提自体が現在の事情とはあっていないので再構築する必要があるかと思います。人間が発達しすぎたのでなくて社会が発達しすぎたのかもしれませんね!
自分の書いた補足を読むと、回答者さんを一方的に批判しているようによめてしまったので補足します。
書き方がなんかきついような気がしたので、お詫びします。そういう気持ちはありません。
ご回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
「権利」というものは無条件に行使できるものではなくて、
それを行使できることを実際に保障してくれるのは社会なわけです。
ですから、権利を行使するには社会に属している必要があるわけです。
社会に属していると見なされるためには、
その社会のルールを守って暮らしていかなければいけません。
「義務を果たす」というのは、この「社会のルールを守る」ということを
意味しているのです。
くだけた形で言えば、仲間内でお互いを助け合っているうちは
自分が困ったときに仲間が助けてくれるけれども、
そのような仲間に入らず、人を助けたりしない人は、
困っているときにもなかなか人は助けてくれないということです。
「ふだんから仲間を助ける」ということが「義務」にあたり、
その見返りとして、「自分が困ったときに助けてもらえる」という
「権利」を享受できるわけです。
これが仲間内などの小さな集まりでなく、もっと大きな社会になったとしても
根本は同じです。
社会の利益となることを「義務」として普段から実践していれば、
その見返りとして「権利」を主張できるということなのです。
逆に、反社会的な行動(例えば殺人)を行った人は、
その分だけ権利を抑制される(刑務所内に拘束される)わけです。
この回答への補足
「義務」を果たしたくても果たせない人が、「権利」を主張できなくなってしまうのではないでしょうか?
たとえば、生まれつき寝たきりの人です。
憲法が国民に義務を果たしている一方、福祉によって最低限の生活を保障しています。寝たきりの人は、義務が果たせません(なにもしなくても果たせるかも?そこで「義務」の正体が良くわかりません...)とすると、義務を果たせなくても権利は主張できることになります。それとも、このような人は権利義務の範囲外でしょうか?国民である限りは、権利義務の範囲から逃れることはできないように思います。それとも、寝たきりの人は権利義務の対象だけど、温情主義的に権利だけが保障されているのでしょうか。でも、「義務」を果たしていないとはどうも思えません。しかしその「義務」が何か不明です…困っています…
No.4
- 回答日時:
権利と義務のわかりやすい例の一つが納税と行政サービスの利用です。
納税をしないでいろいろの事業をするための税金は集まりませんので、ゴミ収集も、水道の整備も、義務教育の実施もできないと思います。
では、納税できない人がそれらを受けられるかというと、社会的弱者の人は、納税できない状況なら、生きるためにそれらを受ける権利はあります。しかし、支払わなければいけないのを一時的に免除されている状態ですので、収入が入ってくれば、それに見合う納税の義務が生じます。
卵が先か、鶏が先かに似ていますが、税金なしに、行政の事業は行えませんので、不足すると国や地方が債券を発行して不足分を補いますが、それを負担するのは国民ですし、税金によって先延ばしされた支払いを負担する義務が発生しているのです。
勤労の義務も、勤労できる人が自分の意志で遊んでいて、収入がない場合にまで生活の面倒をみる義務が国や地方にはないので、すべての財産がなくなり、仕事に就けない状態になるまで生活保護を受ける権利がありません。
言葉遊びみたいですが、社会が義務としてしなくてはいけないことをできないならば、その国は安心して生活できる状態ではないので、毎日を生きるのにも苦労すると思います。納税なしに、収入がない状態で、国が何か事業を起こすのは困難ですので、日本が貧しい国に経済援助するみたいなことをしてくれる第3国がなければ、行政サービスを受ける権利を行使するためには、納税の義務を果たさなければ、その状況が崩壊するということです。
納税の義務を果たすには、勤労の義務を果たさないと収入が普通はありませんし、教育を受けさせる義務を果たさないと、社会が発展するための人材を育てることができないので、仕事に就けない、収入が少なく納税ができないの悪循環に陥ります。
義務はしてもらわないと国が成り立たない、基礎に関わる問題ですので、義務を果たさない人ばかりだと、いつかは権利を主張できなくなるというのが理屈では正しいかも知れません。
原始社会では、他人に何かを期待できるのは非常に少なかったかも知れませんが、現代社会では、税金を集め、それを使っていろいろの行政サービスを受けることができるので、すべて自給自足では無く生活ができるのだと思います。自給自足の状況、無人島に自分だけ生活している状況では、義務も無ければ、権利もありません。生きるためには、何かしたければ、すべて自分でするしかないし、誰も守ってくれません。
この回答への補足
屁理屈ですが、生まれながらに一生寝たきりの人はどうでしょうか。
「義務」を果たす見込みはありません。しかし、「権利」を主張する権利はないとは誰も言わないでしょう。
寝たきりだからといって国民としての「義務」を果たしていないとはいえないように思うのですが(やっぱり果たしていないと認めるべきでしょうか)。そこで「義務」の内容が不明確に思えてしまいます。
No.3
- 回答日時:
「義務」という言葉が難しければ、「対価」「すべきこと」という言葉に置き換えてみてください。
例えば、物を買うには、お金を払います。これは、物を得る権利をお金を払うという義務を行っています。
ここで、なぜわざわざ義務という言葉を使うかということを考えたとき、辞書的な意味合いもあるでしょうが、「義務」という言葉には、道徳的な、本人の意思が含まれるという側面があるからだと思います。つまり、本人が人道的に矛盾を感じなければ、守らなくてもいいという部分があるからだと思います。(物を買うのにお金は絶対払わなくてはならないので、これは「対価」となります。)
また、「権利」とは、行使と同時に他人もしくは、自分に対して重大な責任をおうことが多々あります。そのためにも、「義務」という重い言葉が使われているものだと思います。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
「義務」に道徳的な意味が含まれていて、守らなくてもいいという部分があるとすれば、生まれてから一生寝たきりの人が、「権利」を主張することも、「義務」をぜんぜん果たしていないといえるのだろうかという疑問も納得できました!
No.2
- 回答日時:
義務や権利は何から与えられるのでしょうか?
それは社会や組織といった、自らの所属するコミュニティからですね。
では、「そこに所属する条件」とは何でしょう?
まず社会や組織に所属する権利を得る為に義務を果たさなければなりません。
そして義務を果たしているからこそ、その社会や組織の一員と認められ、権利を与えられます。
義務を果たさなければ、その社会や組織に属する事が認められず、当然権利を与えてもらうことは出来ません。
砕けた言い方をしてしまえば、「ルールを守らないヤツは仲間に入れてあげないよ」といった所でしょうか。
世界に生物が自分一人だけであれば、義務も権利も、そういった概念すらも生まれなかったでしょう。
義務も権利も集団から与えられるものであり、義務とは集団に認められる為の条件と、俺は考えています。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
この質問は、日本国憲法第三章の国民の権利を考えているときに思いつきました。
会社など比較的閉じたコミュニティなら「義務」が明確なのですが、もっと大きなコミュニティを考えたときに「義務」が不明確になる気がします。
たとえば、国家で考えたら国民の義務は納税とかいろいろあったとおもうのですが、納税していない子供も国民です(親が変わりに義務を果たしているということでしょうか?)。また、生まれつき寝たきりなら義務は果たせないのではないでしょうか?
しかし、そのような人に権利を与えないのは明らかに間違っています。(権利義務関係の範囲外として捉えるべきでしょうか?)
こんなわけで、もともとは憲法が言う「義務」が何なのかということからこの質問は出発しました。
No.1
- 回答日時:
いわゆるgive&takeだと思います。
例えば、会社で言えば、
「仕事をする」その対価として「給料をもらう」
だと思いますので、
単純にたくさん欲しいと言うだけでは駄目と言うことだと思います。
ただ、僕も疑問に思っているのは、
「権利を主張する前に義務を果たせ」と言われることです。
僕は、権利と義務は同時に発生するものと考えていますので、「前」ではなく、「同時に」だと思うのですが。
義務を果たして(完了して)初めて主張すると言うよりは、義務を果たしつつ(途中で)主張して良いものと思っています。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
確かに『権利を主張する「前」に義務を果たせ』というふうに、「前」という言葉がなくても、前に果たさないといけないような気がします。
でも、一般的に権利だけ持っていかれる可能性が高いから「前」に果されるべきであって、例えばサラ金とかのように後でも取り戻せることが高い可能性で望めれば時期を問う人もいないのではないかと私は思います。
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