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- 回答日時:
ご質問の「ジメチルアニリン」は「N,N-ジメチルアニリン」ということを前提に
説明させて戴きます。
(「2,6-ジメチルアニリン」等、ベンゼン環がメチル基置換された化合物も
あり得ますので)
アミノ基(アルキル置換したものを含む。但し、四級アンモニウムは除く)は、
窒素原子上の孤立電子対がベンゼン環に対して電子供与する形で
共鳴に関与します。
このため、N,N-ジメチルアニリンについては、オルト位とパラ位に負電荷を
帯びた形の構造式を描けます。
従って、N,N-ジメチルアニリンは求電子試薬とはオルト・パラ配向で
反応することになります。
一方、ジアゾニウムイオンは正電荷を帯びているため求電子試薬として
働きます。
ただ、アリール基はΠ電子を持った大きな置換基なので、結果的に、
他の置換基との立体障害が小さいパラ位と優先的に反応する、
ということだったと思います。
*なお、ジアゾカップリングは「付加」ではなく「置換」です。
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